月商50万を目指すには?効果的なアイテムマッチ運用方法
Yahoo!ショッピングの最初のハードルは月商30万円でしたが、次に目指すべき月商50万円になかなか辿りつけないストアさんも多いのではないでしょうか?
前回は、月商30万円を達成するためにYahoo!ショッピング出店者様向け広告「アイテムマッチ」をどう始めるか、どう運用するかについてご紹介しました。
今回は、月商を30万円から50万円に上げるためのアイテムマッチ運用方法について解説します。
目次
月商50万円を達成するには
まずは月商50万円を達成するために、自社ストアの以下の数字を把握しておきましょう。
- アイテムマッチ経由で目指す売上
- 客単価と購買率
アイテムマッチ経由で目指す売上
実際に月商50万円を達成するために、アイテムマッチ経由でどのくらいの売上を目指すかを以下の数式で算出します。
50万円ー(現状1カ月の売上ー(現状1カ月のアイテムマッチ経由の売上))
=アイテムマッチ経由で目指す売上
例えば、以下のパターンの場合、アイテムマッチ経由で目指す売上は30万円と算出されます。
- 現状1カ月の売上:30万円
- 現状1カ月のアイテムマッチ経由の売上:10万円
- アイテムマッチ経由で目指す売上:30万円
自社ストアの売上は、ストアクリエイターPro>販売管理>全体分析で確認できます。
▶販売管理(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
客単価と購買率
ストアクリエイターProの販売管理で客単価、購買率を確認しておきます。
- 客単価・・・ストアで商品を注文したお客様1人あたりの注文金額
- 購買率・・・ストアへの訪問したお客様のうち、注文をしたお客様の割合(注文者数÷訪問者数)
デバイス別(PC、スマホ、モバイル、合算値)、期間別(過去2年以内の日付を指定可能)で選べるので、それぞれの客単価、購買率がわかります。
ストアクリエイターPro>販売管理>全体分析から確認してください。
▶販売管理(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
アイテムマッチ経由で目指す売上から数字を算出してみよう
アイテムマッチ経由で目指す売上から、必要な集客数(クリック数)、必要な広告予算を算出してみましょう。※集客数はクリック数と同じとお考え下さい。
必要な集客数(クリック数)
必要な集客数(クリック数)は以下の数式で算出できます。
必要な集客数(クリック数)
=アイテムマッチ経由で目指す売上÷客単価÷購買率
例えば、以下のパターンの場合、必要な集客数(クリック数)は3,333と算出されます。
- アイテムマッチ経由で目指す売上:300,000円
- 客単価:3,000円
- 購買率:3%
- 必要な集客数(クリック数):3,333
必要な広告予算
先ほどの例に当てはめて、入札価格(クリック単価)を20円に設定した場合、必要な広告予算は3,333×20=66,660円となります。
広告予算の目安
一般的に、月商から広告費に割く割合は、売上の5%~15%が適切と言われています。ただしこれは全カテゴリーの平均であり、利益率によって多少の変動があります。
月商と広告費に割く割合から、毎月の広告予算を表にしました。
必要な広告予算と広告予算の目安を見て、どのくらいの金額を広告にあてられるか事前に決めておきましょう。
アイテムマッチの効果を高める方法
アイテムマッチに割く広告予算が決まったら、アイテムマッチの効果をさらに高めるべく、集客数(クリック数)、購買率をアップさせるために以下のことに取組みましょう。
- 個別入札商品のチューニングを行う
- 入札商品を増やす
個別入札商品のチューニングを行う
今の段階では、アイテムマッチの利用を個別入札で行っているストア様も多いと思われます。
そこで個別入札商品のチューニングを行っていきます。
広告予算の消化率チェック
まずは、アイテムマッチで入金している広告予算が消化されているか確認しましょう。
広告予算の消化率が90%未満の場合、広告の表示が少なく、効果が出ていないので、個別入札商品を見直す必要があります。
広告予算の消化金額はアイテムマッチ管理画面内「予算管理」のページで確認できます。
個別入札商品の見直し
アイテムマッチ広告予算の消化率が低かった場合は、既存の個別入札商品で購買率の高い商品は入札価格を上げ、低い商品はストア内の他の購買率の高い商品と入れ替えましょう。
購買率は、ストアクリエイターPro>販売管理>商品別から期間を設定し、平均購買率の項目から参照できます。
▶販売管理(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
ここから購買率の高い商品ピックアップしておきます。
入札商品を増やす
広告予算が5万円以上見込めそうであれば、入札商品を増やしていきましょう。
入札商品を増やすことでアイテムマッチで表示される回数も増え、集客数(クリック数)も増やせます。
全品指定価格入札を取り入れよう
入札商品を増やすには、「全品指定価格入札」がおすすめです。
■全品指定価格入札のポイント
・全商品を一律価格で入札できる
商品数が多く、CSV一括アップロード機能を使用しなくても一括で設定が可能です。
・価格はいつでも変更可能
例えば5の付く日だけ一律で価格を引き上げたい場合も、一度に金額変更が可能です。変更後約1時間程度で反映されます。
・「個別入札」との併用により細かい運用が可能
特定商品のブースト機能として「個別入札」を併用しながら「全品指定価格入札」機能を併用することで、商品別レポートと併せた細かいコントロールが可能です。
■全品指定価格入札の設定方法
アイテムマッチ管理画面から全品指定価格入札>1クリックあたりの入札金額を設定していきます。
1クリックあたりの入札価格を設定します。
※同時に個別入札を行っている場合は、個別入札価格が全品指定価格より高い、低いに関わらず優先して表示されます。
購買率の高い商品を「個別入札」、それ以外の商品は「全品指定価格入札」し、「個別入札」と「全品指定価格入札」を掛け合わせることによって、全ての商品に広告設定ができている状態になります。
この方法はアイテムマッチの効果的な入札方法でもあるので、詳しくは以下の記事もご参照ください。
まとめ
今回は月商50万円を目指すための具体的なアイテムマッチ運用方法をご紹介しました。月商50万円を達成するには、どのくらいの集客数、広告予算が必要かご理解いただけたと思います。
広告上限予算を把握したら、ぜひ個別入札商品のチューニングと商品数を増やしてみることにチャレンジしてみてください。
それぞれの必要な数字が見えてくると、どこをどう改善すればいいかが見えてくるので、ぜひ継続してアイテムマッチの費用対効果を高め、売上を上げていきましょう。
アイテムマッチと合わせて、広告効果を高めるお店作りサービス「B-Space」、優良顧客育成サービス「STORE’s R∞」も是非ご利用ください。