今回は、ファッションカテゴリを扱うストア様向けにアイテムマッチの攻略方法をお伝えします。
ファッションカテゴリは、有名ブランドからストア独自のアイテムまで幅広い商品が存在する人気カテゴリです。
メンズファッション、レディースファッションともに激戦区で、アイテムマッチを含めしっかりと練られた販売戦略がストア運用の鍵を握るともいえるでしょう。
その中でも貴重な成功事例を参考にしつつ、すぐに実践できる効果的なアイテムマッチの運用方法をご案内します。
目次
アイテムマッチ成功事例(レディースファッション)

今回ご紹介するのはレディースファッションの成功事例です。
アイテムマッチ導入で売上が3.5倍
あるストアは、アイテムマッチを導入してからアイテムマッチ経由の売上が3カ月で17万円/月→60万円/月と3.5倍になりました。

【ストア概要】
- カテゴリ:レディースファッション
- アイテムマッチ運用歴:3カ月
アイテムマッチを導入後のクリック数は1300回/月→6,200回/月と4.7倍伸びており、他のカテゴリの成功事例と比べてもクリック数が高く出ています。

レディースファッションのカテゴリは商品画像の見た目もクリック数に影響します。クリック数が5,000近く伸びるとは驚きですね。
アイテムマッチ攻略|実践してみよう!
成功事例を踏まえて、アイテムマッチの運用ポイントをご紹介します。
- おすすめ入札方法
- 広告予算の設定方法
おすすめ入札方法
アイテムマッチの費用対効果を最大化するためのおすすめ入札方法は、「個別入札」と「全品指定価格入札」の掛け合わせです。
特に力を入れたい商品は「個別入札」、その他の商品は「全品指定価格入札」しておくという方法です。
■個別入札の方法
個別入札ではアイテムマッチに掲載したい任意の商品を選択し、入札金額を個別に指定します。
個別入札の設定は、アイテムマッチ管理画面>個別入札>商品選択に進みます。

個別入札の価格設定に関しては、設定時に表示される提案入札価格の2位~6位に入れる金額を目指すと良いでしょう。
▶個別入札の登録方法|ストアマッチヘルプページ
■全品指定価格入札の方法
ストア内の全商品にも広告機会があるかもしれないので、全品指定価格入札も行っておきます。
全品指定価格入札の設定は、アイテムマッチ管理画面>全品指定価格入札に進みます。月次の上限予算を確認し、1クリックあたりの入札金額を入力します。
無理のない範囲の入札金額を設定しておきましょう。
▶全品指定価格入札の登録方法|ストアマッチヘルプページ

全品指定価格入札では以下の点に注意してください。
- 月次予算が50,000円以上
- 全品指定価格の入札金額より高くても低くても個別入札の入札金額が優先
詳しくは以下の記事をご参照ください。
広告予算の設定方法
広告予算を設定していきます。広告予算の決め方は以下の2通りの考え方があります。
- 月商の割合から広告予算を決める
- 必要な売上目標から逆算して広告費・予算を決める
1.月商の割合から広告予算を決める場合
一般的に売り上げの5%~15%を広告費に割くのが適切と言われているので、自社ストアの月商から広告予算を割り出します。
例えば、現在月商10万だとすると5,000円~15,000円を広告費に割くという計算です。

2.必要な売上目標から逆算して広告費・予算を決める場合
売上目標から広告予算を導きだす方法もあります。
まずは全体の売上目標から現状の1カ月の売上を引きます。足りない部分の売上がわかるので、この部分を広告費でカバーできるよう必要な広告予算を考えます。
例えば、今回のストアのように現在月商13万円のストアがまずは月商30万円を目指す場合、以下のように広告予算45,320円と算出できます。
- 現状1カ月の売上:130,000円
- アイテムマッチ経由で目指す売上:170,000円
- 平均客単価:5,000円(仮)
- 平均購買率:1.5%(仮)
- 必要な集客数(クリック数):2,266
- 入札金額(クリック単価):20円(仮)
- 必要な広告予算:45,320円
実際にどのような数式で算出していくかを説明します。
以下の数式で足りない部分の売上(アイテムマッチ経由で目指したい売上)を算出します。
①30万円ー(現状1カ月の売上)=足りない部分の売上(アイテムマッチ経由で目指す売上)
以下の数式でアイテムマッチ経由で目指す売上に必要な集客数(クリック数)を算出します。
②必要な集客数(クリック数)=アイテムマッチ経由で目指す売上÷平均客単価÷平均購買率
平均客単価、平均購買率はストアクリエイターPro>統計>基本情報から確認してください。
▶統計 基本情報|ストアクリエイターPro(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
必要な集客数(クリック数)がわかれば、必要な広告費は以下の数式で算出できます。
③必要な広告費=必要な集客数(クリック数)×入札価格(クリック単価)
以上が売上目標から逆算して広告予算を導き出す方法です。
1.2どちらの方法でも無理のない範囲で広告予算を決めていきましょう。
広告予算上限の変更方法
広告予算を決めたら予算上限を設定、もしくは変更していきましょう。アイテムマッチ広告では、月次の広告予算の上限を1日~月末日の予算で設定できます。
アイテムマッチ>予算>予算管理>予算上限設定を変更するをクリックします。

予算上限設定の画面に移るので、そこで金額を入力して予算上限を設定します。

広告予算の入金方法
予算管理画面より入金、決済方法の選択して広告予算を都度追加できます。予算上限を変更した場合は入金も確認しておきましょう。

広告予算について前払いの決済方法は以下の2種類があり、決済方法を選んで入金をします。
- クレジットカード決済(都度入金・オートチャージ)
- ジャパンネット銀行振り込み
▶現在の広告予算上限、入金額を確認したい方はこちら
売れる商品画像を準備しよう
クリック数を左右するのは商品画像とも言われます。特にファッションカテゴリにおいては、「売れる商品画像を準備する」ところから売上の命運は分かれます。
アイテムマッチは商品画像がそのまま広告になるので、撮影を要する自社製品の場合はもちろん、メーカー提供の画像素材を選ぶ際にもぜひとも工夫していきましょう。
ファッションカテゴリにおける商品画像の注意点を以下にまとめました。
ファッションは着用イメージのつきやすい画像を
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まったく折り目のないピッタリした画像より、わざとラインを作って着用イメージを出すと、服が生き生きして見えます。マネキンが人の体のラインを模して立体的であることと同じ理由です。
平置きよりハンガー、ハンガーよりマネキン、マネキンよりモデル着用の画像を用意しましょう。
モデルは平均的な体型であれば極端にスタイルを問われることはありません。
自社のスタッフが着用した画像があるとストアへの愛着も沸くので(メルマガと連動させてスタッフを適度に露出させると効果的です)、検討してみてください。
また、見えない角度がないよう角度を変えて撮影しましょう。
ブランドネームで買うものでない限り、お客様は商品を細かくチェックするのがファッションカテゴリの特徴です。そのチェックを行う手がかりが商品画像なので、画像には力を入れるべきです。
詳しくは別の記事で紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
なお、「画像の編集や加工は苦手」「自分では難しくてできない」とお困りの方には、B-Spaceの商品画像制作ツール「GAZN(ガゾーン)」をおすすめします。
豊富なテンプレートやイラスト、書体を組み合わせて、プロ並みの商品画像を簡単に作れるツールです。ぜひお試しください。
▶️GAZN(ガゾーン)について詳しくはこちら
まとめ
今回はたった3ヶ月間で売上を3.5倍にしたストアの成功事例をもとにアイテムマッチ攻略の実践方法をご紹介しました。
アイテムマッチは運用の工夫次第で、成功事例のように売上を大きく伸ばすことができます。そのためには、仮説を立て、効果測定をしながらアイテムマッチ運用をチューニングし、PDCAを回していくことが重要です。
ファッションカテゴリは入札が15円から可能で、広告効果の出やすいカテゴリです。だからこそ使うべきところに予算を投下し、最大の効果を狙っていきましょう。
アイテムマッチのアカウントをまだお持ちでない方は、ぜひ試してみて下さい。
▶アイテムマッチの詳細はこちら