売上UPに欠かせない!チェックポイント大公開|あなたは全部できていますか?
Yahoo!ショッピングで売上をアップさせるための基本をどのくらい実践できていますか?今までの経験から「なんとなく」で運営してしまっていませんか?
売上をアップのための基本を理由も含めてしっかりと理解しておくと、これまで読んでもわからなかったノウハウが徐々にわかってくるようになります。
さらに、覚えたコツを応用して新たな施策を思いつくことも増えてくるかもしれません。
今回は、特別な技術がなくてもすぐに実践でき、扱う商材を問わない、売上UPのために行うべき基本設定のポイントを解説していきます。
目次
売上をUPさせるための重要な3つの基本設定
Yahoo!ショッピングで売上を上げるためには、商品の基本設定が最も重要です。
重要な3つの基本設定は以下のとおりです。
- 商品画像
- 商品情報
- カテゴリの設定
それぞれの役割とポイントについて説明していきます。
1.商品画像
商品画像で確認するべきポイントは、以下のとおりです。
- 商品が並んだ時に、商品のイメージや特徴がわかりやすく表現されているか
- 商品の詳細画像が充実しているか
お客様にとっては商品の説明文から得られる情報量より画像から得られる情報量の方が圧倒的に多く、また信用されやすいという特徴があります。
商品画像の良しあしはクリック課金型広告「アイテムマッチ」の効果にも影響するので、魅力的でわかりやすい商品画像を作成していきましょう。
▶アイテムマッチについて詳しくはこちら
魅力的でわかりやすい商品画像作成のコツ
魅力的でわかりやすい商品画像を作成するには、主に下記の点を注意して撮影や編集を行ってみてください。
①商品の全体像が見えていること
衣料品や靴などは全体像まで確認しないと着用イメージがなかなかわきにくいものです。アパレルであれば着用イメージも入れましょう。
全てのアングルを1枚で収めることは難しいので、違う角度からも撮影するなど、詳細画像も豊富に用意すると購入しやすくなります。仕入れ先から宣材写真を提供されている場合はそれを基準に画像を選定してみてください。
②ピントやアングルをしっかり商品に合わせること
生活家電や家具などについて、キッチンやリビングに配置した商品が部屋に溶け込んでしまい、注目させたい部分がぼやけてしまうことがあります。
この場合は、商品にピントをフォーカスさせて撮影したり、商品を中央に据えたりすることである程度改善されます。
また、背景が白で商品が単体で写っている画像も用意しておくとよいでしょう。
③目立つ構図で撮影すること
最も有名で簡単な構図は「日の丸構図」です。国旗における日の丸のように、被写体を画像の中央に配置する構図のことを指します。
④メインの商品画像は背景を白にすること
商品を一番目立たせるには背景が白であることが望ましいです。さらに商品を着用したり設置したりしたときのイメージを補完するように背景のある画像を加えておくとベターです。
⑤商材の特徴に合わせて撮影すること
商品カテゴリーによって強調すべき部分が若干異なります。
以下の記事で衣料品、靴、生活家電、家具などのより細かい撮影のコツを詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
⑤商品画像内に適度なキャッチコピーを入れること
また、商品画像には「送料無料」や「ポイント○倍」、「SALE」や「在庫わずか」、「サイズ表記」「カラーリング」などの情報を入れておくと訴求力が増します。
商品画像の作成には、店舗運営サポートサービスB-Spaceのらくらく画像制作ツール「GAZN(ガゾーン)」が役に立ちます。
豊富なテンプレートの中からお好みの素材を選んで配置するだけで、すぐにわかりやすく魅力的な商品画像が完成します。
商品画像の作成に苦戦されているストア様はぜひ試してみてください。
▶GAZN(ガゾーン)について詳しくはこちら
2.商品情報
商品画像が「第一印象」であり「顔」だとすれば、商品情報は「自己紹介」といえます。この商品情報も、売上を左右する大きなポイントです。
商品情報で確認するべきポイントは、以下のとおりです。
- 商品の魅力をわかりやすく伝えているかどうか
- 検索で表示されるような文言は入っているか
商品情報は、商品ページで画像の次に表示されるテキストエリアです。検索にも影響がある部分ですので記載すべき文言が入っているか必ず確認しましょう。
商品情報の仕様
商品情報は「全角500文字」まで入力可能です。商品名が全角75文字、キャッチコピーが全角30文字までしか入力できないため、より多くの情報を記載できます。
商品情報に入れるべき内容
ネットショッピングは対面販売ではないので、商品ページにできるだけ詳しい説明を漏れなく記載しておく必要があります。
商品情報の記載項目は以下のとおりです。
【全商品共通】
- 商品の一般的な販売名称
- 商品の正式名称、製品名
【非食品系の場合】
- メーカー、ブランド
- 素材
- 品番
- サイズ、重量
- スペック、色
- 付属品
- 製造国
- 保証について
※商材によって不要な項目もあります。
【食品系の場合】
- 容量
- 保存方法
- 賞味期限
- 原材料
- 調理方法
- 原産地
スペックは家電やパソコン・周辺機器には特に重要です。また、スマートフォンやタブレットなどは型番/ISBN/世代も重要です。
商品情報の記載項目について詳しくは以下のページをご参照ください。
▶売上アップの秘訣!ストア構築で押さえておくべきチェックポイント(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
商品情報はYahoo!ショッピング内のSEOに影響する
「SEO」とは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」です。Yahoo!ショッピングにおけるSEOとは、Yahoo!ショッピングの検索結果でより上位に表示されるように行う施策です。
商品が上位に表示されることでより多くの遷移(お客様がクリックし、商品ページに移動する)が期待でき、購買率にも影響を与えます。
そのため、どのような検索キーワードでの流入が多いかを確認し、商品名、商品説明に加えておきましょう。
▶検索流入を確認する(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
また、Yahoo!ショッピングでの関連検索ワードも確認し、関連ワードも商品名や商品情報に入れておくと良いでしょう。
3.カテゴリの設定
「カテゴリリスト」とは、Yahoo!ショッピングの「カテゴリから探す」のカテゴリ一覧ページです。
商品情報に適切なカテゴリ設定が出来ていないと、このカテゴリリストやランキングに商品が表示されません。
カテゴリ設定で確認するポイントは、以下のとおりです。
- 商品がYahoo!ショッピングが定めたカテゴリに紐づけされているか
このカテゴリ設定が適切かをもう一度確認しておきましょう。
商品に合ったカテゴリを選択する
商品情報には、プロダクトカテゴリという、Yahoo!ショッピングが定めたカテゴリを設定しておきましょう。
ストアクリエイターPro>ストア構築>ページ編集から商品を選んで、編集>基本情報>プロダクトカテゴリを設定より設定します。
プロダクトカテゴリの設定方法は以下のヘルプページをご参照ください。
▶基本情報(3)カテゴリ・コード・スペック(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
カテゴリが適切に紐づいていないと、商品ページにたどり着けないばかりか、クリックもされなくなります。
売上UPのためには、適切な場所で露出されるための設定がされているかどうか今一度確認しておきましょう。
ストアカテゴリページでさらに選びやすく
プロダクトカテゴリの設定とは別に、自社ストア内でも登録した商品を選びやすいようにカテゴリを設定し、「カテゴリページ」を使って商品を分けて表示することができます。
▶カテゴリページの編集 カテゴリページの構造(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
新ストアデザインでは上部のナビゲーション部分とサイドナビ部分にストアで設定したカテゴリ(ストアカテゴリ/手動カテゴリ)が表示できます。
カテゴリ分けの切り口の例を以下に挙げています。
■カテゴリ分けの主な切り口(例)
- 商品分類
- ブランド・メーカー
- 購入動機
■カテゴリ分けのさらに細かい切り口(例)
- 用途:「ご自宅用」「進物用」「訳あり」「業務用」など
- 容量:「おひとりさま用」「大容量」「まとめ買い」など
- 利用者レベル:「プロ仕様」「初心者向け」など
- 年齢別:「シニア向け」「お子様向け」「新生児用」「ティーン向け」など
- 性別:「メンズ」「レディース」など
- サイズ別:「大きいサイズ」「小さいサイズ」など
- 価格帯別:「1,000円以下」「2,000~3,000円」「1万円均一」など
カテゴリリストの表示・設定に関しては以下のページをご参照ください。
▶表示させるメニューを設定する|新ストアデザイン(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
まとめ
今回解説したポイントは基本を改めておさらいしたものになります。
基本設定は広告や検索などあらゆる販売促進部分につながる重要な部分なので、しっかりその仕組みを理解して、丁寧に設定していきましょう。
以下にチェックポイントをまとめました。チェック項目が出来ているか確認してみてください。
1.商品画像 | チェック |
・商品が並んだ時に、商品のイメージや特徴がわかりやすく表現されているか | ☐ |
・商品の全体像が見えているか | ☐ |
・ピントやアングルが合っているか | ☐ |
・商品が目立つように撮影されているか | ☐ |
・余計な背景が移っていないか | ☐ |
・商品画像内に適度なキャッチコピーが入っているか | ☐ |
・商品の詳細画像が充実しているか | ☐ |
2.商品情報 | |
・商品の魅力をわかりやすく伝えているかどうか | ☐ |
・商品の一般的な販売名称、正式名称、製品名は入っているか | ☐ |
・商品の購入に必要な詳細情報に漏れはないか | ☐ |
・検索で表示されるような文言は入っているか | ☐ |
3.カテゴリの設定 | |
・商品がYahoo!ショッピングが定めたカテゴリに紐づけされているか(プロダクトカテゴリの設定がされているか) | ☐ |
特に検索や広告表示に影響する「カテゴリの設定」「商品情報」は重要なポイントです。広告(アイテムマッチ)においては「商品画像の良し悪し」も効果に影響します。
基本をしっかり押さえつつ、土台を構築することが売上UPにつながりますので、これを機会にぜひ自社ストアの設定を見直してみてください。