2022年11月29日

年間実績からみるYahoo!ショッピングのゲーム・おもちゃカテゴリトレンド~広告をどう使う?~

子供だけでなく、大人にも人気のあるゲーム・おもちゃカテゴリ。

ゲーム・おもちゃカテゴリは、知育玩具から季節イベント商品(雛人形、五月人形・鯉のぼり他)、ゲームソフトに至るまで幅広い商品が含まれます。

売れる時期としては、やはりクリスマス時期が想定されますが、それ以外の月も変化はあるのでしょうか。

どの月にお客様が集まって、どんな行動するかがわかれば、今よりもっと計画的に集客や購買率の施策が立てられ、効率よく売上アップもできそうですよね。

そこで今回は、アイテムマッチの年間実績からゲーム・おもちゃカテゴリにはどのようなトレンドがあるかを検証し、おすすめの販促施策についても解説しています。

この記事を読んで、いつ頃、どのような販促施策をとるべきか、年間の売上計画、販促費を検討する際の参考にしてみてください。

■この記事のポイント

  • ゲーム・おもちゃカテゴリーが最も売れる時期は12月
  • 取り扱うアイテムの種類によって最も売れるタイミングは変わる
  • 広告は需要期よりも早めの配信が効果的
  • 最も売れる時期に広告を強化して、商品の露出を高めよう

ゲーム・おもちゃカテゴリの市場規模

まずは市場規模を見ていきましょう。

なんと、2021年に玩具の市場規模は過去最高の8,946億円を記録(※一般社団法人 日本玩具協会調べ)しており、少子化が続いても、ゲーム・おもちゃの市場は伸びていることがわかっています。

画像引用:一般社団法人 日本玩具協会

外出自粛の影響で、お家で楽しめるゲームやおもちゃの市場が伸びています。

アイテムマッチの年間実績からみる、ゲーム・おもちゃカテゴリの広告のトレンド

Yahoo!ショッピングではどのような動きがあったのか、アイテムマッチの直近1年間の実績から見ていきましょう。

ゲーム・おもちゃカテゴリのアイテムマッチによる集客がどの時期に、どのくらい伸びたのかを把握していきます。

また、季節商材として動きの出やすい「雛人形」「五月人形・鯉のぼり」についても紹介します。

カテゴリ全体のアイテムマッチ実績推移

ゲーム・おもちゃカテゴリの年間広告トレンドは以下の4つです。

  1. クリック数、クリック率は12月から4月にかけて高めに推移している
  2. 夏休みや水遊びの影響で7月も比較的クリック数が高めにでている
  3. クリック数、アイテムマッチ利用金額とも12月、次に3月に山が来る
  4. クリック数、クリック率が高く出ている月(12月)は効率よく集客できている広告効果の高い月

クリスマスやお年玉があるため、12月にクリック数やクリック率がかなり伸びています。

雛人形・五月人形関連のアイテムマッチ実績推移

【雛人形】

【五月人形・鯉のぼり】

雛人形、五月人形関連の年間広告トレンドは以下の2つです。

  1. 雛人形は1月、2月にクリック数、クリック率、広告費用が突出する
  2. 五月人形・鯉のぼりは3月、4月にクリック数、クリック率、広告費用が突出する

それぞれクリック数などが突出し始める月の前月から伸びてきているので、早めの準備をしておきましょう。

ゲーム・おもちゃカテゴリにおすすめ施策

ゲーム・おもちゃカテゴリにおける市場と広告のトレンドを踏まえて、おすすめの販促施策を紹介していきます。

1年間の実績から、以下の時期が販促施策を強化するタイミングといえます。

  • 11月から1月(特に12月)・・・クリスマス・年末セール・お年玉・福袋・初売りセール
  • 12月後半から3月前半(特に1月)・・・雛人形・セール
  • 2月後半から5月前半(特に3月)・・・五月人形・鯉のぼり・セール
  • 7月から9月・・・夏休み・自由研究・プール・海水浴

年末商戦に合わせて12月に発売開始する商品も多くあったり、クリスマスプレゼントの需要があったりするので、ゲーム・おもちゃカテゴリで最も伸びる月は12月です。

クリスマスのプレゼントのための検索は11月頃から始まります。

広告は早めの時期から配信し、露出を高めておくと、実際の需要期に入ったタイミングで商品を見つけてもらいやすくなります。

ゲーム・おもちゃカテゴリにおすすめ!集客対策としての「アイテムマッチ」の活用法を紹介します。

おすすめアイテムマッチ活用法

ゲーム・おもちゃカテゴリはクリスマスやひな祭り、こどもの日といった季節による需要の変動が多いカテゴリでもあります。

お客様の集まるタイミングで、アイテムマッチを活用し、商品の露出を高めていきましょう。

その後は広告効果を確認し、チューニングをしっかり行って、安定した広告運用を行うことをおすすめします。

入札商品を増やす(全品指定価格入札×個別入札を併用する)

たくさんのお客様を集めるためには、ひとつでも多くの商品の表示回数を増やし、クリックしてもらうことが重要です。

そのためには入札商品を増やす必要があります。

そこでアイテムマッチの効果的な入札方法として「全品指定価格入札」×「個別入札」の併用をおすすめします。

全品指定価格入札をすることで全商品の露出機会を確保できます。

特に売りたい商品、売れ筋の商品は、個別入札でさらに露出させて売上アップをはかっていきます。

全品指定価格入札の入札価格に迷う場合は、最低入札価格+10円を目安にしてください。

アイテムマッチの効果的な入札方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
予算5万円から始める!アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説

ゲーム・おもちゃカテゴリ販促強化月には月次予算を上げる

ゲーム・おもちゃカテゴリの需要が高まる、11月から12月、雛人形の場合は12月後半から3月前半、五月人形・鯉のぼりの場合は2月後半から5月前半に広告配信を強化してみましょう。

その中でも12月は最も販促を強化すべき月です。

1年でもっともゲーム・おもちゃカテゴリが売れるタイミングですので、アイテムマッチの月次予算の上限を最大限に上げることを検討しましょう。

ここで設定した月次予算の上限金額をもとに広告配信の量が決まり、均等配信システムにより期間内で予算を使いきるように広告表示頻度を調整します。

■月次予算上限を上げるタイミング

  • 季節需要の高まるシーズン(11月から1月、特に12月)
  • Yahoo!ショッピングの独自キャンペーン(超PayPay祭他)
  • 広告予算が順調に消化しているとき

月次予算の設定について詳しくは以下の記事をご参照ください。
はじめてでも安心|とっても簡単!アイテムマッチの「月次予算」「日次予算」設定

効果検証し、チューニングを行う

ゲーム・おもちゃカテゴリは商品によって売れ時が決まっています。検索が多くなる期間中は、常にお客様に商品を見てもらうこと(商品の表示回数を増やすこと)が重要です。

広告効果をどんどん上げていくためにも、アイテムマッチの実績レポートを確認して、入札価格のチューニングを適宜行っていきましょう。

まずは商品別の実績レポートの結果から、商品ごとに以下の4つのパターンに分類します。

  • A:表示回数が少ない商品
  • B:クリック数が少ない商品
  • C:CVR(購買率)が低い商品(表示回数◎ クリック◎ CVR✖)
  • D:CVR(購買率)が高い商品 (表示回数◎ クリック◎ CVR◎)

それぞれのパターンごとに入札価格のチューニングをしたり、広告予算を増やしたり、商品画像を見直したりして集客をさらに伸ばす調整を行っていきます。

例えば、Aのように「表示回数が少ない商品」の場合は、まずは商品を見てもらうために、入札価格を上げてみて表示順位が上がることで表示回数が増えるか見てみましょう。

チューニングポイント
表示回数の少ない商品を確認し、入札価格を少し上げて様子を見る

■入札価格を上げるステップ

  • 最低入札価格+10円(アイテムマッチの最初の設定でおすすめ)
  • それでも表示されていなければ、10円でも20円でも少しずつ上げてみる
  • さらに上位を目指すために、8位以内の提案入札価格を試してみる

商品の売れ時には、商品が見られているかどうか、表示回数をしっかり確認してください。
広告効果を高めるチューニングは毎月行いましょう。

パターン別のチューニングポイントついて詳しくは以下の記事をご参照ください。
出品商品の50%以上を入札したら?その後のチューニングポイントをパターン別に紹介

広告を強化したら、購買率アップ施策も併用

広告を強化して、商品がたくさんのお客様に見てもらえるようになれば、あと一歩で売上につながります。

購入のあと一歩を後押しする、購買率アップの施策はクーポンの発行です。

他店の商品と並んだ際にクーポンの表示があれば、クリックや購買率アップにつながるので、広告との併用がおすすめです。

クーポン発行ツール「STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)」は獲得したいお客様層に絞ってクーポンを発行できるので、クーポンの無駄打ちがありません。

STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定、もしくはプロモーションパッケージにご加入いただくことが必要です。
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)のご利用案内はこちら
オプション設定がまだの方はこちら
PRオプションについてはこちら
プロモーションパッケージについてはこちら

優良顧客層(LYPプレミアム会員、ソフトバンクスマホユーザー)に限定したクーポンが発行できる点も魅力です。

また、STORE’s R∞にはセール商品に対象を絞ってクーポン発行ができる「商品タグ機能」もあります。

以下の図のように、セール対象商品に「sale001」といった商品タグをつけておくと、その商品に限定してクーポンを発行することができます。

商品タグのついているものを集めた一覧ページも作れるようになるので、セール商品ばかりを集めた販売ページも作成できます。

販促強化のタイミングであるセール時期にはおすすめの方法です。

商品タグ機能について詳しくは以下の記事をご参照ください。
STORE’s R∞に「商品タグ」指定機能が追加!在庫処分も商品除外も売上アップも叶えるクーポン術

カテゴリ別のクーポン値引き率について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
クーポンの値引き率っていくらが正解?伸びてるストアの実績からカテゴリ別の値引き率を公開

まとめ

今回は、アイテムマッチの年間実績からゲーム・おもちゃカテゴリの広告トレンドとおすすめの販促施策について説明しました。

ゲーム・おもちゃカテゴリは12月が最も売れる月ですが、取り扱うアイテムの種類によってピークが変わってきます。雛人形や五月人形・鯉のぼりなど季節イベントのアイテムの需要期にも注意しましょう。

広告を強化するタイミングや活用方法を理解しておくことで、より効果的にお客様を集め、売上につなげることができるので、今回の記事を参考にしてぜひアイテムマッチをご活用ください。

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