2020年12月14日

集客を最大化|アイテムマッチ人気カテゴリランキングをチェック!

集客を最大化できるアイテムマッチを運用していく上で、「どういうカテゴリが人気なんだろう?」「どのくらいのCTR(クリック率)を目指せばいいのか?」と気になったことはないでしょうか。

実はYahoo!ショッピングの出店者様向けに、アイテムマッチで表示されたカテゴリのランキングが公開されており、毎週水曜日カテゴリの表示回数順位と平均CTRのレポートが更新されています。

これを活用することが、アイテムマッチでストアの集客最大化への近道です。

今回はこの「アイテムマッチ人気カテゴリランキング」とその活用方法について解説していきます。

アイテムマッチの運用スキルをアップさせていきましょう!

アイテムマッチ人気カテゴリランキングを見てみよう

ストアの集客を最大化のために、アイテムマッチを最適化
アイテムマッチを最適化するために、毎週水曜に更新されるアイテムマッチ人気カテゴリランキングを見ていきましょう。

【毎週水曜更新】アイテムマッチ人気カテゴリランキング(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。

このページでは、Yahoo!ショッピングのカテゴリごとに、表示回数の多い順で、アイテムマッチの「平均CTR」が記載されたレポートがダウンロードできます。

<参考例>
1位:レディースファッション > ワンピース、チュニック > ワンピース⇒**%
2位:レディースファッション > レディースバッグ > トートバッグ⇒**%
3位:レディースファッション > レディースシューズ > スニーカー⇒**%
4位:レディースファッション > レディースバッグ > ショルダーバッグ⇒**%
5位:レディースファッション > 財布、ファッション小物 > 財布 > 長財布⇒**%

CTRについては聞き慣れない方もいるかもしれないので、後ほど詳しく解説します。

カテゴリを確認する

まずは、自社商品の属するカテゴリのランキングを確認します。ランキングはアイテムマッチでの表示回数の多いカテゴリ順に上から並んでいます。

以下のカテゴリ別のレポートは前述したアイテムマッチ人気カテゴリランキングページよりPDFでダウンロードできます。

このカテゴリはYahoo!ショッピングが定めた「プロダクトカテゴリ」のことを指します。プロダクトカテゴリが登録されていない商品はカテゴリリストに表示されないので注意しましょう。

このカテゴリ名は大>中>小>細と4段階に分類されたもので公開されています。

例えば、レディースファッション>ボトムス>スカート>ロング、マキシ丈スカートといった具合に細かい分類までわかるので、どの分類の表示が多いのかまで確認しましょう。

CTRを確認する

平均CTRについても確認しておきます。
CTRについてご存知の方は飛ばして次項からお読みください。

CTRとは「Click Through Rate」の頭文字をとった略語で、日本語では「クリック率」を意味する単語です。

クリック率は以下のように求められます。

クリック率=クリック数÷インプレッション数(表示回数)

※インプレッション数は広告が表示された回数です。

CTRが高いほどそのカテゴリはクリックされている、すなわちお客様に注目されている人気のカテゴリであるといえます。

もちろんこのCTRは季節やイベントによっても大きく変動するため、毎週日程を決めて欠かさずチェックすることが望ましいでしょう。

表示回数の順位が高く、平均CTRも高いカテゴリは広告効果の高いカテゴリといえます。この人気ランキングを見ながらアイテムマッチの予算を調整していくと良いでしょう。

まだアイテムマッチの広告出稿をされたことがない方は、以下の記事をご参照ください。
まずは月商30万を目指そう!広告予算はどのくらいかけるべき?

人気ランキングデータを活用する方法

このアイテムマッチ人気カテゴリランキングを見て、具体的にどう活用していくかを紹介します。

人気カテゴリランキングからカテゴリを最適化する

商品を登録する際にプロダクトカテゴリの設定があることはご存知かと思いますが、そこで「この商品はどのカテゴリに登録したほうがいいんだろう…?」と悩んだ経験はないでしょうか。

ここでアイテムマッチ人気カテゴリランキングを活用すれば、どのカテゴリを選ぶべきか判断ができ、「カテゴリの最適化」も行うことができます。

カテゴリの最適化とは?

例えば、以下の画像のようなゲームパッドはどんなカテゴリが適切でしょうか(画像はイメージです)。

このゲームパッドがSony社の「PlayStation 4」に対応しているとしたら、はじめに浮かぶのはこのようなカテゴリでしょう。

ゲーム、おもちゃ > テレビゲーム > プレイステーション4(PS4)

しかし、実はこういったゲームパッドはパソコンでゲームをする際にも使えるため、次のカテゴリに登録することもできるわけです。

スマホ、タブレット、パソコン > パソコン周辺機器 > PC用ゲームコントローラー

ここでどちらのカテゴリを選ぶかは、カテゴリの人気度によって変わってきます。

もちろん、カテゴリの人気度が高いほうへ登録したほうがクリック数が期待できるでしょう。ただし、「類似した商品を競合他社がどの程度販売しているかどうか」をここでは考慮してみてください。

ゲームパッドの例に戻ると、ほとんどのストアが「プレイステーション4」を選んでいる中であえてニッチを狙って「PC用ゲームコントローラー」に登録することで、ひとり勝ちできる可能性もあります。

ここは、アイテムマッチの結果を踏まえながら調整し、最適化を試みるとよいでしょう。

ただし、まったく当てはまらないカテゴリにするとクレームがくることもありますので要注意です(端的に言えば、パソコンで使えないゲームパッドをPC用ゲームコントローラーにしてはいけないということです)。

アイテムマッチの入札、商品を見直す

人気カテゴリランキングのデータをもとに、アイテムマッチに入札している商品の入札価格や商品情報を見直していきます。

アイテムマッチを既にご利用されている方は、ストアマッチの管理画面からアイテムマッチレポートが確認できます。

カテゴリ別、商品別でも確認できるので、自社のアイテムマッチ入札商品のカテゴリの人気度と平均CTRを見て、周囲とどのくらい差があるのかを確認します。

ランキング上位のカテゴリに属する商品

自社商品の属するカテゴリが、人気カテゴリランキングで上位に位置するということは、クリック数も期待でき、今まさに売り時の商品だということです。

それにも関わらず、売上につながらない場合は、以下の2つのパターンで見直しを考えましょう。

CTR(クリック率)が平均と比べて低い商品

表示回数は多いカテゴリなのにクリック率が低い、クリック数が少ない商品は、他社の商品と比べてどこが違うのかを確認して、修正しましょう。

  • 商品名・キャッチコピーを改善する
  • 商品画像を改善する
  • 価格を見直す

同じカテゴリの他社商品について知りたい場合は、B-Spaceサービスの「ランキング応援団」が役立ちます。
▶ランキング応援団についてくわしくはこちら

ランキング応援団はカテゴリ別にランキング上位商品が一覧できるので、他社の上位商品の商品画像や価格、商品名、キャッチコピーが比較できます。

売れているお店の表現を習って、クリック数が上がるよう改善しましょう。

人気カテゴリなのに広告が設定されていない商品

表示回数の多い人気カテゴリに該当する自社の商品があれば、商品を売り出すチャンスです。

アイテムマッチにおける予算設定を「個別入札」にして、広告設定をしてみましょう。その際に、提案された入札価格より少し高めに設定しておくとさらに表示回数UPが期待できます。
個別入札の登録方法‪|‬ストアマッチヘルプページ

入札方法の設定については以下の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
初心者でも簡単に広告を作れる!アイテムマッチを始める3ステップ

クリック数が期待できるカテゴリの商品でアイテムマッチを利用すると効果的です。

ランキング下位のカテゴリに属する商品

商品がランキング下位のカテゴリに属する場合は、その時点においてあまり注目を集めることができていません。

要因として、時節に合っていないか、もともとニッチな商品かのいずれかが挙げられます。

以下の2つパターンに分けて見直し方法を考えます。

ROASは以下のように求められます。

ROAS=広告経由の売上÷広告費用×100(%)

まずアイテムマッチ管理画面から「ROAS(Return On Advertising Spend)という数値を確認してみてください。
ストアマッチ管理画面
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアマッチアカウントの登録が必要です。

詳しくは以下の記事をご覧ください(「アイテムマッチの効果測定」の節です)。
予算5万円から始める!アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説

現状のROASが目標ROASより高い商品

これは、「競合他社より購入率が高い可能性のある商品」といえます。

表示回数は多いカテゴリではないけれど、そこでROASが高くなっているということは広告の効果がしっかりと出ており、継続してアイテムマッチを実施してよい部分です。

ここでは入札金額を上げて様子を見てみましょう。そのままROASが高い状態であれば、自社ストアのひとり勝ちです。

現状のROASが目標のROASより低い商品

ここでは、以下の状況が起きています。

  • カテゴリ自体に人気がない
  • 広告が成果を出していない

対策としては以下の3点が挙げられます。

  1. 個別入札価格を設定しているのであれば、入札金額を下げる(他の商品に予算を充てる)
  2. カテゴリを人気のあるものに変更する(カテゴリの最適化)
  3. 商品画像、商品名を改善する(クリック数を上げる)

クリック数を上げるための商品画像の改善については以下の記事にまとまっていますので、ご参照ください。
クリックされるには第一印象が大事!!売れる商品画像に共通するポイント

まとめ

アイテムマッチ人気カテゴリランキングは、毎週変動するカテゴリの人気度を参照できる公式のデータなので、アイテムマッチの効果を上げるためにも必ずチェックしておきましょう。

また、これを機にCTRやROASといった、クリック課金型広告でしばしば用いられる指標についても押さえておくとご自身のスキルアップにもつながります。

毎週更新されるデータをもとに、アイテムマッチの入札方法や価格、カテゴリ設定をチューニングしていくことで広告効果も高まります。

この記事をきっかけにアイテムマッチをはじめてみたい方も、アイテムマッチで広告出稿はしているけれどまだうまく活用できていない方も、ぜひアイテムマッチ人気カテゴリランキングを活用してみてください。
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