もう迷わない！入札は出品商品の50％以上が◎｜広告運用成功ストアの実績公開
ネットショップ運営において集客対策に不可欠な広告ですが、「自分たちは広告をうまく使えてるんだろうか？」「この使い方ってあってるの？」と不安に思うことはないでしょうか。
今のストアの実績規模や目標売上を考えた場合に、適切な広告予算、適切な入札商品数や入札価格が知りたいですよね。
月商100万円のストアがどんな広告運用をしているのか、皆さん興味があるかと思います。
そこで今回は、広告運用に成功しているお店の実績から、運用の基準とノウハウを洗い出し、何をすればいいかについて解説します。
自分たちも月商100万円を目指して、広告運用をどう行っていくか一緒に考えていきましょう！
■この記事のポイント
- ストアの売上目標達成のためには、必要な集客数に応じて広告予算の設定が重要
- 広告予算に対する広告利用金額が80%以上のストア＝広告できちんと集客ができているストア
- 広告を使ってうまく集客ができているストアの入札商品設定率は50%以上
- 月商100万円以上のストアでは入札商品設定率は60%
Yさん、私のお店って広告でしっかり集客できてるんでしょうか？
広告の使い方や効果に自信がなくて・・・
広告でしっかりお客様が集められているかどうかを知るためには、まずストアの売上目標達成のために、何人のお客様を集めたいか、そのためには広告予算をどうするかという基準を持つことが重要です。
そのためはどうすればいいか・・・結構悩みますよね。
そこで今回は広告運用に成功しているストアの実績から、集客を成功させるためにどうすればいいか説明していきます！
広告運用成功ストアの実績を見てみよう
まずは、たくさんのお客様に商品を見てもらうということができているかどうか、広告運用に成功しているストアの実績を見ていきたいと思います。
広告運用に成功しているストアの基準は「予算に対する広告利用金額80％以上」としています。
アイテムマッチが80%以上利用されていれば、概ね売上目標に必要な人数のお客様に商品が見られており、集客ができているといえるからです。
広告運用成功ストアの実績
広告運用成功ストアがストアの取扱い商品点数のうち、どのくらいの割合でアイテムマッチの入札をしているか、ストアの月商別で実績 をみていきましょう。
■予算消化80％以上、月商別入札商品設定率
| 月商 | ～10万 | ～ 30万 | ～ 50万 | ～ 100万 | 100万～ |
| 入札商品設定率 | 50% | 47% | 58% | 54% | 60% |
どの売上規模でもだいたい約50%前後の商品を入札していることがわかります。
成功のポイント
広告運用成功ストアの実績を踏まえて、成功ポイントは『取り扱い商品の約50％に入札すること』だと言えそうです。
はじめたばかりのストアは、特にまだどの商品が売れるかわかりません。入札商品が少ないと、表示機会も減ってしまうため、とにかくたくさんの商品の表示回数を増やして、商品を見てもらうことが必要です。
まずは取扱商品の約50%以上、もしくは50個以上を目安に入札商品を設定していきましょう。
広告運用成功ストアの成功ポイントがわかったところで、さっそく広告運用を実践していきましょう。
広告予算を決めよう
広告予算は現状のストア売上実績と売上目標の差分から、目標達成のために必要な訪問客数を導き出し、広告費用を算出していきます。
あるストアを例に、算出方法を見ていきましょう。
広告予算の算出方法
■ストア状況：客単価 5,000円 購買率 2％
・売上目標：50万円 （注文件数 100件）
・現状売上：30万円 （注文件数 60件）
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・ 不足売上：20万円 （注文件数 40件）
売上目標から目標訪問客数を計算して、不足売上を補う必要訪問客数を計算します。
・目標訪問客数：5,000人（売上目標件数「100件」÷購買率「2%」で計算）
・現状訪問客数：3,000人（現状の注文件数「60件」÷購買率「2%」で計算）
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・ 必要訪問客数： 2,000人
必要訪問客数に入札単価をかけると必要広告予算が計算できます。
必要広告予算＝必要訪問客数×入札単価
入札単価を25円とした場合、必要な広告予算は50,000円ということが導き出せます。
50,000円（必要広告予算）＝2,000人（必要訪問客数）×25円（入札単価）
広告費用参考データ
広告運用成功ストアが売上規模によって、どのくらい広告費用をかけているのか調べてみましたので、参考にしてみてください。
■広告運用成功ストアの月商別、アイテムマッチ広告予算の平均
| 月商 | ～10万 | ～ 30万 | ～ 50万 | ～ 100万 | 100万～ |
| 平均月次予算 | 1万6千円 | 2万8千円 | 4万2千円 | 5万5千円 | 25万円 |
売上目標達成のために必要な広告費用と、他の同規模のストアの実績を見て、自ストアに合った広告予算を検討してみてください。
広告予算について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶広告予算を決めよう！目標に合わせた広告予算の設定方法
入札商品を決めよう
先ほどの広告運用成功ストアの入札商品数の傾向から、『商品の50%以上を入札することが必要』ということがわかりました。
入札商品を決めるポイントとしては以下が挙げられます。
- しっかり集客して売上を上げたい場合
売上上位商品から50％以上の商品を選定して入札 - 新商品を試したい（売りたい商品がある）場合
新商品も含めて売上上位商品から50％以上の商品を選定して入札
売上上位商品を選択する方法
売上上位商品を選択するためには、ストアクリエイターProの管理画面から「販売管理」＞「商品分析」＞「月次」から先月を選び、「CSVファイルをダウンロード」ボタンを押してファイルをダウンロードします。
ファイルの中は以下の項目になっているので、売上金額の高いものから並ぶように、降順に並び替え、アイテムマッチに追加します。
入札価格を決めよう
特に売りたい商品は、個別入札の入札価格設定画面で出てくる提案入札価格を参考にして設定しましょう。
他の商品の入札価格に迷う場合は、まずはカテゴリの最低入札価格+10円で設定してみましょう。他店より少し上に設定しておき、どのように表示回数に変化がでるか様子を見ましょう。
| アイテムマッチ最低入札価格=25円 |
まとめて入札する方法
アイテムマッチの追加入札商品が多い場合は、まとめて一括入札することもできます。
アップロード用CSVファイルを取得し、商品コードと入札価格を入力した一括入札用ファイルを作成し、アップロードします。
商品一括入札について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売れ筋商品を一括入札！アイテムマッチの商品を一括で登録（追加・変更・削除）する方法
これで目標達成に必要な広告予算と入札商品の設定ができましたね。
ただ、設定して終わりではありません！
広告の配信結果を確認しながら、入札価格のチューニングは欠かさず行っていきましょう。
入札価格のチューニング方法に関しては別の機会にお伝えしますね！
まとめ
今回は広告運用に成功しているお店の実績から、運用の基準とノウハウを洗い出し、何をすればいいかについて詳しく説明しました。
今まで漠然とアイテムマッチを運用していたストア様も、どのくらいの広告予算と入札商品数にすればいいかをご理解いただけたかと思います。
この機会にぜひ、広告予算と入札商品数の適正を見直してみてください。
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▶アイテムマッチの広告効果を確認しよう！配信結果の見方を解説
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