低予算での集客対策はいかに?1カ月後に効果を確認して改善する方法
1万円から5万円の低予算でもはじめられるアイテムマッチ。
前回はアイテムマッチ初心者が少ない予算でどのようにアイテムマッチを始めるかについて説明しました。
アイテムマッチをはじめて1カ月が経過したら、必ず効果の確認を行っていきましょう。広告の配信結果を確認し、集客効果をさらに高めるために入札商品や価格を調整していく必要があります。
そこで今回は、低予算でアイテムマッチ広告をはじめた後に、どのように効果を確認し、運用していくかについて解説します。
■この記事のポイント
- アイテムマッチ開始後、1カ月を目安に効果を確認する
- 予算どおりの集客、アイテムマッチ経由の売上が達成できたか確認する
- 商品別実績レポートで分析し、入札価格や予算を調整しよう
目次
まずはアイテムマッチ配信結果を見ていきましょう!
低予算(1万円、3万円もしくは5万円)で思うような効果がでたのか確認する方法を説明していきます。
アイテムマッチの配信結果を見てみよう
アイテムマッチを低予算(1万円、3万円もしくは5万円)での利用を開始してから約1カ月がたてば、配信結果によって売上効果や集客効果があったのかが検証できます。
まずはアイテムマッチの配信結果を見てみましょう。
以下のポイントに従って、配信結果を確認してみてください。
■配信結果の確認ポイント
・1万円、3万円もしくは5万円分の集客ができましたか
・アイテムマッチ経由の売上はどれくらいでしたか
・購入されている商品
・購入されていない商品
・クリックされていない商品
1万円、3万円もしくは5万円分の集客ができましたか
設定した予算分の集客ができたのか確認しましょう。
予算を入札価格で割って算出された数字が期待される訪問客数です。
予算÷入札価格=クリック数(訪問客数)
アイテムマッチの「実績・明細」タブから月別レポートを選択し、レポートから「クリック数」を確認します。

もし集客ができていない場合はクリック数を増やすためにも、表示回数の改善が必要です。
表示回数について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶検索で商品の表示回数を増やすためには?|アイテムマッチ運用テクニック
アイテムマッチ経由の売上はどれくらいでしたか
アイテムマッチの管理画面や実績レポートでアイテムマッチ経由の売上が確認できます。
アイテムマッチ経由での目標売上は、予算から最初に想定した訪問客数に購買率をかけて購入客数の目安を算出し、平均客単価をかけて導き出せます。
アイテムマッチ経由目標売上=クリック数(訪問客数)×購買率×平均客単価
この目標売上に達していたかどうか確認しましょう。
アイテムマッチ経由売上はホームの掲示板や実績レポートで確認できます。
アイテムマッチ経由売上の改善について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶アイテムマッチ経由売上の伸び悩み原因と注文数を増やす方法を解説
商品別実績の分析と対策
集客と売上を確認したら、商品別実績を分析して、対策を施しましょう。
以下のフローでどの商品が集客・売上に貢献していて、どの商品に調整が必要かを洗い出していきます。
まずはクリックされている商品を確認しましょう!
クリックされている商品はどの商品でしたか
クリックされている商品がどの商品だったかを確認します。
クリックされているということはお客様がその商品に興味を持っていただいたという証拠です。
どんな商品がクリックされていたか確認する場合は、アイテムマッチの商品別レポートで確認します。

■商品別レポート例
品名 | 表示回数 | クリック数 | CTR | CPC | 利用金額 | 売上金額 | CVR | ROAS |
商品A | 2,000 | 200 | 10% | 25円 | 5,000円 | 20,000 円 | 2% | 400% |
商品B | 667 | 100 | 15% | 25円 | 2,500円 | 15,000円 | 3% | 600% |
商品C | 10,000 | 500 | 5% | 25円 | 12,500円 | 25,000円 | 1% | 200% |
商品D | 1,000 | 100 | 10% | 25円 | 2,500円 | 7,500円 | 1.5% | 300% |
クリックされている商品がわかれば、購入されている商品と購入されていない商品にわけて対策を検討しましょう!
クリックされて、かつ購入もされている商品の場合
この場合は商品の露出を増やせば、さらに売上が伸びる可能性があります。入札価格アップを検討してみましょう。
クリックされているが、購入には至っていない商品の場合
この場合は商品ページに訪問はするものの、購入の決め手に欠けるということなので、商品ぺージの見直し(商品画像や商品情報の充実など)やクーポンを付けるなどして購買率アップを目指しましょう。
クリックされていない商品
クリックされていない商品は、その商品がそもそも見られているのか、見られてさえいないのか表示回数を見て確認しましょう。
表示回数が少なく、クリックされていない商品の場合
表示回数が少なく、クリックされていない商品は、入札価格が最低価格のため見られていない可能性があります。入札価格を上げて露出を高めてクリックされるかどうか様子を見ましょう。
表示回数は比較的多いが、クリックされていない商品の場合
表示回数は比較的多いが、クリックされていない商品の場合は、検索結果に表示されるものの、商品の詳細を知りたいと思われていないということです。
そのため、検索結果ページで他の商品と並んだ時に思わずクリックしたくなるような工夫が必要です。
クリック数を増やす対策としては以下のことを検討しましょう。
- 商品ページの見直し(商品画像、品番他)
- 商品価格
商品画像はアイテムマッチの広告に使われ、商品のイメージを印象づけるために最も重要な項目です。
シンプルでわかりやすい商品画像を作成しましょう。
■商品画像見直し例
商品画像について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶クリックされるには第一印象が大事!!売れる商品画像に共通するポイント
また、検索結果ページで同じ商品が他の商品と並んだ時に、商品価格に差があるとクリックしてもらえません。
競合ストアの商品価格もチェックして、自分たちの商品価格も見直してみましょう。
競合ストアの調査方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売れるヒントは競合にあり!競合ストアの調査方法と対策解説
上記の対策をとってもクリックされない場合は、入札価格を最低入札価格に下げたり、他の入札していない商品と入替を検討してみましょう。
クリック数が伸びない商品の対策について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶「クリックも、売上も伸びない」を解決しよう!3ステップで改善するアイテムマッチ運用方法
アイテムマッチの運用に慣れてきたら、広告予算アップも検討してみましょう!
予算が5万円以上かけれそうな場合におすすめの入札方法を紹介します!
予算が5万円以上の場合
アイテムマッチの予算が5万円以上かけられそうな場合は、個別入札と全品指定価格入札を併用した「個別入札×全品指定価格入札」がおすすめです。※全品指定価格入札は月次予算のを設定(5万円以上)が必要
個別入札で特に売りたい商品の上位表示を狙いつつ、全品指定価格入札で全商品を入札しておけばストア全体として商品の露出機会も増やせるからです。
「全品指定価格入札」方法
全品指定価格入札は月次予算のを設定(5万円以上)が必要ですので、事前にご確認ください。
アイテムマッチから「全品指定価格入札」を選択します。
「1クリックあたりの入札金額」に現在販売中の全商品の1クリックあたりの入札金額を25円~999円の範囲内でご入力し、「設定を保存」をクリックしてください。
ここでも入札価格の設定に迷う場合は、最低入札価格+10円で設定し、広告の消化を確認しながら調整していきましょう。
アイテムマッチ最低入札価格=25円 |
「個別入札×全品指定入札」する場合は、個別指定ではライバル商品より上位表示を目指すために、提案された入札金額より少し高めに設定しておく方法がおすすめです。
「個別入札×全品入札価格」について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説
まとめ
今回は低予算でもできる集客対策「アイテムマッチ」の効果の確認について詳しく説明しました。
「アイテムマッチ」の効果を高めるためにも、今回の記事を参考に、毎月配信結果を確認し、調整をしてみてください。
特定の日には日次予算に変更することで広告の配信ボリュームも調整できるので、さらに効率よく広告運用することが可能です。
まだお試しでない方はぜひ1万円からでも「アイテムマッチ」を利用してみてください。
【関連記事】
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