年間実績からみるYahoo!ショッピングの車・バイク・自転車カテゴリトレンド~広告をどう使う?~
車やバイクの本体・パーツ等は今やインターネットでもどんどん売買される時代となりました。
型番がはっきりしていれば、自分の車やバイクに合うかどうかがわかるので、店頭に揃っていない商品もインターネットであればすぐに見つけられます。
また商品単価の高いカテゴリでもあるので、いかにお客様に商品やストアを見つけてもらうかを強化すれば、すぐにでも売上アップ効果が期待できるカテゴリでもあります。
そこで今回は、アイテムマッチの年間実績から車・バイク・自転車カテゴリにはどのようなトレンドがあるかを検証し、おすすめの販促施策について解説します。
車・バイク・自転車カテゴリの関連商品を扱っているストア様はこの記事を読んで、どの月に力を入れるべきか検討してみてください。
■この記事のポイント
- 車・バイク・自転車カテゴリが最も売れる月は12月、期間は11月~12月がクリック数、広告利用金額が高い
- 最も売れる時期に広告を強化して、商品の露出を高めよう
- 年中クリック数・クリック率は高いので、入札商品を増やしておくとお客様の目に留まりやすい
目次
自転車カテゴリの市場規模
まずは市場規模を見てみましょう。
車・バイク・自転車カテゴリで近年身近に大きく進捗しているのは自転車の中の電動アシスト車です。
経済産業省の生産動態統計調査によると2020年の自転車全体の市場規模は300億円を超えており、中でも電動アシスト車の販売は年々伸び続けています。
全体としての販売金額は下がっているものの、電動アシスト車の販売台数は300万台を超えてきています。
普通の自転車に比べ、販売価格も高くなるため、全体の市場を牽引しています。
公共交通機関を使わずに移動する手段として車・バイク・自転車は再注目されていた感はあります。
では、Yahoo!ショッピングではどんな変化が見られるのでしょうか。
アイテムマッチの年間実績からみる車・バイク・自転車カテゴリの広告トレンド
Yahoo!ショッピングではどのような動きがあったのか、アイテムマッチの直近1年間の実績から見ていきましょう。
車・バイク・自転車カテゴリのアイテムマッチによる集客がどの時期に、どのくらい伸びたのかを把握していきます。
カテゴリ全体のアイテムマッチ実績推移
車・バイク・自転車カテゴリの年間広告トレンドは以下のような動きが見られました。
車・バイク・自転車カテゴリの年間広告トレンドのポイントは以下の3つです。
- カテゴリ全体としては安定的にクリック数が取れている、12月が最もクリック数が多く、アイテムマッチ利用金額も12月が最も高く出ている
- 11月~12月はクリック数も高く、広告利用も多い=売り上げの見込める期間
- クリック数、クリック率が高いのは2月~3月
車・バイク・自転車カテゴリは他のカテゴリと比べて月によってクリック数が大きく変動するということはないようです。
年中、安定的に訪問客数が見込めるカテゴリと言えそうです。
ただし、商品単価が高い分、ボーナスでの購入が影響するからか12月はクリック数、広告利用金額とも高く出ています。
どの車・バイク・自転車カテゴリ商品が、いつクリックされやすいのか?
次に、車・バイク・自転車カテゴリ商品を種類別にして、いつの時期にどんな商品のクリック率が高いのかをまとめてみました。
種類 | 最もクリックの多い月 | クリックの多い期間 | |
自転車 | サイクルウェア、ヘルメット | 6月 | 3月・6月~8月 |
メンテナンス用品 | 9月 | 6月~10月 | |
自転車アクセサリー | 9月 | 6月~10月 | |
自転車車体 | 9月 | 6月~10月 | |
フレーム、パーツ | 9月 | 6月~11月 | |
自動車 | オイル、バッテリーメンテナンス用品 | 2月 | 12月~3月 |
駆動系パーツ | 2月 | 1月~2月 | |
車用工具、修理、ガレージ用品 | 3月 | 2月~3月、11月~12月 | |
ETC、探知機、ドライブレコーダー | 4月 | 2月~5月 | |
洗車、ケミカル用品 | 4月 | 3月~4月 | |
ルーフボックス、キャリア | 4月 | 4月・9月~10月 | |
内装用品 | 8月 | 6月~9月 | |
ブレーキ、エンジン、過給器、冷却、燃料系パーツ、バギー、カート、トライク、コミューター | 8月 | 7月~10月 | |
カーナビ、カーAV、吸気、排気系、ドレスアップ用品、外装、ボディパーツ | 9月 | 6月~10月 | |
セキュリティ、キーレス、足回り、サスペンション | 9月 | 8月~12月 | |
ライト、レンズ | 9月 | 9月~10月 | |
計器類、電子パーツ | 10月 | 8月~10月 | |
トラック用品、パーツ | 10月 | 8月~12月 | |
セーフティー用品、タイヤ、ホイール、モータースポーツ用品 | 12月 | 9月~12月 | |
バイク | 冷却系パーツ | 1月 | 1月~2月 |
バッテリー | 2月 | 1月~5月 | |
メーター、インジケーター、その他バイクパーツ、アクセサリー用品 | 6月 | 6月~10月 | |
バイク車体 | 7月 | 7月・9月~12月 | |
盗難防止用品 | 8月 | 8月~10月 | |
エンジン関連パーツ、オイル、ケミカル、キャブレター、吸気系、クラッチ、駆動系、サスペンション、スタンド、ステップ、ペダル、ブレーキパーツ、フレーム、ヘルメット、マフラー、ライト、レンズ、外装パーツ | 9月 | 6月~10月 | |
整備工具、メンテナンス用品、電装、オーディオパーツ | 9月 | 6月~11月 | |
点火系パーツ | 9月 | 9月~11月 | |
タンク、燃料系、バイク用タイヤ、ホイール、 | 10月 | 6月~10月 | |
バイク用バッグ、バイク用ボックス | 10月 | 6月~11月 | |
電子機器類 | 10月 | 7月~11月 | |
ハンドル | 10月 | 9月~12月 | |
バイクウェア | 12月 | 10月~1月 |
全体的に見て、6月から10月に購入される傾向が強いようです。
季節によって必要な商品があるので、上記のクリックの多い月を参考に商品の露出を高めると集客効果が見込めます。
車・バイク・自転車カテゴリにおすすめ施策
車・バイク・自転車カテゴリにおける市場と広告のトレンドを踏まえて、おすすめの販促施策を紹介していきます。
1年間の実績から、以下の時期が販促施策を強化するタイミングといえます。
- 3月~5月・・・新学期、新生活
- 6月~8月・・・夏休み・お盆休み・旅行
- 9月~10月・・・メンテナンス
- 11月~12月・・・ボーナス、冬準備
車・バイク・自転車カテゴリ全体が最も伸びる月は11月~12月です。これらの月を踏まえながら、商品によってはピンポイントで伸びる月もあることを把握しておきましょう。
早めに広告配信し、露出を高めておくと、実際の需要期に入ったタイミングで商品を見つけてもらいやすくなります。
車・バイク・自転車カテゴリにおすすめ!集客対策としての「アイテムマッチ」の活用法を紹介します。
おすすめアイテムマッチ活用法
車・バイク・自転車カテゴリは年中商品検索がされていますが、購入月はボーナスがあるなど、お客様の財布の紐が緩むタイミングが多そうです。
特に11月~12月はボーナスやクリスマス時期になるので、高単価商品のお買い物が期待できます。
お客様が商品を探しに来るタイミングで、アイテムマッチを活用し、商品の露出を高めていきましょう。
ひとりでも多くのお客様に商品を見てもらえるように、以下の広告運用を行うことをおすすめします。
- 車・バイク・自転車カテゴリ販促強化月には月次予算を上げる
- 入札商品を増やす(全品指定価格入札×個別入札を併用する)
- 検索対策を強化する(ブランドコード、製品コードの設定)
車・バイク・自転車カテゴリ販促強化月には月次予算を上げる
車・バイク・自転車カテゴリの需要が高まる月は、特に広告配信を強化してみましょう。
お歳暮や年末年始のイベント準備が始まり、訪問客数(クリック数)の増える11月~12月には、アイテムマッチの月次予算の上限を最大限に上げることを検討しましょう。
6月~10月も関連商品のクリック数が高く出ているので、狙い目です。
ここで設定した月次予算の上限金額をもとに広告配信の量が決まり、最適化配信システムにより期間内で予算を使いきるように広告表示頻度を調整します。
■月次予算上限を上げるタイミング
- クリック数の高まるシーズン
- 広告予算が順調に消化しているとき
月次予算の設定について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶はじめてでも安心|とっても簡単!アイテムマッチの「月次予算」「日次予算」設定
入札商品を増やす(全品指定価格入札×個別入札を併用する)
車・バイク・自転車カテゴリはクリック数が年間を通じて高めに推移しているので、時期に関係なく商品を探しているお客様も一定数存在していることがわかります。
広く商品を検索結果ページに表示されるようにしておくと、専門的な商品やニッチな商品を探しにきたお客様の目に留まる確率も増えます。
そこでアイテムマッチの効果的な入札方法として「全品指定価格入札」×「個別入札」の併用をおすすめします。
全品指定価格入札をすることで全商品の露出機会を確保できます。
特に売りたい商品、売れ筋の商品は、個別入札でさらに露出させて売上アップをはかっていきます。
全品指定価格入札の入札価格に迷う場合は、最低入札価格+10円を目安にしてください。
アイテムマッチの効果的な入札方法について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶予算5万円から始める!アイテムマッチの効果的な入札方法「全品指定価格入札」×「個別設定」を徹底解説
検索対策を強化する(ブランドコード、製品コードの設定)
車・バイク・自転車カテゴリは型番や決まった車種、ブランド名で検索される機会が多いカテゴリです。
商品情報にこれらの情報が入っていないと、お客様が検索をした際に、まず上位には表示されません。
型番がわからないと信用できず、購買率も下がってしまいます。
車・バイク・自転車カテゴリはまず「ブランドコード」「製品コード」がきちんと設定されているか確認をしてください。
正確な情報が入っていると検索結果で表示されやすくなり、見つけてもらいやすくなります!
購買率アップ&リピーター育成にクーポン発行がおすすめ
広告を強化して、商品がたくさんのお客様に見てもらえるようになれば、あと一歩で売上につながります。
購入のあと一歩を後押しする、購買率アップの施策はクーポンの発行です。
他店の商品と並んだ際にクーポンの表示があれば、クリックや購買率アップにつながるので、広告との併用がおすすめです。
クーポン発行ツール「STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)」は獲得したいお客様層に絞ってクーポンを発行できるので、クーポンの無駄打ちがありません。
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定、もしくはプロモーションパッケージにご加入いただくことが必要です。
※STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)のご利用案内はこちら
※オプション設定がまだの方はこちら
※PRオプションについてはこちら
※プロモーションパッケージについてはこちら
新規のお客様や一度購入したお客様へのクーポン発行も可能なので、リピーター育成にも役立ちます。
関連商品の購入も期待できるので、ぜひリピーターになってもらいましょう!
カテゴリ別のクーポン値引き率については以下の記事をご参照ください。
▶クーポンの値引き率っていくらが正解?伸びてるストアの実績からカテゴリ別の値引き率を公開
まとめ
今回は、アイテムマッチの年間実績から車・バイク・自転車カテゴリの広告トレンドとおすすめの販促施策について説明しました。
車・バイク・自転車カテゴリが圧倒的に強い時期は、11月から12月にかけてです。
クリック率の高まるタイミングや活用方法を理解しておくことで、より効果的にお客様を集め、売上につなげることができるので、今回の記事を参考にしてぜひアイテムマッチをご活用ください。
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