ブランド認知拡大に効果あり!ショッピングブランドサーチアドとは?
今回はメーカー様がYahoo!ショッピングの検索結果のファーストビューにバナーや商品を掲載できる「ショッピングブランドサーチアド」について詳しく解説していきます。
ストアマッチの広告掲載サービスには「メーカーアイテムマッチ」「ショッピングブランドサーチアド」「アイテムマッチ」があります。
今回解説する「ショッピングブランドサーチアド」は、商品単体だけでなくブランド全体をアピールすることができるので、ブランド軸での売上・認知拡大に効果的です!
この「ショッピングブランドサーチアド」がメーカー様自身で設定できるようになりましたので、ぜひご活用ください。
■この記事のポイント
- Yahoo!ショッピング広告ストアマッチにはストア様向け「アイテムマッチ」とメーカー様向け「メーカーアイテムマッチ」「ショッピングブランドサーチアド」がある
- ショッピングブランドサーチアドは、検索結果ページの専用枠にブランドバナーや商品が掲載できる
- ショッピングブランドサーチアドは、ブランド軸での売上・認知拡大に効果的が期待できる
目次
ショッピングブランドサーチアドとは?
ショッピングブランドサーチアドは、Yahoo!ショッピング出店者向け広告「ストアマッチ」の広告サービスのひとつです。
メーカー様向け広告サービスは「メーカーアイテムマッチ」と「ショッピングブランドサーチアド」の2種類があります。
「メーカーアイテムマッチ」はキーワードに基づいた商品を表示するので、商品そのものをPRするのに適しており、「ショッピングブランドサーチアド」はキーワードやカテゴリに基づいてブランドバナーと複数商品を同時に表示できるので、ブランド全体での売上・認知拡大、クロスセル・アップセルへつなげられます。
ショッピングブランドサーチアドは、カテゴリで商品を検索しに来た新規のお客様に対してバナーを表示させることで、自分たちのブランドを訴求をすることが可能です。
検索結果ページの上部で掲載されるため、潜在ニーズのあるお客様にいち早く自分たちのブランドを知っていただくことができるんです!
次に、ショッピングブランドサーチアドの掲載場所を見ていきましょう。
ショッピングブランドサーチアドの掲載場所
ショッピングブランドサーチアドの掲載場所は、Yahoo!ショッピング検索結果ページの上部に以下のように掲載されます。

ロゴをクリックしたらブランド特集ページや自社商品の検索結果一覧ページに遷移させることができるので、ブランドのコンセプトや商品を知ってもらうのに役立ちます。
また、売れ筋商品や新商品などの単品訴求もできるため、そのブランドが良さそうだなと思ったお客様はすぐに商品を購入することができます。
商品検索に来たお客様に対して、一番最初に目に留まる場所でバナーや商品を見せることができます!
商品リンクもすぐ配置できるので、買い損なうことも防止できます。
メーカーアイテムマッチとショッピングブランドサーチアドの併用がおすすめ
「メーカーアイテムマッチ」と「ショッピングブランドサーチアド」はどちらもメーカー様向け検索連動型広告ですが、それぞれの役割が違い、以下のような目的で利用できます。
メーカーアイテムマッチについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶Yahoo!ショッピングに出店してなくても自社商品がPRできる!メーカーアイテムマッチにキーワード入札機能追加
この2つのサービスを同時に利用することで、キーワードで検索した結果ページを自社商品で埋めることもできるので高い売上効果が期待できます。
検索結果ページが自社商品で埋め尽くされて、自社専用ぺージみたいになったらいいなぁ。
そうですね!併用することで競合の進出を防ぐことにもなりますよ。
次に、ショッピングブランドサーチアドの利用について説明していきます。
ショッピングブランドサーチアド利用の流れ
ショッピングブランドサーチアドは、「ブランド広告の設定」をし、「審査」を経て、「配信」が行われます。
ブランド広告の設定
まずはブランド広告を掲載するために以下の設定が必要です。
- CV条件設定
- クリエイティブ設定
- 配信条件設定
1.CV条件設定
CV条件とは広告主がブランド広告の効果として、コンバージョンカウントする対象商品の条件を設定できる機能です。
ブランド広告の成果となる条件を設定します。
- 複数ストアの商品を販促する場合:ブランドコードを指定
- 自ストアの商品を販促する場合:ストアアカウントを指定
■CV条件設定時の注意事項
・設定上限数:ストアアカウント(最大3ストア)ブランド(最大20ブランド)
・審査中に変更不可
・審査承認後に変更不可(過去の実績と整合性がとれなくなるため)
・CV条件に設定したブランドコード以外の商品が購入された場合CV対象外
※訴求商品にブランドコードが設定されているかご確認ください。設定されていない場合計測対象外となります。
2.クリエイティブ設定
ブランド広告のデザインを設定します。
- ブランドロゴ+商品バナー
- 遷移先の指定(商品ページ、ストアトップ、キャンペーンページ他)
■デザイン設定項目
①ブランドロゴ:ヨコ400pxタテ200px(PC・スマホ)
②キャッチコピー:14文字以内
③ブランド紹介文:34文字以内
④商品画像:ヨコ300pxタテ300px
⑤商品名:14文字以内
⑥商品価格:商品情報から自動設定
3.配信条件設定
ターゲットとなる広告の配信条件を設定します。
- キーワード
・配信条件:入札キーワードとエンドユーザーの検索キーワードが一致した場合
・最大30キーワードまで(最低入札価格100円)マッチタイプは完全一致のみ - カテゴリ+除外キーワード
・配信条件:入札カテゴリとエンドユーザーの検索カテゴリが一致した場合
・第3、4階層を最大200個まで指定可能(最低入札価格100円)
・配信除外キーワードを指定可能(フレーズ一致)
■ブランド広告配信の流れ

特に注力したいキーワード(ビックワード、競合ワード)を入札設定しておきます。
キーワードでの入札設定に加え、カテゴリで入札設定しておくと広告範囲が広がるので、表示回数を上げることが可能です。
広告効果を高めるためにも配信条件の設定は「カテゴリ」と「キーワード」のどちらも設定する併用パターンをおすすめします。
ここまでの設定ができたら、審査を依頼します。
審査期間は薬事審査がない場合は約5営業日、薬事審査が必要な場合は約8営業日かかるので、ご注意ください。
(※リリース直後、セール前は上記より期間をいただく可能性があります)
まとめ
今回はメーカー様向け、ブランドの認知拡大に効果的な「ショッピングブランドサーチアド」について説明しました。
ショッピングブランドサーチアドの目的や活用方法についてご理解いただけたかと思います。
詳細な設定方法や審査の申請、レポートの見方について詳しくは以下の記事で紹介しています。あわせてお読みいただき、参考にしてください。
ショッピングブランドサーチアドの設定方法について詳しくはこちらの記事をご参照ください。
▶ショッピングブランドサーチアドの設定方法から広告審査の申請まで詳しく解説