2022年05月05日

Yahoo!ショッピングに出店してなくても自社商品がPRできる!メーカーアイテムマッチにキーワード入札機能追加

今回はメーカー様がYahoo!ショッピングの専用広告枠に自社商品を掲載できる「メーカーアイテムマッチ」について詳しく解説していきます。

「メーカーアイテムマッチ」は自社商品をアピールし、お客様を販売店に誘導することで、広告効果と実質的な売上を販売店様にもたらすことができるメーカー様専用のアイテムマッチです。

「メーカーアイテムマッチ」に新たに機能が追加されましたので、この記事で確認いただき、ぜひご活用ください。

■この記事のポイント

  • メーカーアイテムマッチはYahoo!ショッピングに直営ストアを持っていないメーカー様でも利用可能
  • 商品での入札だけでなく、キーワードでの入札が可能になった
  • キーワード入札ができることによって掲載機会、回数が増える
  • 運用方法は商品入札とキーワード入札の併用がおすすめ

メーカーアイテムマッチとは

メーカーアイテムマッチとは、Yahoo!ショッピングに直営ストアを持たないメーカー様でも各出店ストアの商品データを用いて自社商品を専用枠でアピールできるサービスです。

■Yahoo!ショッピング非出店のメーカー様でも自社商品をアピールできる仕組み

既にYahoo!ショッピング内で直営ストアを持ち、通常のアイテムマッチをご利用の場合、通常のアイテムマッチとメーカーアイテムマッチは仕様が異なるのでご注意ください。

アイテムマッチとメーカーアイテムマッチの違いは以下のとおりです。

■アイテムマッチとメーカーアイテムマッチの違い

アイテムマッチメーカーアイテムマッチ
運用ストア様のみ
(1ストア1カウントのみ)
メーカー・代理店様
(複数アカウントの作成・運用可能)
予算設定ストア単位キャンペーン単位
(ストアを横断した同一商品、商品群ごとに予算設定可能)
CVの計測ストア単位
(ストア内のどの商品が買われてもCV計測)
指定商品単位
(クリック商品と同一商品のCVの確認可能)
入札方法商品入札のみ商品入札・キーワード入札ともに可能

メーカーアイテムマッチの特長

メーカーアイテムマッチの特長として以下の4つが挙げられます。

  1. Yahoo!ショッピングに直営ストアをもっていなくてもYahoo!ショッピングで自社商品をアピールできる
    ※事前に自社商品の取り扱いのある出店ストアの承諾が必要
  2. Yahoo!ショッピングで購買意欲の高いお客様が集まる検索結果・カテゴリページを中心に専用枠があるので、たくさんのお客様へ商品を露出することができる
  3. クリック課金型広告なので、クリック課金広告なので、1クリック単位でコストコントロールできる
    ※最低月予算10万円~
  4. 効果測定に必要なレポート機能も充実している
    レポート種別:月次全体実績、日次全体実績、入札商品コード別実績
    レポート指標:impression、クリック数、CTR、CVR、CPC、ご利用金額、注文数、注文金額

メーカーアイテムマッチ実績レポートについて詳しくは以下のページをご参照ください。
アカウントレポート内容|ストアマッチヘルプページ

メーカーアイテムマッチはこれまで特定の商品(自社商品)に入札することができていましたが、新たにキーワードでも入札できるようになりました。

キーワード入札とは

キーワード入札とは従来の商品入札とは異なり、広告配信するキーワードを広告主様自身で決定することができる機能です。

例えば、以下のように商品名だけでなく、商品に関連するキーワードで検索された際にも商品がアピールできるようになりました。

例①:ビール飲料を「お中元」や「父の日」のキーワードで入札すると、「お中元」「父の日」と検索したお客様に自社のビール飲料の広告を表示できる

例 ②:チョコレート商品を 「バレンタイン」の キーワードで入札すると、「バレンタイン」と検索したお客様に自社のチョコレート商品の広告を表示できる

季節のイベントに関するキーワードでの入札も効果的です。イベントでの需要がある商品はキーワード入札をぜひご利用ください。

キーワード入札のメリット

これまでは自社商品と関連したキーワードでも商品情報に含まれていないと、お客様がキーワードで検索した時に広告配信されませんでした。

しかし、新機能のキーワード入札は、お客様の検索キーワードに対して表示する広告を自由に設定できるようになりました。

キーワード入札のメリットは以下のとおりです。

  • 広告配信するキーワードを広告主様自身で決定することができる
  • 実績の高いキーワードに絞った広告配信ができる
  • 商品情報に含まれないキーワード検索時に広告配信ができる
     例)ビックワードに対する広告配信
     例)競合他社のシェア獲得のための競合ワードに対する広告配信

キーワード入札は競合対策にもなりますね!

そうなんです!
「商品入札」と「キーワード入札」の違いについて、さらに詳しく説明していきます。

商品入札とキーワード入札の比較

商品入札とキーワード入札では機能と得られる効果が違います。

以下に機能比較をまとめてみました。

※商品入札とキーワード入札の掲載順位は商品スコア順で決定します
※同一商品が商品入札、キーワード入札双方で入札していた場合検索スコアの高い商品のみ表示される仕様となります

それぞれの効果は以下のとおりです。

商品入札の効果

  • 幅広い範囲で配信を行うことによって広告表示回数を増やすことができる
  • カテゴリ検索、検索結果ページ以外(レコメンド、特集ページ)にも掲載される
  • 配信条件を限定しないことによって新たにターゲットとなるキーワードの特定につながる
    (検索キーワード×商品別レポートで効果の高いキーワードがわかるようになる)

キーワード入札の効果

  • 配信実績の高いキーワードの効果最大化&目的に応じた広告配信ができる
  • 配信実績の高いキーワードに入札し、売上の最大化を目指せる
  • 商品入札では表示されない競合ワードに対して入札し、競合シェア獲得を目指せる
  • ビックワードに対して入札を行い興味関心層ユーザーの獲得を目指せる

このように商品入札とキーワード入札は得られる効果が違うので、
メーカーアイテムマッチの効果的な運用方法としては、商品入札とキーワード入札を併用した広告運用をおすすめします!

キーワード入札の広告掲載イメージ

キーワード入札を行うと、お客様がキーワードで検索した際に以下の検索結果ページの専用枠で商品の掲載がされます。

商品を探している購買意欲の高いお客様に商品を見てもらうことができます。

キーワード入札運用の流れ

キーワード入札はまずキーワードを選定し、1クリックあたりの広告料金、広告表示したい商品を設定します。

その後、入札したキーワードで広告配信されるので、結果を見ながらキーワードの追加や削除、入札価格の調整をしながら運用を行っていきます。

キーワード入札の運用ポイント

キーワード入札を効果的に運用するために、以下のポイントを参考にしてください。

  • 運用初期は入札価格を上げて表示回数を増やす
    最初の入札のときの目安→最低推奨入札単価 170円(最低単価+100円)
  • クリック数、CV数が上がってきたら入札価格を調整
    チューニング時の目安→推奨100円単位でのアップ

キーワード入札の登録方法

メーカーアイテムマッチのアカウントにログインし、管理画面から入札するキーワードと配信する商品を選択し、設定します。

メーカーアイテムマッチの利用には、アカウント登録が必要です。
利用ご希望の場合は、担当営業までお問い合わせください。

まずは「キャンペーン一覧」のタブを選択します。

入札の登録を行いたい「キャンペーン名」を選択します。

キャンペーンの詳細ページに移るので、「キーワード広告」をクリックします。

「キーワード広告を新規登録」をクリックします。

後から管理できるように広告名を入力し、「広告作成」をクリックします。

キーワード広告の詳細画面に移ったら、配信キーワードと配信対象商品の設定を行います。

「配信キーワードの新規登録」をクリックします。
※まとめて登録や削除をしたい場合は「一括登録・削除(CSV)」を使います。

配信したいキーワードと入札価格を入力して、登録します。

登録したキーワードがYahoo!ショッピングで検索されると、この後に登録する配信対象商品が表示されます。

次に配信対象の商品を登録します。

「配信対象の商品」タブを選択し、「商品を新規登録」をクリックします。

入札を行うストアアカウントIDを入力してください。

商品を選ぶときにプルダウンで「商品名」「商品コード」「JANコード」で検索できるので、検索結果から商品を選択(チェックを入れる)し、「追加」ボタンをクリックします。

その次のポップアップがでるので、そこで「登録」をクリックしたら完了です。

キーワード入札の操作について詳しくは以下のページをご参照ください。
キーワード入札の登録方法|ストアマッチヘルプページ

これでキーワード入札の登録が完成です!

まとめ

今回はYahoo!ショッピングに直営ストアを持たないメーカー様でも、Yahoo!ショッピング内で自社商品をアピールできるメーカーアイテムマッチについて説明しました。

メーカーアイテムマッチに追加された新機能「キーワード入札」でさらに商品の露出を増やすことが可能になりました。

メーカーアイテムマッチは検索結果ページの専用枠に掲載できるため、購買意欲の高いお客様に商品を見てもらうことができます。

商品のPRだけでなく、実質的な売上にも結び付きやすいので、ぜひご活用ください!

この記事は役に立ちましたか?
はいいいえ

こちらの記事もどうぞ