2020年10月20日

アイテムマッチってなに?初心者でもばっちりわかる簡単解説

ストアを運営していると、一度は広告にチャレンジしてみたいと思うことがあるでしょう。

しかし、「インターネットの広告はなんだか複雑でよくわからない」「説明がややこしくて自分には難しそう」と諦めてしまう方がいらっしゃいます。ストアを盛り上げるせっかくのチャンスを逃してしまうのは本当にもったいないことです。

そこで今回は、広告出稿を迷っているストア様に向けて、低予算からすぐに始められる「アイテムマッチ」について詳しく解説します。

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アイテムマッチってなに?

アイテムマッチってなに?初心者でもばっちりわかる簡単解説

アイテムマッチは、Yahoo!ショッピング出店者向けの広告である「ストアマッチ」の広告メニューです。

アイテムマッチは一般的に「リスティング広告」と呼ばれる、「クリック課金型広告」で、Yahoo!ショッピング内に自社ストアの商品を掲載することができます。

アイテムマッチの掲載場所は、カテゴリーページや商品リストページの上部です。

一般の商品よりも上に表示されるため、広告でありながら違和感なく受け入れてもらえる効果があります。

アイテムマッチでお悩み解決!詳しい内容はこちら。

アイテムマッチの3つのしくみ

アイテムマッチは「Yahoo!ショッピング専用のリスティング広告」と覚えておくとよいでしょう。リスティング広告の特徴を以下に挙げます。

1.クリック課金型

アイテムマッチはクリック型課金の広告で、その名の通り、クリック(スマートフォンの場合はタップ)された数だけ広告費が課金されるシステムを採用しています。

広告が表示されるだけでは費用が発生しないため、出費を削減しながら広告を掲載できるメリットがあります。

2.入札単価が高いほど有利な位置に表示される

広告が表示される場所は複数の広告枠から「入札」によって掲載順位が決定します。入札単価が高いほど最初に目に入る枠(「ファーストビュー」と呼ばれます)に表示され、より高い広告効果が期待できます。

なお、「入札単価」とは「1クリックで課金される金額」のことを指します。

広告枠は左上から右下まで「Z」の順番で並ぶか、縦一列の場合は上から順に並び、左上もしくは最上部が最高入札額の広告枠です。

3.予算に達すると掲載が自動でストップする

アイテムマッチの広告費は、あらかじめ入金しておくデポジット型を採用しています。

2013年10月27日以降に出店したストアは自動的に前払いに振り分けられます。後払いもありますが、後払いに変更するには審査が必要ですので、初心者の方は前払いをおすすめします。

そこで設定した予算に達するまでアイテムマッチは掲載されますが、課金額が予算に達すると広告掲載は自動でストップします。

予算を超えて広告費が請求されることはありません。

アイテムマッチを難しいと感じてしまう理由

アイテムマッチってなに?初心者でもばっちりわかる簡単解説

リスティング広告を使ったことのない初心者の方ほど、アイテムマッチを難しいと感じて敬遠してしまいがちです。

しかし、アイテムマッチは設定も簡単な上に準備もほとんど必要ありません。イメージとは正反対で、実はびっくりするほど気軽に始められる広告なのです。

一体どういった点がアイテムマッチを難しいと感じさせてしまうのでしょうか。

お金がたくさんかかりそう

リスティング広告に詳しくない人は、「気づいたら広告費が想定以上に膨らんでしまうのでは…?」と不安を抱きがちです。

アイテムマッチはリスティング広告の特徴である「予算に達すると掲載が自動でストップする」という機能を備えており、あらかじめ決めた予算以上に広告費が請求されることはありませんのでご安心ください。

また、広告は決して1位(最上部)に掲載する必要はなく、2位以下でも十分な結果が出ればそれを維持すればよいのです。

実はそれがリスティング広告の「運用」と呼ばれる部分なのですが、はじめのうちは入札単価と予算の設定に慣れるだけで十分です。

広告出稿の準備が大変そう

多くのインターネット広告ではバナーを制作する必要があるため、その準備を考えると負担が大きいと考える方もいらっしゃいます。

実はアイテムマッチではバナーを準備する必要がありません

商品の画像と説明文がそのまま広告として掲載されるため、すでに登録している商品から広告として掲載したいものを選ぶだけで設定はほぼ完了です。

アイテムマッチの具体的な設定方法は以下の記事をご参照ください。

広告費の設定が難しそう

アイテムマッチは広告費を自分で設定しなければならない点が最初に迎えるハードルのようです。

先ほど、入札単価が高いほど有利な位置に表示されると解説しましたが、アイテムマッチでは「いくらで入札すれば何位(何番目)に表示されるか」が自動で計算されます。

そのため、入札単価の設定に迷うことが実はほとんどありません。あとは、1カ月にかけられる予算を決めておけば1日にどのくらい掲載できるかを計算できます。

アイテムマッチはどんなときに効果的?

アイテムマッチってなに?初心者でもばっちりわかる簡単解説

アイテムマッチに限らないことなのですが、広告は目的を明確にして実施することがコツです。

もし、以下のようなお悩みをお持ちであれば、アイテムマッチを使ってみるとよいでしょう。

特定商品を売りたい、露出をあげたい場合

ストアとして売りたい特定商品(利益率の高い商品、オリジナル商品など)をお客様にもっと知ってほしい場合にアイテムマッチがおすすめです。

アイテムマッチであれば、カテゴリーリストや検索ページの上部に特定商品が表示されるので、関連キーワードやカテゴリーに興味のあるお客様にその商品を注目してもらえる可能性が高くなります。

ストア全体の集客数を上げたい場合

ストア全体の集客数を上げたい場合は、集客用の目玉商品(価格訴求、限定数などお買い得商品)をアイテムマッチで掲載します。

アイテムマッチを利用することで、目玉商品を露出の高い位置に表示できるので、瞬間的に集客数が伸びることが期待できます。

集客用の目玉商品は低単価だったり、利益度外視だったりする場合があるので、その商品をきっかけに買い回ってもらう工夫も行いましょう。

アイテムマッチ導入店の成功事例はこちら。

アイテムマッチをさらに効果的に活用するコツ

アイテムマッチってなに?初心者でもばっちりわかる簡単解説

アイテムマッチを使って商品ページの閲覧や商品の購入が増えると、「商品スコア」が上がります。商品スコアとは、ざっくりいうと「お客様からの反応を数値化したもの」です。
商品スコアを確認する|ストアクリエイターPro

商品が売れることによって、商品スコアが上がると、その商品がYahoo!ショッピング内で上位に表示されるようになります。

よく見られたり売れたりする商品を目立つところに表示すればYahoo!ショッピング自体の売上も向上することから、商品スコアの高い商品が上位表示されるように自動調整されています。

GoogleやYahoo!JAPANの検索エンジンと同じように、Yahoo!ショッピング内でもSEOロジックが組まれており、上位表示されるには工夫が必要です。

まとめ

アイテムマッチは初心者にとっても、実際はとても簡単で、安心して利用できます。

予算も無理のない範囲に調整して掲載でき、バナー広告ほどの広告費を準備する必要はありません。結果が出てくれば予算を引き上げることもできるので、まずは出稿に慣れながら検討していくことをおすすめします。

本記事で解説したとおり、アイテムマッチの実施に専門的な知識や技術は一切不要です。まずはあなたのストアでもアイテムマッチを始めてみましょう!

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