2021年02月08日

成功事例から学ぶ、アイテムマッチ攻略方法(家具・インテリア編)

本ブログでは、成功事例から学ぶアイテムマッチ攻略法をカテゴリ別に連載しています。今回は家具・インテリア編です。

家具やインテリアは他のカテゴリと比較すると商品単価が高い傾向にあります。そのため、気軽に購入するというよりはじっくりと選んで購入する部類の商品です。

機能性もさることながら見た目の印象も重要視されるため、文章だけでなく画像での商品情報を充実させる必要があるでしょう。

また、家具やインテリアは買い替え頻度の少ない商品です。購入機会が多くないことから、ストアを訪れたお客様の心をしっかり掴むことが売上アップの秘訣といえます。

今回も成功事例を参考に、すぐ実践できるアイテムマッチの攻略方法を解説します。

アイテムマッチ成功事例(家具・インテリア)

今回は、家具・インテリアの成功事例です。

アイテムマッチ経由の売上が11倍になった方法とは

【ストア概要】

  • カテゴリ:家具・インテリア
  • ストア運用歴:5年以上

このストアではアイテムマッチを導入後3カ月でアイテムマッチ経由売上が55万円/月から550万円/月と、11倍の売上になりました。

同じ期間でクリック数も4,000回から6.3倍の25,000回に伸び、ストアへの注目が集まっています。

アイテムマッチ運用ポイント

このストアにおける運用ポイントは以下のとおりです。

上限予算の変更

このストアは少額の予算でアイテムマッチを開始しましたが、上限予算を大幅に上げたことによって広告露出量が増加し、クリック数の増加につながっています。

入札単価の調整や商品の入れ替えは特に行わず、上限予算アップのみでアイテムマッチ経由の売上11倍と、大幅な売上アップに成功しています。

このストアと同じようにアイテムマッチで成果を上げるには、どのように運用すればよいのでしょうか。アイテムマッチの実践方法を見ていきましょう。

アイテムマッチ攻略‪|‬実践してみよう!

アイテムマッチをうまく運用するコツは、売りたい商品、CVR(購買率)の高い商品を「個別入札」、それ以外の商品は「全品指定価格入札」し、広告予算上限を都度上げていくことです。

「個別入札」と「全品指定価格入札」を掛け合わせることによって、全ての商品に広告設定ができている状態になります。

また、家具・インテリアのように高単価商品は、売れやすいタイミングでアイテムマッチを設定するとさらに効果的です。詳しくは、同記事内の「高単価商品の売れるタイミング」の項目をご覧ください。

それぞれの入札方法について解説していきます。

個別入札方法

他ストアと差をつけるために、個別入札の単価は提案された入札価格より少し高めに設定しておくことがコツです。

アイテムマッチ管理画面から、個別入札>商品選択>で商品を選択し、個別に入札価格を設定していきます。
▶️個別入札‪の登録方法|‬ストアマッチヘルプページ

カテゴリを選び、登録されている商品から広告設定したい商品を選択します。

広告設定商品を個別に選択して入札価格を設定していきます。

入札価格を設定します。2位~8位に表示されるイメージで入札価格を設定すると1ページ目に表示される可能性が高まるのでおすすめです。提案価格より少し高い金額で入札すると良いでしょう。

全品指定価格入札

アイテムマッチ管理画面から全品指定価格入札>1クリックあたりの入札金額を設定していきます。
▶️全品指定価格入札の登録方法‪|‬ストアマッチヘルプページ

1クリックあたりの入札価格を設定します。

※同時に個別入札を行っている場合は、個別入札価格が全品指定価格より高い、低いに関わらず優先して表示されます。家具・インテリアの最低入札金額は15円なので、どちらも15円を下回らないように設定しましょう。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

広告予算を追加する方法

アイテムマッチ広告が順調にクリックされて予算を上げたいという場合など、広告予算を追加するには予算管理画面から入金・決済方法を選択します。

現在、広告予算は原則として前払いです。前払いの決済方法には以下の2種類があり、決済方法を選んで入金します。

  • クレジットカード決済(都度入金・オートチャージ)
  • ジャパンネット銀行振り込み

▶現在の広告予算上限、入金額を確認したい方は「アイテムマッチ管理画面」からご確認ください。

アイテムマッチでは、月次の広告予算の上限を1日~月末日の予算で設定できます。広告予算の上限を変更したい場合は以下の手順で設定します。

アイテムマッチ>予算>予算管理>予算上限設定を変更するをクリックします。

予算上限設定の画面に移るので、そこで金額を入力して予算上限を設定します。

さらに広告効果を上げるために

アイテムマッチでさらに効果を上げるために、4つのポイントをご紹介します。

  • クーポンの発行
  • プロダクトカテゴリの設定
  • 売れる画像の制作
  • 高単価商品の売れるタイミング

クーポンの発行

Amazonなどの他モールでは標準で送料無料のケースもあるため、クーポンを使って送料相当額を相殺する方法があります。なおかつ期間限定のため購買意欲を促進できます。

「STORES’s R∞(ストアーズアールエイト)」を使うことで、お客様の属性を選んでクーポンを発行できます。新規のお客様に限定したり、クーポンの利用条件を一定購入額以上に定めたりと無駄なくクーポンの発行が可能です。
▶️STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の詳細はこちら

STORE’s R∞の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定が必要です。
オプション設定がまだの方はこちら
PRオプションについてはこちら

プロダクトカテゴリの設定

ストアクリエイターPro内で商品の「プロダクトカテゴリ」が適切に設定されていないと、最適な検索ワードで表示されません。アイテムマッチの設定を行った商品のプロダクトカテゴリは、設定を確実に見直し、カテゴリ設定の最適化を行っておきましょう。

プロダクトカテゴリは、ストアクリエイターPro>商品・画像・在庫>ページ編集>カテゴリ・コード・スペック>プロダクトカテゴリから設定できます。

プロダクトカテゴリが登録されていない商品はカテゴリリストにも表示されませんので、ご注意ください。

なお、以下の人気カテゴリランキングもプロダクトカテゴリ設定の参考になります。
【毎週水曜更新】アイテムマッチ人気カテゴリランキング(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。

売れる画像の制作

アイテムマッチは広告用バナーの代わりに商品画像が広告画像として表示されるため、クリック数を伸ばすには商品画像の工夫が不可欠です。

以下の商品画像例のように、商品画像内に必要な情報やキャッチコピーを配置し、魅力的な商品に見せる必要があります。

もし「画像の編集や加工が苦手」「画像制作は難しくてできない」とお困りの方には、B-Spaceのらくらく画像制作ツール「GAZN(ガゾーン)」をおすすめします。
▶GAZN(ガゾーン)について詳しくはこちら

GAZN

カテゴリ毎に商品画像のテンプレートが豊富に用意されているので、誰でも簡単にプロ並みの商品画像が作れます。

売れる商品画像の作り方については、以下の記事に詳しく書いていますのでこちらもご参照ください。

高単価商品の売れるタイミング

広告効果を上げるタイミングとして、Yahoo!ショッピングが主催する独自キャンペーンの開催時期に合わせてアイテムマッチを強化することをおすすめします。

キャンペーン開催時は、LYPプレミアム会員をはじめお買い物客の方が多く集まるタイミングです。このタイミングを狙うことでさらにCVR(購買率)アップが期待できます。

Yahoo!ショッピングが定期的に実施している独自キャンペーンは以下のとおりです。

普段からYahoo!ショッピングのキャンペーン実施カレンダーを確認しておきましょう。

キャンペーン情報(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。

まとめ

今回は、3カ月で売上を11倍にアップさせた家具・インテリアカテゴリのストアの成功事例を参考に、効果的なアイテムマッチの設定方法を解説しました。

アイテムマッチはクリック課金型広告のため少ない予算でも試すことが可能です。まずは少額から始め、効果が出始めたら徐々に広告予算を増やしていく方法をおすすめします。

家具やインテリアは春からの新生活でこれから需要が大きく高まるカテゴリでもあります。すでに検討を始めているお客様も多いので、今の段階から早いうちに対策を練っておきましょう。

アイテムマッチのアカウントをまだお持ちでない方は、ぜひ試してみてください。

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