2021年01月19日

成功事例から学ぶ、アイテムマッチ攻略方法(食品編)

アイテムマッチの攻略方法をカテゴリ別にお届けしています。今回は食品編です。

食品カテゴリは季節に左右されやすい商品も多く、売れ筋商品が常に変化します。

自社ブランドを確立できていれば他ストアより圧倒的に有利ですが、多くのストアは競合ストアと競り合いながら売上を勝ち取っていくことになるはずです。

この記事では食品カテゴリでの成功事例を参考にしながら、実践的なアイテムマッチ運用方法について解説します。

アイテムマッチ成功事例(食品)

今回ご紹介するのは食品の成功事例です。

アイテムマッチ導入で売上が4.2倍に

あるストアでは、アイテムマッチ経由での売上が19万円/月→80万円/月と、3カ月で4.2倍に増加しました。

【ストア概要】

  • カテゴリ:食品
  • アイテムマッチ運用歴:3カ月

アイテムマッチ導入前の売上は月に19万円で、導入後の売上が80万円というのは、驚異的な伸び率といえます。

またアイテムマッチを導入することで商品の露出が増え、クリック数は3カ月で300回から3.3倍の1,000回に増えました。

さらにクリック数を伸ばす、売れる商品画像の作り方についてはこちらをご覧ください。

同じようにアイテムマッチの効果を出すにはどのように運用すればいいのか?
次から一緒に実践してみましょう。

▶アイテムマッチについて詳しくはこちら

アイテムマッチ攻略|実践してみよう!

成功事例を踏まえて、アイテムマッチの運用ポイントをご紹介します。

  • 効果を高める入札方法
  • 広告予算の決定
  • 広告予算の設定方法

効果を高める入札方法

広告効果を高めるためには、既にCVR(購買率)の高い商品を選んで個別入札し、その他の商品は全品指定価格入札する方法がおすすめです。

まずはCVRの高い商品を選んでいきましょう。

CVRの高い商品をピックアップ

売上数は「クリック数×CVR」で決まるので、CVRが高い商品を広告として設定しておけば、クリック数が増え、売上数アップが期待できます。

ストアクリエイターProの『販売管理』の『商品分析』から、『平均購買率』を確認してください。

▶️販売管理|‬ストアクリエイターPro(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウント

平均購買率を高い順(降順)から並べ替えて、10商品ほどをピックアップしておくと良いでしょう。

個別入札の方法

CVRの高い商品や特に売りたい商品のみ入札するには、アイテムマッチの入札方法を「個別入札」に指定します。以下のヘルプページを参考にしてみてください。
個別入札の登録方法‪|‬ストアマッチヘルプページ

個別入札の価格は「提案」されたものより少し高めに設定しておくと競合に差をつけられます。

また前述したとおり「個別入札」は「全品指定価格入札」と掛け合わせる方法もおすすめです。特に力を入れたい商品は「個別入札」、その他の商品は「全品指定価格入札」とすることで全体の広告表示機会も増えます。

詳しくは以下の記事で解説しています。

広告予算の決定

アイテムマッチの広告予算を設定する前に広告予算金額を決めていきます。

一般的に売り上げの5%~15%を広告費に割くのが適切と言われているので、初めは自社ストアの月商から広告予算を割り出すと良いでしょう。

例えば、現在月商10万だとすると5,000円~15,000円を広告費に割くという計算です。月商30万円を目標にする場合は、15,000円~45,000円を想定しておきます。

アイテムマッチの入札方法で全品指定価格入札を設定した場合は、月次広告予算が50,000円以上であることが条件であるため、ご注意ください。

売れる商品画像を準備しよう

アイテムマッチは商品画像がそのまま広告になります。商品画像を改善することでクリック数をさらに伸ばすことも可能です。

食品画像のポイントは「美味しそうにみえること」です。
広告用語では「シズル感」ともいわれます。

食品カテゴリにおける商品画像の注意点を以下にまとめましたので、画像作成の参考にしてください。

自然光と食器をうまく使ってシズル感を演出

奥から光を当てた画像です。チョコレートケーキが優雅に映えるように、あえて明るすぎないように撮影しています。食品画像は、フォーカスしたいところにピントを合わせ、背景をうまくボカしたりすることもシズル感を演出するコツのひとつです。

こちらは肉の新鮮さを出すために明るく白い光を正面から当てています。手前の肉の全面にピントがくるように撮っているので、肉の質感がよく伝わるカットでしょう。

グラスだけだと簡素になりがちな野菜ジュースは、原材料になるカラフルな野菜をバックに置いて、やはり明るい場所で撮影しましょう。

単色で目立たせることも大切ですが、シンプルすぎるようであれば、こうして小物を使って賑やかにするのも効果的です。

食品が最も美味しそうに見えるのは、自然光に当てたときだといわれています。室内の明かりだとどうしても暗くみえがちです。撮影の際は太陽光を意識して機材を設置しましょう。

また、ダイニングテーブルの上できれいなお皿に盛り付けられた料理の写真は食欲をそそるでしょう。こうした調理イメージも合わせて準備するとなおよしです。以下が撮影例です。

  • ジャム:パンに塗ったときの画像
  • どら焼き:半分に割ってあんが見える画像
  • ブロック肉:切り分けてステーキにした画像
  • クッキー:かわいらしいお皿に美しく盛り付けた画像
  • 味噌:熱々の湯気がたつお味噌汁の画像

これらを商品ページの詳細画像の一部に加えておくと良いでしょう。

細かなコツは以下の記事にまとめました。
▶️クリックされるには第一印象が大事!売れる商品画像に共通するポイント

食品の商品画像構成イメージ

食品購入の決め手はブランド、もしくは送料の安さや割引率といったコストパフォーマンスなどです。商品画像にはこれらの情報をアイコンや文字を使って入れることになります。

キャッチーでわかりやすく情報を盛り込むように工夫してみましょう。

もし「画像を作るのは苦手」「自社にできる人がいない」とお困りの際は、B-Spaceのらくらく画像制作ツール「GAZN(ガゾーン)」をおすすめします。

豊富なテンプレートやイラスト、文字を組み合わせて、誰でも簡単に以下のようなプロ並みの商品画像を作れるツールです。ぜひお試しください。

GAZN(ガゾーン)にて作成

▶️GAZN(ガゾーン)‪について詳しくはこちら

まとめ

成功事例でご覧いただいたとおり、アイテムマッチ導入後はアイテムマッチ経由売上、クリック数が飛躍的に伸びました。

まずはCVRの高い商品からアイテムマッチを活用することをおすすめします。露出を高めることで、どのように集客と売上が変化するか実感してみてください。

また、食品は特にシズル感が重要視され、商品画像の工夫次第でクリックにも変化がみられるカテゴリなので、売れるポイントを踏まえて広告商品の画像を改善しておくと効果的です。

食品カテゴリは消耗品のため、お客様に一度気に入っていただくと再度購入が期待できます。リピーターを増やすためにも、まずはアイテムマッチで初めてのお客様を獲得していきましょう。

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