土用の丑の日といえばウナギですね。
毎年夏になると国産ウナギの価格が話題になり、国産の天然モノから養殖、ウナギの代替品までニュースで紹介されます。
TVでのライブ感のある調理シーンや素敵に盛り付けられた献立、ゲストが美味しそうに食べる様子は強く印象に残ります。
ウナギと言えば、炭火で焼かれる場面と煙とにおい、たれの染み込んだかば焼きを想像しませんか?
ネットショッピングでも、特に食品は商品画像・イメージがとても重要です。
今回はウナギを中心にした商品展開方法、思わず買いたくなる商品画像の作り方と共通ポイントについて紹介します。
目次
今年の土用の丑の日

「土用」とは立春、立夏、立秋、立冬前の18日間の期間を言います。季節の変わり目に「土用」があり、その期間の丑の日が「土用の丑の日」です。
梅雨明け時期に重なる「夏の土用」が一番注目されます。
年によっては「土用の丑の日」が2度あることもあり、今年がまさにその年で7月21日と8月2日が「土用の丑の日」にあたります。
なぜウナギを食べるのか
昔から「土用」には、胃腸に良いものを食べるとされていますが、夏の土用の丑の日は「う」のつく食材を食べると夏バテを防止するという風習が残っています。
夏バテ予防に最適なウナギ。贈り物にも自分用としても喜ばれる高級食材です。ウナギはタンパク質の他に、ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンD、ビタミンE、DHA・EPAが豊富で、子供さんの成長にもピッタリです。
ウナギ以外にも「う」のつく食材はあるので、土用の丑の日の提案商品として検討しましょう。
以下に「う」のつく食材と昔から伝わる効果について記載しました。
- 梅干し・・・食欲不振、解毒作用、熱をとる
- うどん・・・消化が早く、胃にやさしい
- 瓜(うり)・・・熱をとる、利尿作用がある
※うり科の仲間も可(スイカ、メロン、きゅうり、ゴーヤ他) - 牛(うし)・・・胃を養う、体力回復
土用の丑の日でどのようにして商品を展開するか
単品商品だけを用意していても、お客様の気づきは得られません。
ストアを訪れたお客様に「あ、そろそろ土用の丑の日か」と気づいてもらうためにも、いくつかの商品を用意してわかりやすいところに設置しておきましょう。
商品のバリエーションを広げる
商品のバリエーションが少ないと選択肢の幅が限られるので、「この商品でいいのかな?」と購入に至りにくい場合があります。
イチオシ商品を設定する場合でも、同様の商材(今回はウナギ)でいくつかの選択肢を用意することが重要です。品揃えをある程度しておくことで、お客様には「数ある商品の中から自分にあった物を選べた」という満足感を得ていただくことができます。
商品のバリエーション考える上での切り口は以下のとおりです。
商品分類(例)
- 老舗
- ブランド
- 産地(国産・外国産)
- 調理法(かば焼き・白焼き)
- 容量
- 価格帯
売り方
- 予約
- 早割り
- ギフト
- 訳あり(業務用・カットされたもの・形崩れ)
周辺アイテム
- うな重容器
- 薬味(山椒等)
- 肝吸い、お吸い物
商品の切り口や種類、対象購入者別で商品を作ったり、訴求を分けることで、関連商品を広げることができます。
以下に土用の丑の日に関連した商材のポジショニングマップ(例)を作成してみました。

商品が揃ったら、それらの商品をより魅力的にみせるための商品画像が必要になってきます。次に、思わず買いたくなる商品画像の作り方を紹介します。
思わず買いたくなる商品画像の作り方

食品の魅力を伝えるにはパッケージ画像よりも調理イメージ、しかも美味しそうな画像が必要です。
商品画像は、商品名や説明を読むよりも早くお客様に情報を伝えることができるので、思わず買いたくなるような商品画像を作成することが重要です。
売れる商品の共通ポイントは以下のとおりです。
【商品画像の共通ポイント】
- 商品の出来上がりイメージがわかる
※商品の荷姿やパッケージでなく調理例や盛り付け例等をトップに持ってくる - 商品の彩度、コントラストを高め、シズル感のある画像にする
- 対象となるお客様を明確にする
シズル感とは、思わずその料理の匂いや音が伝わりそうな臨場感のことです。もともとは英語のsizzleのと(揚げ物やステーキなどが)ジュージューという音からきています。
これらの共通ポイントを踏まえて、実際に売れている商品の商品画像のレイアウトをチェックしましょう。
売れている商品画像の要素をチェック
売れている商品画像の要素をチェックするのにはYahoo!ショッピング専用の販促ツールであるB-Spaceを活用してみましょう。
Yahoo!ショッピングでの検索結果の上位商品をB-Spaceの「ランキング応援団」というツールで確認してみます。
対象カテゴリで、食品→魚介類、海産物→ウナギ、鰻を選ぶと検索結果の上位商品の検索ができます。

上位商品の商品画像から要素をピックアップしたものがこちらです。

シズル感のある調理イメージ写真を元に、ブランド名やランキングマーク等の権威付けマーク、キャッチコピー、商品名とその他情報が上記のようにレイアウトされています。
ウナギが高級食材ということもあって、イメージカラーには高級感をもたらす黒と夏の食欲を刺激する赤、ランキングなどのマークにはゴールドを使用しているパターンが多いです。
実際に商品画像を作成してみる
実際にこの通りに商品画像を作成してみましょう。
今回はGAZN(ガゾーン)で作成しました。
B-SpaceサービスのGAZN(ガゾーン)には商品画像のテンプレートも豊富なので、簡単に上位商品のような商品画像の作成が可能です。
GAZN(ガゾーン)についての詳細は下記記事をご参照ください。
GAZN(ガゾーン)には商品ジャンルごとに売れる商品画像の要素を詰め込んだテンプレートが用意されています。
【例】食品・飲料の商品画像テンプレート

魚介類の商品画像テンプレートがあるので、これを使ってオリジナル商品画像を作成します。

出来上がった画像がこちらです。

他のテンプレートとイメージ画像を組み合わせて、以下のような商品画像も5分でできました。

商品画像テンプレートを利用して、自分のストア専用の売れる商品画像テンプレートを作っておくと、効率よく売れる商品画像が量産できます。
まとめ
今回は土用の丑の日での商品展開方法と、思わず買いたくなってしまう商品画像の作り方と共通ポイントについて紹介しました。
既に売れているお店からは商品画像だけでなく、キャッチコピーや価格等の情報もチェックしておきましょう。自分達にもできることや改善できるところが多く見つかると思います。
売れる商品の共通点を押さえて、効率よく売上アップを目指していきましょう。
※B-Spaceに関するお問い合わせは、当ブログ右上「B-Spaceのお問い合わせ」より、ストアアカウントを添えてご連絡ください。