広告を続ける理由とは?広告を続けると得られる3つの大きなメリット
アイテムマッチの広告を続けるべきか、迷ったことはありませんか?
実は、アイテムマッチを続けたストアとやめてしまったストアでは、1年後の売上に2倍の差が生まれているのです。
広告を続けたストアは、売上を安定させつつ着実に成長している一方で、広告をやめたストアは、集客力が低下し、売上が大幅に落ち込む傾向があります。
広告を継続することは、単に売上を上げるだけでなく、商品が目立つようになり、ストア全体の成長を促す効果があります。
そこで今回は、アイテムマッチを継続することで得られる具体的なメリットと、その効果を裏付けるデータについて詳しくご紹介します。
- アイテムマッチを続けたストアとやめたストアでは、1年後の売上に2倍の差が出る
- 広告の継続は商品スコアの向上につながり、露出が増える
- データ蓄積で運用効率がアップし、競合との差別化が可能に
- 広告を続けると売上の安定と成長が期待できる
目次
広告を利用停止するとどうなるのか?
実際に広告を利用停止すると、どんな影響があるのか見ていきましょう。
以下は、アイテムマッチ継続ストアと利用停止ストアの1年間の売上推移を調査し、比較したグラフです。
アイテムマッチを継続しているストアでは、月々の売上が安定しやすいという結果が出ています。
一方、広告をやめたストアでは、半年後から売上が徐々に落ち始め、1年後にはアイテムマッチ継続ストアとの売上の差が約2倍となりました。
アイテムマッチは広く、多くのお客さまに自分たちのストアや商品を知ってもらうためのツールです。
これを続けるかやめるかで、将来の売上に大きな違いが出てくることがわかります。
アイテムマッチによる集客、売上へ影響は、開始すれば上がり、停止すればすぐに下がるという直接的な動きだけでなく、段階的に響いてくるようです。
広告で得られる3つのメリットとは?
広告の継続が将来的な売上にどれくらい影響するかはご理解いただけたかと思います。
では、いったい広告を続けるとどんなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、広告で得られる3つのメリットについて解説していきます。
- お客さまを呼び続けられる
- 商品スコアに好影響をもたらし、さらに売れる
- 安定した売上基盤が作れる
1.お客さまを呼び続けられる
広告を配信することで、お客さまを自ストアに誘導することができます。
Yahoo!ショッピングのお客さまの多くは、検索やカテゴリリスト経由でお買い物をしています。
この検索結果の上位に商品を表示させるためには、商品の販売実績や評価、SEO(検索)対策、レビュー数や優良配送などの条件を揃えている必要があります。

しかし、アイテムマッチを利用すれば、検索結果やカテゴリリストページに専用枠が設けられているため、多くのお客さまに商品を見てもらえることになります。
■アイテムマッチ専用枠

アイテムマッチの運用を続けることで、検索結果やカテゴリリスト内でストアの存在をお客さまに継続的にアピールでき、お客さまを呼び続けることができます。
また、Yahoo!ショッピングの大型販促イベントやキャンペーンとも連動すれば、短期的に集中して効果的な訪問者数アップが期待できます。
■アイテムマッチ運用の工夫例
・「5のつく日」や「日曜日」にピンポイントで入札価格を上げる
・大型販促イベント(超PayPay祭やヤフービッグボーナス)のある月には月次予算を上げる
ネットショッピングは集客が命です。
SEO対策をしたり、売上実績に基づいて商品スコアが上がったりすることで、自分たちの商品がお客様の目に触れる機会が増えたとしても、売上目標の達成に必要な訪問者数を集められるとはかぎりません。
しっかり訪問者数を集めるために、アイテムマッチを継続して有効活用し、運用することが重要です。
アイテムマッチの運用について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶お客様を効果的に呼び続けるためには?アイテムマッチは必ず運用しよう!
2.商品スコアに好影響をもたらし、さらに売れる
「商品スコア」は、商品がどれだけお客さまの目に留まりやすいかを決める重要な指標です。
商品スコアは簡単にいうと「お客さまからの反応を数値化したもの」です。
▶商品スコアを確認する(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
アイテムマッチを活用することで、販売実績が増え、商品スコアの向上に寄与します。商品スコアがよくなることで、検索やおすすめ表示で商品が目立つようになり、露出が増加すると、それがさらに売上を伸ばす好循環を生み出します。
好循環の1つの要素として商品スコアがあがれば、さらに広告効率も改善されます。
■売上を伸ばす好循環の例
1.広告で商品が売れる
2.商品スコアの一部に優位に働きかける → 検索やおすすめ表示での上位表示に貢献
3.露出が増え、さらに多くのお客さまの目に触れる
4.広告効率が向上 → 投資対効果がさらに高まる
広告を続けることで、単に売れるだけではなく、効率的に売れる仕組みが作られていきます。
検索結果の上位表示について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶検索上位表示を目指そう!Yahoo!ショッピングでできるSEO対策
▶商品を売りたければ、検索結果で上位表示を狙え!検索結果の1ページ目掲載を目指す方法
3.安定した売上基盤を作れる
売上が安定すれば、在庫管理や仕入れ、販売計画が立てやすくなります。特に季節ごとの売上変動を緩和し、経営を安定させる力があります。
一方で、広告をやめてしまうと、商品スコアが下がり、集客力が急激に低下するリスクがあります。また、一度下がったスコアを回復させるには多くの時間とコストが必要です。
■広告継続することで得られるストア運営上のメリット
・売上が安定することで、効率的な仕入れ、在庫管理が可能に。
・集客が安定しているため、新商品の投入やプロモーションも計画的に実施できる。
安定した経営を目指すなら、広告は欠かせない要素です。
広告を続けることが長期的な成長につながる理由
アイテムマッチを続けることで、次のような長期的な成長が期待できます。
広告で売れる商品がわかり、さらに売上を伸ばすことができる
アイテムマッチ運用を続けると、データやノウハウが蓄積されていきます。
どのカテゴリや商品が売上に直結するのかが明確になり、入札商品や入札価格を効率よく運用できるようになります。
その結果、露出が増加し、より多くのお客さまに見てもらえるようになれば、売上のチャンスを最大限に広げることが可能です。
- 例: A店では、アイテムマッチ運用を半年続ける中で、表示回数やクリックが多く、購買率の高い商品を特定。その商品に集中して入札価格を上げ、露出を増やしたことで訪問者数が増加し、売上も順調に伸びました。
広告を使い続けることで、売れ筋商品の販売機会を増やし、ストア全体の売上アップにもつながります。
広告効果の指標ROASも改善されていく
アイテムマッチの適切な運用ができるようになると、広告の費用対効果を示す指標であるROAS(Return on Advertising Spend)が改善されます。
ROASが向上するということは、広告費をより効率的に使い、投入した金額以上の売上を生み出せるようになるということです。
また、ROASの改善には、広告を配信するタイミングや商品の特性を見極めることも重要です。購買意欲が高まる時期やイベントを的確に捉えることで、さらに効果を高めることができます。
- 例: B店では、アイテムマッチ運用を半年間継続する中で、セール期間(例:超PayPay祭)中に購買率が高くなる傾向があることを把握しました。
このデータをもとに、大型販促イベントがある月にアイテムマッチの月次予算を増やし、売れ筋商品の入札価格を調整して露出を高めた結果、通常月に比べてROASが50%改善(200%から300%)しました。
データを活用することで、購買率が高い時期に予算を適切に配分し、さらに売れる商品の露出を優先するなど、効率的で効果的な施策を実行することができます。
ROAS(ロアス)ついて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶広告効果の目安「ROAS」を徹底解説
お客さまとの接点を増やし、ストアの存在感を高める
アイテムマッチは、検索結果やカテゴリリストの中に自然に溶け込む形で表示されるため、広告特有の「押し付け感」が少なく、自然にお客さまとの接点を増やせます。
- 例: アイテムマッチを続けたC店では、「検索して上から商品を見ていくと、上位に表示されている商品に目がいき、その商品をクリックしたら気に入って購入した」というケースが増えました。その結果、「このお店はいつも気になる商品がある」と認識されるようになり、リピーターが増加傾向に向かうようになりました。
お客さまがアイテムマッチで購入した商品をきっかけに、「このお店には自分好みの商品がたくさんある」と感じることで、ストアを知る機会となり、次の購入につながる可能性が高まります。
こうした発見が重なることで、お客さまにとって「また利用したいお店」として記憶されやすくなります。
まとめ
広告を続けることで得られるメリットは、「お客さまを呼び続ける力」「売上を増やす力」「安定した経営基盤」の3つに集約されます。
一時的な節約のために広告をやめると、失うものが多く、取り戻すには大きなコストと時間がかかります。長期的な利益を見据えて、広告運用を継続することをぜひ検討してください。
また、アイテムマッチ運用に関する詳しい情報を発信しています。以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
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