2月はお客様ニーズをつかもう!ストアへの集客対策【アイテムマッチ実績付き】
2月は流通業界では比較的売上が伸びない月といわれていますが、本当にそうなのでしょうか。
季節的にもバレンタインやひな祭り準備、卒業式などイベントはたくさんあるので、集客対策をしっかり行っておけば安心できます。
Yahoo!ショッピングでも、毎年2月には大型集客キャンペーンも開催されているので、販促イベント情報もしっかりチェックしておきましょう。
そこで今回は、直近と昨年同月のアイテムマッチの実績を踏まえて、2月にはどんな集客対策が必要かを解説していきます。
■この記事のポイント
- 2月は前半は「バレンタイン」、後半は「ひな祭り」「ホワイトデー」「卒業式」の需要が見込める
- 「5のつく日」はさらにお客様が集まるタイミング
- 他店に負けないように「5のつく日」は日次予算を上げて、商品の露出を高める
- 季節イベントの商品や特集ページを用意すると、お客様がストア内で買い回ってくれる
目次
2022年12月(直近)の広告実績
直近の2022年12月のアイテムマッチ『クリック数とCVR(購買率)』と『クリック数とクリック率』の日別の傾向と『曜日別の売上構成比』を見てみましょう。
2022年12月は年末大感謝祭という大型販促イベントがありました。最終日の2日間はクリック数、購買率ともに突出しています。



2022年12月の傾向は以下の3つです。
- クリック数は「日曜日」「5のつく日」「年末大感謝祭最終2日間」に伸びている
- 購買率は「5のつく日」「年末大感謝祭最終2日間」に高く出ている(特に18日は購買率が最も高い)
- クリック率は高めで、曜日による変化は大きくない
年末大感謝祭の最終2日間のはクリック数、購買率ともに伸びましたね!
「5のつく日」はクリック数が高いことから、お客様がたくさん集まっていることがわかります。
2022年2月集客施策・広告実績の振りかえり
昨年2月は中旬以降「超PayPay祭」が開催されていました。「日曜日」「5のつく日」にお客様が集まり、購買率(CVR)も高くなる結果になっています。
2022年2月のアイテムマッチ『クリック数とCVR(購買率)』と『クリック数とクリック率』の日別の傾向と『曜日別の売上構成比』を見てみましょう。


2022年2月の傾向は以下の3つです。
- クリック数、購買率は「日曜日」「5のつく日」に伸びている(特に超PayPay祭に入ってからは日曜日に集中)
- 日曜日の売上の割合が2021年1月と比べて、52%→25%と減っている
⇒2月14日までに購入しないといけないバレンタイン需要や超PayPay祭のため、平日の売上も減らなかったことが影響していることが考えられる - クリック率は土曜日から日曜日にかけて上昇傾向だが、超PayPay祭の開催もあり平日にも同様に伸びるときがある
⇒お客様は日曜日の購入に向けて、商品探しを平日から行っている
昨年の状況と違い、今では毎日のお買い物がお得なので、日曜日に限らず平日にも商品を見て購入をするという流れになるでしょう。
毎日お客様に商品を見てもらえるよう、広告をかけておくことが重要です。「5のつく日」は特別に広告強化したいですね♪
2023年2月の傾向
2月初旬は「バレンタイン」の本番、駆け込み需要が期待できます。「寒さ対策」「花粉症対策」などもニーズがあります。中旬以降は「ホワイトデー」「卒業式」の需要が高まるでしょう。
商品検索によるストアへの流入が見込まれるので、集客対策をしっかり準備しておきましょう。
そのためには広告配信を特に強化してみてください。
直近の実績からもわかるように、「5のつく日」は特にお客様が集まりそうです!
広告強化のタイミング
2023年2月の広告強化のタイミングは以下のとおりです。
- 5のつく日:2月5日(日)、2月15日(水)、2月25日(土)
特に2月5日はお買い物が集中しそうです。
現在は日曜日に限らず毎日がお得になるので平日も注意が必要ですが、「5のつく日」は引き続きお得な日として、特にお客様が集まる日なので要注意です。
2023年2月の対策
Yahoo!ショッピングモールに集まるたくさんのお客様に対して、アイテムマッチを活用した集客対策をしっかり行い、自分たちのストアにもお客様を集めましょう!
具体的には以下の対策が考えられます。
- 「5のつく日」の広告予算をピンポイントで上げる
- 入札商品を増やす(出品商品の50%以上を入札する、全品入札する)
- 季節イベントにあわせた商品と売り場を充実させる
「5のつく日」の広告予算をピンポイントで上げる
Yahoo!ショッピングリニューアル後、毎日のお買い物がお得になり、お客様が日曜日に集中することが少なくなりました。
直近では、曜日に関係なく「5のつく日」にお客様が集中するという傾向が強く出ています。
そのため「5のつく日」は通常より日次予算を上げて広告ボリュームを増やし、商品の露出を高めると、より多くのお客様をストアに誘導することが期待できます。
日次予算を上げる方法
均等配信の仕組みを利用して、特定の日のみ「日次予算」に変更して配信ボリュームを上げていきます。
例えば、アイテムマッチ月次予算が3万円の場合、以下のように日次予算に変更して配信を強化できます。※日次予算は1,500円~設定できます。
月次予算:3万円(均等配信により1日の配信予算目安1,000円)→日次予算:2,000円に上げてみる
■アイテムマッチ予算上限設定画面
日次予算アップについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶日曜日やイベント日に広告強化する方法|「月次予算」と「日次予算」の使い分けテクニック
または、日次予算を1万円以上かけられる場合は、アイテムマッチのブースト予約機能を利用して、ピンポイントで広告の日次予算を上げてみましょう。※ブースト予約は日次予算1万円~設定できます。
日次予算をあげることで広告の配信量が増えます。また、同時に入札価格も上げることができます。
■ブースト予約設定画面


ブースト予約機能について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶広告配信をブーストさせよう!広告強化のタイミングはいつ?ブースト予約機能を効果的に使う方法
入札商品を増やす(出品商品の50%以上を入札する、全品入札する)
お客様に商品を見つけてもらうためには、予算を上げて広告配信を増やすことと同時に、たくさんの商品を入札し、表示回数を増やして商品を見てもらうことも必要です。
そのためには最低でも出品商品の半分以上を入札、もしくは「全品指定価格入札」×「個別入札」の併用で、まずは全商品を入札してみてください。
商品をまとめて入札する方法
アイテムマッチの追加入札商品が多い場合は、まとめて一括入札できます。
アップロード用CSVファイルを取得し、商品コードと入札価格を入力した一括入札用ファイルを作成し、アップロードします。
商品一括入札について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売れ筋商品を一括入札!アイテムマッチの商品を一括で登録(追加・変更・削除)する方法
全品指定価格入札×個別入札の併用
広告の月次予算で5万円以上かけられる場合は、「全品指定価格入札」×「個別入札」を併用する方法がおすすめです。
全品指定価格入札で全商品の露出機会を確保しつつ、個別入札で売れ筋商品をさらに露出させて売上アップをはかることができます。
「全品指定入札」「個別入札」について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶予算5万円から始める!アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説
バレンタイン、ホワイトデー、卒業式などの検索に備えて、新商品はどんどん入札しておきましょう♪
季節イベントにあわせた商品と売り場を充実させる
2月はバレンタイン、バレンタインが終わればホワイトデー、卒業式準備など、お買い物が盛り上がる季節イベントは比較的多くあります。
それに加え、インフルエンザ、花粉症対策など健康面での需要の高まりも期待できます。
広告でお客様を呼び込み、関連商品や特集ぺージを用意して、ストア内でしっかり買い回ってもらえるようにしましょう!
バレンタイン

2月のメインイベントと言えば「バレンタイン」。
デパートやコンビニエンスストアにも対象商品が並び、お買い物の機会は増えますが、忙しい方にとってはネットショッピングが最適です。
お客様は「バレンタイン」「バレンタイン ○○」で検索をしてくるパターンがほとんどですので、検索結果ページに自分たちの商品が表示されるように、対象商品のSEO(検索)対策、広告の準備はしっかり行っておきましょう。
バレンタイン準備について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶2023年のバレンタインの傾向と販促準備チェックリスト
ホワイトデー

バレンタイン時期が過ぎると、お客様の興味はホワイトデーへと移行してきます。
バレンタイン同様、お客様は「ホワイトデー」「ホワイトデー ○○」で検索をしてくるパターンがほとんどですので、対象商品のSEO(検索)対策、広告の準備は忘れず行ってください。
ホワイトデーについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶【2022年】ホワイトデー準備はOK?選ぶのが苦手な男性には早割・検索・ランキングで攻めよう
バレンタイン、ホワイトデーは目的買い商品のため、SEO(検索対策)を忘れず行ってください!
検索結果ページ対策として、検索ページ専用枠に表示される「アイテムマッチ」もうまく活用してください。
卒業・卒園

卒業・卒園も早めに売り場や商品を準備しておくと、お客様の気づきになり、購入にもつながりやすくなります。
卒園・卒業に必要なアイテム(フォーマルウェアなど)やお祝いギフトなどを取りそろえておくと良いでしょう。
こちらもSEO(検索)対策が重要です!
卒園・卒業準備について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶検索強化が鍵!卒業・入学シーズンに必要な販促施策とは?
まとめ
今回は2023年2月の集客対策について何をすべきか、直近のアイテムマッチの実績と昨年度の実績を元に説明いたしました。
2月もお客様のニーズにあわせて、商品の露出を強化し、集客対策をしっかり行っておけば売上アップにつながります。
アイテムマッチの活用と合わせて、クーポンなどの購買率アップ対策も行うと相乗効果でさらに売上アップが見込めます。ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
【関連記事】
▶ご存知ですか?アイテムマッチの掲載箇所が増えました!アイテムマッチの掲載箇所【最新版】を紹介
▶検索で商品の表示回数を増やすためには?|アイテムマッチ運用テクニック
▶検索上位表示を目指そう!Yahoo!ショッピングでできるSEO対策
▶今さら聞けない!Yahoo!ショッピングの基本|商品名の付け方