売上が停滞しがちな8月の集客対策とは?【アイテムマッチ実績付き】
8月はセールもひと段落し、お盆休みもあるため、流通業界では売上が停滞する時期といわれています。
そんな8月ですが、Yahoo!ショッピングでは7月に開催された超PayPay祭でポイントを得たお客様がたくさんいるので、ポイント利用でお得に買い物をしたいお客様の訪店が期待できます。
お客様をしっかり自分たちのストアに呼び込み、売上を上げていくためにも、しっかりとした集客対策を打つことが肝心ですよね。
そこで直近の2023年6月のアイテム実績と昨年8月の実績を振り返り、2023年8月の集客対策を紹介していきます。
売上停滞が予想されるからこそ、集客の強化は必須といえます。ぜひ集客対策の参考にしてください。
■この記事のポイント
- 5のつく日はクリック数(訪問客数)、購買率がアップするので広告を強化すると集客に効果的
- 8月はお盆期間中も集客にさほど変化はないが、購買率は下がる傾向にある
- お盆期間中もお客様は商品を見に来ているので、商品の露出はキープしておきたい
目次
まずは直近のアイテムマッチ実績を見て、傾向を把握しましょう!
2023年6月(直近)の広告実績
直近の2023年6月のアイテムマッチ『クリック数とCVR(購買率)』と『クリック数とクリック率』の日別の傾向と『曜日別の売上構成比』を見てみましょう。
2023年6月の傾向は以下の4つです。
- クリック数、購買率は「5のつく日」、ついで日曜日に伸びている
- クリック率は平日も日曜日も大きな変化はない
- 日曜日に限らず、平日もアイテムマッチ経由の売上が一定数ある
→曜日よりも「5のつく日」にお買い物される傾向が強い
直近の傾向で見ると「5のつく日」がお得な日と言う認知が広がっていることがわかります。
次は昨年8月の広告施策と実績を振り返りましょう
2022年8月集客施策・広告実績の振りかえり
続いて、昨年8月の実績を振り返ります。
2022年8月のアイテムマッチ『クリック数とCVR(購買率)』と『クリック数とクリック率』の日別の傾向と『曜日別の売上構成比』を見てみましょう。
2022年8月は日曜日、ついで「5のつく日」にクリック数、購買率が集中して伸びました。
2022年8月の傾向は以下の4つです。
- クリック数、購買率は「日曜日」「5のつく日」に大きく伸びている
- 「日曜日」「5のつく日」「土曜日」に人が集まっていることがわかる
- クリック率は平日も日曜日も大きな変化はない
- 曜日別の売上の割合は日曜日が22.3%で、それ以外の曜日は平均的に同じ(5のつく日があればその曜日が少し伸びる)
昨年はまだ日曜日が強い印象ですね。
お盆期間中はお客様が減るのかと思いきや、クリック数、クリック率は普段の平日と変らないことがわかります。
お盆期間中もお客様は商品を見に来ているので、商品の露出は重要ですね。
2023年8月の傾向
8月は一般的には売上が通常月とくらべて停滞するタイミングです。
しかし、Yahoo!ショッピングでは7月に開催された「超PayPay祭」で貯まったポイントを持ったお客様が、ポイントを使ってお得に買い物をしようと買い回るタイミングでもあります。
またお盆期間中は商品をじっくり見ることができる絶好の機会なので、自分たちのお店にもたくさんのお客様を集客しましょう。
広告強化のタイミング
昨年8月の実績と今年の状況を踏まえて、お客様が最も集まるタイミングに広告を強化しましょう。
広告強化のタイミングは以下のとおりです。
- 5のつく日:8月5日(土)、8月15日(火)、8月25日(金)
8月は8月5日(土)、6日(日)がお盆前の駆け込み需要が期待できる日です。
お盆期間中も集客はそれほど落ち込まないので、商品の露出をしておくと売上キープにつながります。
「5のつく日」は特に広告を強化しましょう!
お盆休み対応について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶今必要なのは夏休み&お盆休み対策!お盆休み前To doリスト
2023年8月の対策
売上停滞が予想される8月だからこそ、集客が重要です。商品の露出機会を増やして、お客様を自分たちのストアに呼び込みましょう。
具体的には以下の対策が考えられます。
- 入札商品を増やす(出品商品の50%以上を入札する、全品入札する)
- 5のつく日の広告予算をピンポイントで上げる
商品の露出を高めておき、特定の日にはさらに強化する対策です!
入札商品を増やす(出品商品の50%以上を入札する、全品入札する)
8月こそ商品の露出を上げて、ストアへの訪問客数(クリック数)を増やしましょう。
そのためには、出品している商品の50%以上の商品をアイテムマッチで入札しましょう。
入札商品が少ないと表示機会も減ってしまうため、とにかくたくさんの商品を入札し、表示回数を増やして商品を見てもらうことが必要です。
実際に広告運用に成功しているストアの集客成功ポイントは、『取り扱い商品の約50%に入札すること』でした。最低でも半分以上の商品を入札してみてください。
入札商品を増やすポイントは以下のとおりです。
- とにかく集客して売上を上げたい場合
全品指定価格入札×個別入札(全品指定価格入札を利用する、特に注力する商品は個別入札する) - 新商品を試したい(売りたい商品がある)場合
売上上位商品から50%以上の商品を選定して個別入札
入札商品を増やす方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶もう迷わない!入札は出品商品の50%以上が◎|広告運用成功ストアの実績公開
まとめて入札する方法
アイテムマッチの追加入札商品が多い場合は、まとめて一括入札することもできます。
アップロード用CSVファイルを取得し、商品コードと入札価格を入力した一括入札用ファイルを作成し、アップロードします。
商品一括入札について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売れ筋商品を一括入札!アイテムマッチの商品を一括で登録(追加・変更・削除)する方法
全品指定価格入札×個別入札の併用
広告の月次予算で5万円以上かけられる場合は、「全品指定価格入札」×「個別入札」を併用する方法がおすすめです。
全品指定価格入札で全商品の露出機会を確保しつつ、個別入札で売れ筋商品をさらに露出させて売上アップをはかることができます。
「全品指定入札」「個別入札」について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶予算5万円から始める!アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説
5のつく日の広告予算をピンポイントで上げる
8月も5のつく日にお客様が集まります。特にお盆明けの8月15日(火)、25日(金)は特に集客、購買率アップが期待できそうです。
この日はひとりでも多くのお客様に自分たちの商品が見てもらえるように、日次予算を上げて広告ボリュームを増やしてみましょう。
日次予算を上げる方法
均等配信の仕組みを利用して、特定の日のみ「日次予算」に変更して配信ボリュームを上げていきます。
例えば、アイテムマッチ月次予算が3万円の場合、以下のように日次予算に変更して配信を強化することもできます。※日次予算は1,500円~設定できます。
月次予算:3万円(均等配信により1日の配信予算目安1,000円)→日次予算:2,000円に上げてみる
■アイテムマッチ予算上限設定画面
日次予算アップについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶日曜日やイベント日に広告強化する方法|「月次予算」と「日次予算」の使い分けテクニック
または、日次予算を1万円以上かけられる場合は、アイテムマッチのブースト予約機能を利用して、ピンポイントで広告の日次予算を上げてみましょう。※ブースト予約は日次予算1万円~設定できます。
日次予算をあげることで広告の配信量が増えます。また、同時に入札価格も上げることができます。
■ブースト予約設定画面


ブースト予約機能について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶広告配信をブーストさせよう!広告強化のタイミングはいつ?ブースト予約機能を効果的に使う方法
集客、購買率アップが見込める特定の日に広告費を注入して、効果的に集客していきましょう!
まとめ
今回はアイテムマッチの直近実績、昨年8月の傾向を踏まえて、2023年8月にはどのようなの集客対策が必要か具体的に説明しました。
8月の集客・売上の傾向を把握していれば、集客対策の事前準備も行えます。お盆休み期間の購買率が下がるタイミングはクーポンの併用も効果的です。
特定の日の日次予算を上げるなど、メリハリをつけた広告の活用が売上アップの鍵になると思うので、ぜひ実践してみてください。
まだアイテムマッチを利用したことのないストア様はこの機会にぜひご利用ください。
8月の購買率アップ対策について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶購入のモチベーションをあげよう!8月の購買率アップ施策【STORE’s R∞実績付き】