2020年08月18日

防災の日 2020 | ストアがすべき防災に向けた取り組み

9月1日は防災の日です。1923年(大正12年)の9月1日に、関東地方を中心に最大震度マグニチュード7.9の「関東大震災」が発生しました。

この災害を教訓とするために制定されたのが防災の日です。

今回は防災の日に向けてストアができることを探ってみました。

防災の日にむけてストアで準備できること

毎年防災の日が近づくと、インターネット通販においても、防災グッズの売上は伸びる傾向にあります。ただ、ストアにとって防災の日は、防災グッズを販売できるというだけではありません。

防災という切り口からさまざまな提案を行い、気づきを与えることで、「ためになるサイト」、「生活に役立つサイト」としてお客様を惹きつけられます。

これを機に、さらにお客様に求められるストアになるようにコンテンツに工夫を加えてみましょう。

どんな災害から身を守る?

災害にはどのような種類があるか見ていきましょう。

災害の種類

防災の日制定のきっかけになった地震や、津波、台風、大雨、火山爆発など日本は世界的に見ても災害が多い国です。

地震に関しては全世界で発生するマグニチュード6.0以上の地震のうち20%が日本周辺で発生しているほどです。(一般財団法人国土技術研究センター

また、最近は感染症などにも対策していく必要があり、既製のマスクや手作りマスクキットがネット通販でも品薄になるなど、世間のニーズによる売上や在庫への影響も顕著にあらわれています。

気候変動による自然災害への懸念

防災への意識の高まりには、世界的な気候変動も影響を及ぼしています。ゲリラ豪雨や長雨による被害はとどまることを知らず、地震のみではなく雨がもたらす水害にも注意しましょう。

自宅や職場周辺の水害リスクを把握しておくことも重要です。国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトで、地域ごとの洪水、土砂災害、津波、道路防災情報が調べられるので一度確認しておきましょう。

▶︎ハザードマップポータルサイト

画像引用:ハザードマップポータルサイト

必要な防災グッズ

災害に備えるためにはどんなグッズが必要なのでしょうか。防災グッズは大きく2つに分けられます。

災害予防グッズ:被災を避けるために必要なグッズ
被災後グッズ:非常食など、最低限の生活を送るために必要なグッズ

どちらか一方では不十分でどちらも必要です。ストアではこういった商品をお客様にしっかり提供しましょう。

災害予防グッズ

特に地震による家具などの倒壊を予防するグッズは重要です。

家具を固定する方法は以下のようにいくつかあるので、お客様に商品を提供する際はこれらの特徴をしっかり把握しましょう。

家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック
| 東京消防庁

L字型やプレート式、ベルト式は家具と壁を直接固定できるため大きな耐震効果が期待できます。

ただし、壁に直接ネジを固定する必要があるため賃貸住宅では利用しづらく、壁が石膏ボードだった場合はビスが効かずに固定できないこともあります。そういったときはポール式のつっぱり棒が活用できます。

ストッパー式は家具の下の前側に敷きます。数カ所固定するのではなく、端から端まで設置します。マット式も家具の下に敷くものですが、床の凹凸が大きいと粘着しません。床に凹凸がないか確認してから取り付けましょう。

また、グッズだけでなく避難所や家族との連絡手段などは事前に相談しておくことが重要です。

被災後グッズ

実際に災害に遭遇した際に必要なグッズはどのようなものがあるのでしょうか。

首相官邸ページの「災害に対するご家庭での備え」によると、水や食糧、日用品など最低3日間生活できるだけのものが必要だそうです。

出典:災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~|首相官邸

これらの商品は生活に密着しており、お客様の関心も高い商品です。
事前にしっかり準備しておきましょう。

商品だけでなく知識や情報も提供

防災グッズをただ販売するだけでなく、お客様の役に立つ知識や情報も提供しているストアはお客様からの信頼も厚くなります。

首相官邸ページの「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」によれば、震災時に準備すべきことは水や食糧などの備蓄に限ったことだけではありません。安否の確認方法や避難経路などの確認など多岐に渡ります。

出典:災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~ | 首相官邸

商品を販売する際もなぜ必要か、どのように活用したらよいか、どんな注意点があるかなど適切な知識や情報をお届けしましょう。

災害時の持ち出し品、備蓄品のチェックリストを提供してもよいかもしれません。

▶参考:日本赤十字社東京都支部「非常時の持ち出し品・備蓄品チェックリスト」

有益な情報を提供することはお客様の信頼を得ることにつながります。

まとめ

今回は防災の日に向けてストアにできることを紹介しました。

防災の日だけの短期的な売上増加でなく、お客様に求められる商品や知識、情報を提供することが重要です。

これを機にさらに信頼されるストア作りを目指していきましょう。

※B-Spaceに関するお問い合わせは、当ブログ右上「B-Spaceのお問い合わせ」より、ストアアカウントを添えてご連絡ください。

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