2021年07月01日

アイテムマッチの広告効果を確認しよう!配信結果の見方を解説

アイテムマッチの利用に慣れてきたら、配信結果を確認して、今後のアイテムマッチ運用に活かしていきましょう。

目標どおりにお客様をストアに誘導することができ、売上がきちんと上がっているかどうかを見ていくことが重要です。

広告の効果がわかるのは、早くて2週間、通常でも1カ月ほどかかります。
まずは1カ月広告配信をしてから結果を確認し、状況に応じて対策を行いましょう。

アイテムマッチの配信結果は実績レポートで確認できます。

そこで今回は、アイテムマッチの実績レポートの見方をわかりやすく解説していきます。

■この記事のポイント

  • アイテムマッチを利用すると実績レポートで広告効果を確認できる
  • 実績レポートから現状を把握して次の対策を打つ
  • まずは、必要なクリック数に到達しているかどうかが重要
  • 必要なクリック数に達していたら予算増額
  • 必要なクリック数が足りていない場合は入札商品追加・入札単価をあげる

アイテムマッチ広告で実際にお客様を集めることができたのか、ヤフー太郎店長と確認方法を学んでいきましょう。

Yさん、アイテムマッチの広告効果の指標はなにをみたらよいのでしょうか?

まずは必要なクリック数に到達しているかどうかが重要です!
クリック数=訪問者数で、必要な訪問者数が足りていないと、目標の売上を達成することはできません。
実績レポートに出ている配信結果を見ていきましょう。

配信結果を確認しよう

アイテムマッチで広告設定した商品がどのくらい表示され、クリック(訪問者数)されたのかを確認していきましょう。

アイテムマッチの配信結果を知るためにはアイテムマッチレポートを見ます。

アイテムマッチレポートを見る方法

アイテムマッチの管理画面から「実績・明細」のタブを選択します。

実績レポートで「月別」「日別」「カテゴリ別」「商品別」の結果が確認できます。

「レポート表示」を選択すると管理画面上で確認でき、「CSVでダウンロード」を選ぶとCSV形式でデータをダウンロードできます。

アイテムマッチレポートが表示されたら、特に重要な以下の項目を確認しましょう

  • 表示回数
  • クリック数(訪問者数)
  • 購買率(CVR)
  • 売上金額

表示回数

表示回数は自分たちの商品がアイテムマッチにより、検索結果やカテゴリリストページなどで何回表示されたかを指します。

お客様が検索するキーワードの検索数、キーワードが商品情報にキチンと入っているかどうか、プロダクトカテゴリが細かく設定されているかなどが表示回数に影響します。

クリック数(訪問者数)

クリック数(訪問者数)はアイテムマッチで最も重要な数値です。

検索結果やカテゴリリストページで表示された商品から、実際に何人のお客様がストアに訪問されたかがわかります。

アイテムマッチの広告効果を上げる具体的な改善方法として後ほど詳しく説明しますので、必要なクリック数に足りているかどうかしっかり確認しましょう。

購買率(CVR)

アイテムマッチ経由でストアに訪問されたお客様のうち、何人のお客様が購入したかという割合です。

購買される割合が高い商品は、人気の商品、売れ筋の商品、お客様のニーズにあった商品と言えます。

そのため広告費をかけてもしっかり売れることが予想されるので、購買率の高い商品はどんどんアイテムマッチを設定しておくと良いでしょう。

売上金額

売上金額は文字通り、アイテムマッチ経由でいくら売上が作れたかという実績です。

全体の売上実績のうち、アイテムマッチ経由でどの程度売れたのかを知ることで、広告効果があったのかどうかがわかります。

アイテムマッチレポートが確認できたら、実際にどこをみて、どう改善していけばいいかを説明します!

アイテムマッチレポートから現状を把握して改善する方法

アイテムマッチに期待する効果として、最も重要なことは集客です。

ネットショップの売上の方程式にもあるとおり、クリック数(訪問者数)は売上達成に直結する要素です。

売上=クリック数(訪問者数)×購買率×客単価

例えば、売上目標30万円、購買率3%、客単価2,000円の場合、必要なクリック数(訪問者数)は5,000クリックです。

30万円(目標売上)=5,000クリック(必要クリック数)×3%(購買率)×2,000円(客単価)

クリック数(訪問者数)が目標に達していれば、目標売上達成にもつながります。

30万円達成(目標売上)5,000クリック達成(必要クリック数)×3%(購買率)×2,000円(客単価)

クリック数(訪問者数)が目標に達していなければ、目標売上達成につながりません。

30万円→15万円(売上実績)5,000クリック2,500クリック(必要クリック数)×3%(購買率)×2,000円(客単価)

アイテムマッチ経由で何人のお客様が自分たちのストアに訪問したかを把握し、次につながる対策を実践していきましょう。

クリック数(訪問者数)が目標達成した場合と目標が達成できていない場合で以下の図のように改善方法が考えられます。

必要クリック数(訪問者数)が目標達成している場合

必要クリック数(訪問者数)が目標達成している場合は、更なる売上アップを目指して、表示機会が増えるように月次広告予算を増額していきましょう。

追加で必要なクリック数(訪問者数)を算出する

例えば以下の図のストアの場合、5月にクリック数が目標達成したので、6月に10万円売上目標を追加しました。

以上の図のとおり、アイテムマッチレポートの売上金額を注文数で割り、客単価を導き出します。

次に追加売上目標金額を、アイテムマッチレポートの客単価と購買率で割ると、必要なクリック数(訪問者数)がわかります。

必要追加予算額を決める

必要クリック数(訪問者数)が出たら、アイテムマッチリポートのCPC(1クリックあたりの費用)とかけて追加予算額が算出されます。

追加予算額を現状の月次予算上限金額に上乗せします。

月次予算を追加する方法

月次予算を追加する方法は以下のとおりです。

管理画面のタブから「予算」>「予算管理」をクリックします。

予算管理の画面から「予算上限の変更」をクリックします。

予算上限設定の画面に移るので、「月次」に金額を入力し送信します。

最後に予算管理の画面にて金額を確認してください。

詳しくは以下の記事をご参照ください。
はじめてでも安心|とっても簡単!アイテムマッチの「月次予算上限」設定

月次予算を増額したら、入金も忘れずに行いましょう。入金忘れがあるとせっかく予算を増額したのに広告配信が停止してしまいます。

入金方法については以下の記事をご参照ください。
アイテムマッチを今すぐ利用するために!入金方法を徹底解説

必要クリック数(訪問者数)が目標未達成の場合

必要クリック数(訪問者数)が目標未達成の場合は、購買率の高い商品をアイテムマッチに追加する、入札単価を上げることでクリック数(訪問者数)アップを目指しましょう。

アイテムマッチの商品数を増やす

アイテムマッチで広告設定している商品が増えると表示回数も増えます。

商品数を増やす際には売れ筋、購買率(CVR)の高い商品を中心にアイテムマッチの設定をしていきましょう。

購買率(CVR)の高い商品の確認方法

購買率(CVR)の高い商品を確認するためには、ストアクリエイターProの「販売管理」>「商品分析」>「月次」から先月を選びます。

購買率(CVR)の高いものから並ぶように、降順に並び替えます。購買率(CVR)が高く、かつ売上金額の高いものを選び、アイテムマッチに追加します。

「全品指定価格入札」という方法もあり

ひとつずつ商品を設定するのは手間がかかってしまうので、アイテムマッチの「全品指定価格入札」で全商品の広告を設定することも可能です。

ストアで扱う全ての商品を最低入札価格+10円で入札しておくと、表示回数が増え、その中からクリックされる回数も増えることが期待できます。

特に売りたい商品は「個別入札」で入札価格を設定しておくと、個別入札の価格が優先されるので、「全品指定価格入札」と「個別入札」を併用するとよいでしょう。

入札方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
商品の広告表示を増やそう!アイテムマッチの入札方法を徹底解説

まとめ

今回はアイテムマッチの広告効果を確認するための、アイテムマッチレポートの確認方法と見方、配信結果を踏まえての対策について説明いたしました。

アイテムマッチを使い始めたときは、目標クリック数(訪問者数)を達成しているかどうかが重要です。

まずは必要クリック数(訪問者数)の目標達成に向け、対策をとっていくことが肝心です。
売上目標を決めよう!ー目標の立て方 事例紹介ー

ひとりでもたくさんのお客様に自分たちの商品を見てもらい、ストアに訪問していただけるよう、アイテムマッチレポートを見て改善していきましょう。

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