平日クーポンでライバルストアと差をつける!常時クーポンでお客さまを獲得する方法
「5のつく日」や「日曜日」は、Yahoo!ショッピングでのお買い物がお得な日という認識が広まってきていますね。
特典の上乗せがある日は、Yahoo!ショッピング全体の購買意欲が高まり、クーポンを発行することで効果的な販売促進ができます。
さらに、Yahoo!ショッピングでは毎日お得なキャンペーンが行われているため、特定日以外でも常に商品を探しているお客さまが多くいます。
こうしたお客さまに向けて平日にもクーポンを発行することで、購買意欲を刺激し、アピールの機会を逃さず売上機会を広げることが可能なんです!
そこで今回は、その理由と実践的なクーポン発行について詳しく解説します。
常時クーポンを活用することで、ライバルに差をつけ、売上を伸ばしていきましょう!
- Yahoo!ショッピングでは、平日にもクーポンを活用することで、購買率アップや競合との差別化が図れる
- 常時クーポンの発行は、新規顧客の購入促進や既存顧客のリピートにつながる
- 適切な値引き設定や告知の強化を組み合わせることで、クーポンの効果を最大限に引き出そう
目次
商品は「セール開始前」から見られている
Yahoo!ショッピングにおいて、多くのストアが「5のつく日」や「日曜日」にクーポンを発行していますが、実はセール日以前から、商品は結構見られているんです!
以下は2024年10月の「STORE’s R∞の表示回数とクリック率の推移」ですが、この実績を見れば平日にも一定数表示回数があることがわかります。
またセール日にかけて表示回数が増えている週もあります。
このことから、お客さまは常に商品を探しに来ていることがわかります。
商品が平日にも見られているのであれば、このタイミングで購買率アップ対策を打たない手はありません。
セール開始前からクーポンを発行しておけば、お客さまの目に留まり、クリックされるチャンスが増えそうです。
平日にもクーポンを発行するべき理由
Yahoo!ショッピングでは毎日お客さまが集まり、お買い物がしやすいように、定期的に開催されている独自キャンペーンがあります。(2024年11月現在)
- 【毎日】PayPayなら毎日5%(上限あり)
- 【毎日】LINEと連携でずっとおトク 毎日5%(上限あり)
平日でも商品が見られている理由は、そもそもYahoo!ショッピングでのお買い物が「5のつく日」や「日曜日」に限らず、独自キャンペーンにより毎日お得になっているという安心感があるからです。
では、さらに詳しく平日にクーポンを発行すべき理由を説明していきましょう。
セール以外の日(平日)にも購買率アップを狙う
前述したとおり、「5のつく日」や「日曜日」といった特定のセール日だけでなく、実は毎日多くのお客さまがYahoo!ショッピングに訪れて、商品を探しています。
クーポンはセールのタイミングだけでなく、普段から発行しておくことで、消耗品や急に準備が必要になった商品など「セールを待たずとも今すぐ購入したい」というお客さまを獲得することができます。
クーポンがないと購入をあきらめてしまったり、他店に流れてしまうケースも少なくありません。
他にも以下のようなメリットが挙げられます。
新規のお客さまの購入ハードルを下げる
新規のお客さまにとってはクーポンが購入のきっかけとなりやすく、初めての来店でも「お得に買える」と感じてもらえる
既存のお客さまのリピートが促進できる
既存のお客さまにとっては「いつでもお得に買える安心感」がリピート購入を促進し、このお店はいいなという印象を与えることができる(ロイヤリティ向上につながる)
このように、セール以外の日でもクーポンを活用することで、こうしたお客さまを逃さずに安定した売上を確保することができます。
カート投入を促進する(取り置き効果)
セールの事前準備として、お客さまはあらかじめお気に入りの商品やクーポンのある商品をカートに入れておき、セール開始後に購入する傾向があります。
セール開始と同時に購入されやすくなるので、セール当日の売上アップにもつながります。
常時クーポンを発行しておけば、すぐに購入しなくても、カートに入れておいてもらうことができます。
とりあえずキープの状態になると、購買率はグッと高まるので、「クーポンもあるし、カートに入れておこう」という状況を作っておくと、売上に近づきます!
競合との差別化
多くのストアが「5のつく日」や「日曜日」にクーポンなどの販促施策を集中させている一方で、平日にもクーポンを発行しておくことで、他店との差別化が可能になります。
Yahoo!ショッピングの検索結果ページでは、クーポンの表示がある商品は目に留まりやすく、お客さまの関心を引くことができます。
特に、競合がクーポンを発行していない平日にこそ効果を発揮します。
平日も含め、常時クーポンを発行していることで、お客さまに選ばれる機会が増え、結果として売上や集客の底上げにつながります。
日常的にクーポンを活用することは、セール日以外でも競合と差をつけ、安定した売上を実現するための重要な戦略となります!
全日程でクーポンを発行するための具体的な戦略
ここでは、利益を守りながらクーポンの効果を最大限に活用するための具体的な戦略について解説します。
適切な値引き設定や条件づけを行うことで、全日程でのクーポン発行が成功につながる方法を確認していきましょう。
クーポンの値引き率を調整
全日程で使えるクーポンの場合は、ストアの目的に合わせて、対象者や対象商品を明確にし、適切な値引き率の調整を行うことが成功の鍵です。
以下では、目的に応じたクーポンの発行ポイントと値引き率の設定例を紹介します。
■クーポン発行のポイントと値引き率
幅広く売上アップを目指す場合
・対象者:全員
・値引き率:5%程度の控えめな値引き(または固定額値引き50円~100円など)
・ポイント:幅広いお客さまに利用してもらい、全体的な売上を底上げします。特に大型販促イベントのある月はおすすめです。
新規にコストを集中させて売上アップを目指す場合
・対象者:新規のお客さま
・値引き率:5%〜10%程度の値引き
・ポイント:新規のお客さまを獲得し、最初の購入体験をスムーズにすることを目的とします。初回購入後のフォローアップでリピーターに育てる戦略と組み合わせると効果的です。LYPプレミアム会員かつ未購入者という対象設定も可能です。
LYPプレミアム会員かつ未購入者という対象設定もおすすめです!
リピーターになりそうな優良顧客を獲得したい場合
・対象者:LYPプレミアム会員やソフトバンクユーザー
・値引き率:5%〜10%程度の値引き
・ポイント:頻繁に購入してくれるLYPプレミアム会員やソフトバンクユーザーを獲得します。
特に売りたい商品がある場合
・対象者:全員(対象商品を限定)
・値引き率:10%〜30%程度の大胆な割引(商品によっては粗利率を意識して調整)
・ポイント:在庫処分やオリジナル商品などのプロモーションとして効果的です。検索結果ページでの差別化が期待でき、特定商品の認知度向上にもつながります。メルマガでの訴求も効果的です。
取扱い商品の単価や粗利率に応じて、値引き額や値引き率を設定してみてください。
クーポンの値引額について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶損しないクーポン値引!利益も売上もアップが目指せる最適な値引額のヒント
利用条件の設定
クーポンの適用条件として、利用条件に金額を設定することで客単価を上げることも可能です。
クーポン利用による利益減が気になる場合は、利用条件の設定を行っておきましょう。
【利用条件の設定例】
・「10,000円以上の購入で使える、500円OFFクーポン」
・「30,000円以上の購入で使える、送料無料クーポン」
・「2点以上の購入で使える、300円OFFクーポン」
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)で利用条件を設定する方法はこちら
クーポン発行の際に「注文金額/個数条件」の項目で条件を入力すると設定ができます。
ただし、クーポンの利用率が良くなかった場合には利用条件をなくすか、見直しをしてみてくださいね!
対象者を絞りたい場合はSTORE’s R∞
クーポンの設定はストアクリエイターProでできますが、ターゲットを絞りたい場合は、STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の利用が必要です。
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)ではYahoo!ショッピングでクーポンを発行する際に、唯一対象者を絞ることができます!
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)をまだご利用になっていないストア様は、以下のバナーよりご確認ください。
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定、もしくはプロモーションパッケージにご加入いただくことが必要です。
※STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)のご利用案内はこちら
※オプション設定がまだの方はこちら
※PRオプションについてはこちら
※プロモーションパッケージについてはこちら
クーポン利用対象者について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶クーポン利用対象者を絞れば絞るほど購買率はアップ!効果もアップ!おすすめターゲットとは?
すでに一括定期クーポンを活用しているストアさまへ
すでにSTORE’s R∞(ストアーズアールエイト)を利用して「5のつく日」「日曜日」「ぞろ目の日」の一括定期クーポンを発行しているストアさまも、並行して常時クーポンを発行することが可能です。
常時クーポンと一括定期クーポンを同時に発行しておくことで、全日程での売上機会を拡大しつつ、特定日には、LYPプレミアム会員の獲得に注力することができるなど戦略的にクーポンを活用できます。
■値引き額の設定ポイント
常時クーポンを並行して発行する際には、以下の値引き額設定を意識することが重要です
- 常時クーポン:控えめな値引き率
利益を圧迫しない範囲で~5%程度、または固定値引き(例:100円OFF)に設定し、気軽に利用できる印象を与えます。 - 特定日のクーポン:より高い値引き率
「5のつく日」や「日曜日」などの一括定期キャンペーンでは、値引き率を5~10%以上に設定し、常時クーポンとのメリハリをつけることができます。クーポンの表示も値引き額が大きい方が優先的に表示されます。
■発行されたクーポンの優先順位について
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)クーポン、ストアクリエイターPROクーポン、モールクーポン、獲得済クーポンは値引き金額やクーポン種別、値引き方法等で表示順位が決定されます。
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)クーポンでは、R∞クーポン内での優先順位を設定することができます。優先順位を設定することで、表示対象となるクーポンを指定することができます。
クーポンの表示順位の決定方法は以下のとおりです。
値引き額や併用可、不可の設定をすれば、複数のクーポンを効果的に組み合わせ、売上最大化を目指す運用が可能になります。
詳細な優先順位のルールについて詳しくはこちらのガイドをご確認ください。
▶クーポンの表示順について(STORE’S R∞・PRO併用)
クーポン発行の効果を最大化するプロモーション方法
クーポンを発行するだけでは、お客さまに気付かれなければその効果を十分に発揮できません。
クーポンを最大限に活用するためには、効果的なプロモーションが欠かせません。特に、クーポンの存在をいち早く伝え、購入につなげるためには、さまざまな告知や訴求が重要です。
ここでは、Yahoo!ショッピングの特性を活かし、クーポン発行の効果を最大化するために有効なプロモーション方法をご紹介します。
メルマガやSNSで告知
クーポン発行後、メルマガやLINE公式アカウント等SNSを活用して告知します。
メルマガ、LINEに登録しているお客さまには、必ずメールやメッセージを配信し、クーポンの案内をしましょう。既存のお客さまに対してのリーチを強化することで、再訪問を促します。
■最適な配信時期
- 5のつく日、日曜日の前日や当日
- セール開始前日夜、期間中
- お客様の誕生月
- シーズンイベントの3週間前~1週間前
(例:入学式、卒業式、クリスマス、バレンタイン、ハロウィン、敬老の日、母の日など)
Instagram等を運用しているストアでの発信は、新規のお客さまの獲得にも効果的ですね。
メルマガ、SNSでの告知について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶初心者向け!ストアニュースレター配信ノウハウを解説
▶SNS集客にチャレンジ|STORE’s R∞を使ってLINE友だちを増やそう!
広告の活用
Yahoo!ショッピング内の広告枠を活用して、クーポン付きの商品を目立たせるのも有効です。
クーポンバッジ効果により、検索結果やカテゴリリストページで商品が並んだ際に、他店と差別化できるため集客アップが期待できます。
検索結果に反映させたいなら、アイテムマッチがおすすめ
アイテムマッチはYahoo!ショッピング購入の約8割を占めるカテゴリページや検索結果ページの専用枠に表示される検索連動型広告です。
クリック課金型なので、クリックされない限り広告費用はかかりません。商品画像がそのまま広告画像として表示されるため、面倒な入稿作業も不要です。
クーポンを発行したら、アイテムマッチも活用し、入札商品を増やしたり、予算を増やすなどして商品の露出を高めましょう。
アイテムマッチについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶【ストアマッチをはじめるかお悩みのストア様必見】広告費用1万円の効果的な広告設定とは?
アイテムマッチをまだご利用になっていないストア様は、以下のバナーよりご確認ください。
お客さまに「お得感」をしっかり伝えることで、集客力と売上をさらに向上させましょう。
まとめ
Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすためには、「5のつく日」や「日曜日」などの特定日だけに限定せず、全日程で常時クーポンを活用することが効果的です。
常時クーポンを発行しておくことで、新規のお客さまには購入のきっかけを提供し、既存のお客さまには「いつでもお得に買える」という安心感を与えることができます。これにより、他店との差別化を図りながら、リピート購入を促進し、売上の安定化と顧客満足度の向上につなげることが可能です。
今後は日常的にクーポンを発行し、より多くのお客さまを引き寄せる戦略を取り入れることで、セール日以外でも安定した売上を確保し、持続的な成長を目指しましょう!
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