2024年09月09日

即効性ありの集客対策!月半ばでも間に合う広告設定の見直し

アイテムマッチによる広告を実施している中で、集客目標に届いていないと感じたことはありませんか?

月の半ばを過ぎても、予算に対して配信が思うように進んでいない状況に焦りを感じつつ、今からでも効果を最大化できる方法を探している方も多いでしょう。

そこで今回は、そんな悩みを抱える方のために、月の半ばからすぐに実行できる予算調整や設定の見直し方法をご紹介します。

広告の配信ボリュームを効率的に上げ、限られた期間で最大の成果を引き出すための具体的な対策を提案します。

この記事のポイント
  • アイテムマッチで集客目標に届いていない場合は利用金額と表示回数を確認する
  • 配信が思うように進んでいない場合は入札価格や商品数の調整が必要
  • お客さまの集まる日を目指して対策を取ると効率が良い
  • 月の後半は大型販促イベントの最終日があるので、巻き返しのチャンス

集客の目標数に届いていない原因とは?

アイテムマッチを利用しているのに、集客が思うように進んでいない場合、広告費として設定している予算に対して、配信が進んでいるのかどうか確認しましょう。

配信が進んでいるかどうかは、アイテムマッチの利用金額や商品の表示回数で確認できます。

例えば、月の予算を3万円と設定している場合に、月の半ばで利用金額が1万円を下回っているようなときは、目標どおりに集客が進んでいないといえます。

日割にすると、1日あたりの利用金額が1,000円分クリックされているかどうかが目安となります。

1,000円(1日あたりの予算)=30,000円(月次予算)÷30日(月の日数)
※ひと月を30日としています

アイテムマッチの月次予算と日次予算を常に把握して、日々の利用金額の進捗を管理画面で確認しましょう。

アイテムマッチ利用金額の確認方法はこちら

アイテムマッチでは「ホーム画面」と「実績・明細」タブで実績が確認できます。

集客が目標数に届いていない原因としては、以下の理由が考えられます。

・商品がそもそも表示されていない
 ・入札価格が低すぎる
 ・入札商品数が少ない

・商品が表示されていても、クリックされていない

入札価格が低すぎると、商品の表示機会が減少し、配信が進まない原因になります。また入札している商品が少なく、全体の表示回数も少ないとクリック(訪問者数)につながりません。

どこに要因があるのか、それぞれ確認するポイントを説明していきます!

表示回数の確認

入札した商品がお客さまに見られていなければ、クリックもされません。

アイテムマッチで商品が表示されているかどうかは、集客数に大きくかかわります。

アイテムマッチの実績レポートより表示回数を確認しましょう。

表示回数を確認する方法はこちら

アイテムマッチの「実績・明細」より「日別」を選択し、期間を設定すると日別レポートがダウンロードできます。

日別レポートの表示回数を確認しましょう。

表示回数が少ない場合、入札価格の見直しや入札商品を増やすといった、表示機会を増やすための対策が必要です。

お客様さまの集まる日を目指して調整を行えば、効率的に集客することが可能です。

表示回数について詳しくは以下の記事をご参照ください。
検索で商品の表示回数を増やすためには?|アイテムマッチ運用テクニック

入札価格の確認

表示回数を確認したら、表示回数が少ない商品の入札価格が低すぎないか、適切であるかどうかを確認してみましょう。

アイテムマッチは他店と比べて入札価格が低すぎると、検索結果ページやカテゴリリストページ専用枠での表示機会を得ることができません。

適切な価格設定がされていない場合、入札価格を引き上げることを検討してください。

入札価格を引き上げるリスクとしては、クリック単価(CPC)が上がることで、コストが増える可能性があります。

しかし、メリットとしては、広告の表示回数が増え、より多くのお客さまに商品を見てもらう機会が増えます。

アイテムマッチでは予算の上限が設定できるので、使いすぎることはありません。

商品の魅力や訴求力

商品が表示されているにもかかわらず、クリックがされていない場合は、商品の魅力が十分にアピールできていない可能性があります。

並んでいる商品を見たときに、お客さまにとって価値ある情報が不足していたり、商品の特徴が明確に伝わっていないため、興味が持てず、クリックされていない状況かもしれません。

改善策としては、商品名、キャッチコピーを見直したり、広告の素材となる商品画像をよりわかりやすく、魅力的な画像にしたりするなどの方法が考えられます。

また、クーポンを付けるという方法もあります。クーポンが表示されているとお得な商品であることの訴求もできるので、クリックされる機会も増えます。

どこに原因があるかわかったら、具体的に対策をとっていきましょう!

即効性あり!広告配信改善対策

原因が特定できれば、商品がお客さまの目に留まり、クリックされるような対策をすぐにとっていきましょう。

効果的な集客を実現するために、以下の具体的な対策が挙げられます。

  • 入札価格の調整
  • 入札商品の追加
  • 広告クリエイティブの改善

入札価格の調整

表示回数が足りない場合は、入札価格の調整(チューニング)が必要です。

表示回数を増やしたい場合は入札価格を上げていきますが、広告予算は限られていますので、少しずつ入札価格を調整しながら上げていきます。

【見直しのポイント】
・お客さまの集まる日に合わせて入札価格を調整する
・入札価格はアイテムマッチ人気カテゴリランキングのデータを参考にする

月の後半は、給料日もありセールも盛り上がるので、それに合わせて調整していくとさらに効果的です。

【お客さまの集まる日】
・ヤフービックボーナス おトク期間(9月22日、23日)
・超PayPay祭のグランドフィナーレ (傾向として月後半が多い)
・「5のつく日」「日曜日」(大型販促イベントのない月でも効果的)

入札価格の目安は、毎週水曜に更新されるアイテムマッチ人気カテゴリランキングを見れば参考になります。

アイテムマッチ人気カテゴリランキングデータと比較して入札価格を調整してみてください。

アイテムマッチ人気カテゴリランキングについてはこちら

【毎週水曜更新】アイテムマッチ人気カテゴリランキング(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。

Yahoo!ショッピングのカテゴリごとに、表示回数の多い順で、アイテムマッチの指標となる数値レポートがダウンロードできます。

推奨入札価格、平均CPCを自ストアの入札価格と比べてみて、入札価格が低すぎないか確認してみてください。

CPCとは(Cost Per Click)の頭文字をとった略語で、クリック1回あたりにかかった費用で「クリック単価」「入札価格」を意味する単語です。

人気カテゴリランキングデータではカテゴリ分類ごとの平均CPCが公開されています。

■入札価格の決め方

  • 平均CPC※+10円でも20円でも少しずつ上げてみる
  • 推奨入札価格※で入札する
    ※アイテムマッチ人気カテゴリランキングに記載

入札価格を上げる方法は売れる商品に集中して活用いただくことがおすすめです。

個別入札で入札価格を調整する方法はこちら

アイテムマッチ管理画面より、「アイテムマッチ」>「個別入札」を選択します。

カテゴリを選択し、下に表示された入札商品の中から変更する商品を選んで入札価格を入力します。

個別に入札価格を変更することもできますが、アップロード用CSVファイルを取得し、商品コードと入札価格を入力した一括入札用ファイルを作成し、アップロードすることで一括入札することもできます。

商品一括入札について詳しくは以下の記事をご参照ください。
売れ筋商品を一括入札!アイテムマッチの商品を一括で登録(追加・変更・削除)する方法

セール日はさらに入札価格をあげる

お客さまの集まる日はさらに配信を強化するために、アイテムマッチのブースト予約機能を利用してみましょう。
※ブースト予約は日次予算3,000円~設定できます。

ブースト予約機能を使うと、お客様の集まる日にピンポイントで入札価格を上げることができます。

ブースト予約設定方法はこちら

アイテムマッチの管理画面より「ブースト予約」>「予約」を選択し、「予約を追加」をクリックします。

予約日の欄にブーストしたい日付を入れ、商品入札価格で入札価格を変更します。

全商品の入札価格を一律上げるか、一部商品の入札価格を上げるかを選べます。※日次予算の金額は空欄のままで設定ができます。

予算を変更する方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
広告配信をブーストさせよう!広告強化のタイミングはいつ?ブースト予約機能を効果的に使う方法

入札商品の追加

入札商品の数を増やすと、自ストアへの入り口が増えて、広く集客することができます。

セールなどでお客様が増えるタイミングで一気にストアにお客さまを取り込むためにも、この機会に全品出品してみましょう。

広告出稿により、予想外に売れる商品が出てくるかもしれません。

【見直しのポイント】
・全商品を入札する
※売れ筋商品は個別入札しておくと、個別入札の設定が優先されます

全商品を入札する

アイテムマッチの月次予算が5万円以上かけられる場合は、一度に全商品を入札できる「全品指定価格入札」がおすすめです。

全品指定価格入札で全商品の露出機会を確保しつつ、個別入札で売れ筋商品の表示機会をさらに増やし、売上アップを目指す方法です。

「全品指定価格入札」方法はこちら

アイテムマッチ管理画面から「アイテムマッチ」タブにカーソルを合わせ、プルダウンメニューから「全品指定価格入札」を選択します。

「1クリックあたりの入札金額」に現在販売中の全商品の1クリックあたりの入札金額を25円~999円の範囲内でご入力し、「設定を保存」をクリックします。※設定期間中の上限入札金額変更は15分に1回、1日5回までできます。

入札価格の設定に迷う場合は最低入札価格+10円で設定し、広告の消化を確認しながら調整していきましょう。

内容を確認し、「設定を保存」をクリックして完了します。

入札商品を増やす方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
予算5万円から始める!アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説

広告クリエイティブの改善

表示回数はあるのにクリックされていない場合は、アイテムマッチで表示される商品画像や商品名などのクリエイティブを改善する必要があります。

広告の表示回数改善に比べて、集客対策として即効性のある方法ではありませんが、取り組むべき課題です。

【見直しのポイント】
・商品の検索(SEO)対策を強化する(具体的には商品名)
・商品画像を改善する
・クーポン発行を検討する

商品の検索(SEO)対策を強化する

商品が検索結果ページで表示されやすくなるためには、検索(SEO)対策もあわせて行っておきましょう。

特に商品名、プロダクトカテゴリ、JANコードやブランドなど項目は検索のキーワードとして重要な項目です。

Yahoo!ショッピング内の検索(SEO)対策について詳しくは以下の記事をご参照ください。
今さら聞けない!Yahoo!ショッピングの基本|商品名の付け方
検索上位表示を目指そう!Yahoo!ショッピングでできるSEO対策

商品画像を改善する

アイテムマッチは商品画像がそのまま広告素材として、検索結果やカテゴリリストページの専用枠で表示されます。

自ストアの商品画像が他のストアの商品と並んだときに、商品の特徴や利点をわかりやすく伝えられているかどうか見比べて、改善してみてください。

■商品画像(例)

B-Spaceのらくらく商品画像制作ツール「GAZN(ガゾーン」にはカテゴリ別に商品画像のテンプレートも揃っています。

画像制作が苦手な方も、デザイナーが作成したかのような商品画像が作れるので、気になる方はぜひお試しください。

売れる商品画像について詳しくは以下の記事をご参照ください。
クリックされるには第一印象が大事!!売れる商品画像に共通するポイント

クーポン発行を検討する

アイテムマッチによる集客施策に加えて、クーポン施策をうつと、クリック率・購買率も高まり、広告効果も高まります。

STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)でクーポン発行すると検索結果でクーポンバッチがつくので、クリックされやすくなります。

※集客が集中する日はクーポンバッジは非表示になる可能性がありますので、ご了承ください。

クーポンバッジはお客さまの目にも留まりやすいので、ぜひ検討してみてください。

STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定、もしくはプロモーションパッケージにご加入いただくことが必要です。
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)のご利用案内はこちら
オプション設定がまだの方はこちら
PRオプションについてはこちら
プロモーションパッケージについてはこちら

クーポンについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
クーポンは集客にも効果アリ!購買率だけじゃないクーポン活用法とは?

集客がうまく進めば、予算を追加

広告配信改善対策により、集客がうまく進めば予算の追加も検討してみてください。

売れてきているタイミングで配信がされなくなると、せっかくの売上機会を逃してしまいます。

アイテムマッチの配信結果を確認しながら、必要であれば予算を追加しておきましょう。

月次予算を追加する方法はこちら

アイテムマッチ管理画面から「予算」>「予算管理」をクリックします。

予算管理の画面から「予算上限の変更」をクリックします。

予算上限設定の画面に移るので、「月次」に金額を入力し送信します。

最後に予算管理の画面にて金額を確認してください。

月の最後まで気を抜かずに、お客さまを集め続けましょう!

まとめ

今回は月の後半から、アイテムマッチによる集客をどう巻き返すかという具体的な対策について説明しました。

月の半ばに配信が思うように進んでいない場合も、残り半月で配信を増やすことは可能です。セールや大型販促イベントのある月であれば、なおさら後半からの集客が期待できます。

入札価格や予算の調整、配信の仕組みをうまく活用して、アイテムマッチの運用テクニックを磨き、お客さまを自分たちのストアに集めましょう1

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