Yahoo!ショッピングに開店!月商10万円を目指すために必ず行うべきポイントを紹介
Yahoo!ショッピングでストアが開店できたヤフー太郎店長。
ネットショップで売上を伸ばして、会社の売上に貢献しようとやる気に満ち溢れています。
しかし、ネットショップのお店は、リアルなお店の開店とは少し勝手が違うようで戸惑っているようです。
そこで今回は、開店後に行うべき「基本の対策」やYahoo!ショッピングの攻略ポイントについて詳しく解説していきます。
まずは何を行っていくべきか一緒に見ていきましょう。
■この記事のポイント
- ネットショップで売上を上げるためには、まずが商品を見てもらい、ストアページに訪問してもらうことが必要
- 商品を見てもらうためにも販売商品数を増やすことが重要で、販売商品数が売上に直結する
- 「検索対策」と「広告の活用」はYahoo!ショッピング攻略のポイント
目次
Yさん!ようやく開店です!これからがんがんやっていこうと思います!!!
でも、リアルなお店と違って品だしをしたり、お客様を呼び込んだりということができないから、何をすればいいのかよくわからないくて・・・
はじめは何をしていいかわからないですよね。
しかし、ネットショップも実店舗も商品を揃えてお客様にお店に来てもらい、お買い物してもらうという商売の基本は同じです。
では、Yahoo!ショッピングのストア開店後には何が必要が、「基本のやるべきこと」から説明していきますね!
基本のやるべきこと
ネットショップは、まずお客様に商品を見てもらい、ストア(商品ページ)に訪問してもらうことが売上の第一歩です。
そこから、商品に納得いただいたお客様に購入してもらえれば、売上となります。
この基本的な流れを作るために、以下の「基本のやるべきこと」を行っていきましょう。
- 販売商品数を増やす
- プロダクトカテゴリを設定する
- 商品についての説明を入力する
- 商品画像をたくさん登録する
基本のやるべきことについてひとつひとつ見ていきます。
販売商品数を増やそう
まずは販売する商品数を増やしていきます。
販売商品数を増やすメリットは、商品はストアの入り口なので、商品が多ければ多いほど、たくさんのお客様がストアに訪問する機会が増えることです。
Yahoo!ショッピングのお客様の約7割は検索結果ページで商品を探し、お買い物をしているので、検索結果やカテゴリリストで多く表示されるように、販売商品数を増やしていきましょう。
販売商品数がストアの売上に直結するので、まずは商品数を増やしましょう。
月商10万円を目指す場合でも100点以上の販売商品数は最低限必要です!
販売商品数の目安については以下のページを参考にしてください。
▶売上月商「10万円」の場合の参考値(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
販売商品数を増やす方法
販売商品数を増やす方法を挙げてみました。取扱い商品数が少ない場合の参考にしてみてください。
- 既存の商品で商品数を増やす
- 仕入商品を活用する
既存の商品で商品数を増やす
単品しか商品がなくても、複数をセット組したり、他の商品と抱き合わせて販売することで商品数を増やすことができ、商品単価アップにもつながります。
以下に商品数を増やす方法例をまとめました。
販売方法 | 内容 | 例 |
単品 | 色別、サイズ別、タイプ別などひとつずつ登録する | シャンプー普通肌用、シャンプー敏感肌用、コンディショナー普通肌用、コンディショナー敏感肌用など |
セット組販売 | 複数セット組して登録する | シャンプー普通肌用 2本組、シャンプー普通肌用 3本組など |
ケース販売 | ケース単位で登録する | シャンプー普通肌用 1ケース(24本入)など |
抱き合わせ販売 | 単品の組み合わせやおまけをつけたオリジナルセットで登録する | シャンプー&コンディショナー普通肌用セット、シャンプー普通肌用+サンプル付きなど |
仕入商品を活用する
仕入先を開拓する、もしくは在庫を持たなくても商品を販売できるドロップシッピングサイトを利用するという方法が考えられます。
例えば、オリジナルワンピースを売っているストアで、アクセサリーやバッグなどを関連商品として仕入、並べて販売するというイメージです。
Yahoo!検索など検索サイトで「ネットショップ 仕入れ」「卸サイト」などのキーワードを検索すると仕入先を見つけることできます。
商品数を増やすことについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶商品数が少ないストア向け|商品数を増やす方法と売上アップのポイント
プロダクトカテゴリを設定しよう
次にプロダクトカテゴリを設定していきます。
プロダクトカテゴリを設定するメリットは、カテゴリリストで商品が表示されることです。
22%のお客様がカテゴリリスト経由でストアに訪問するので、集客のために非常に重要なポイントです。
プロダクトカテゴリの設定はアイテムマッチで効果的に商品を露出するためにも重要な要素です!
プロダクトカテゴリの設定について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売れにくい理由はこちらのせいかも!?プロダクトカテゴリ設定を徹底チェック
商品についての説明を入力しよう
商品についての説明はポイントを押さえて、しっかり入力していきます。
商品ページの商品に関する説明箇所は「商品情報」と「商品説明」の項目があります。
「商品情報」は検索対象項目なので、検索されやすい言葉を入れておくとお客様に商品を見つけてもらいやすくなる点がメリットです。
また、「商品説明」の項目はHTMLでの記述が可能なので文章以外にも画像やリンクを表示できます。(PCのみ)
ネットショップにおいて商品ページ上で商品ついて説明をしっかりすることは非常に重要です。
なぜなら、ネットショップではリアルなお店のように、直接お客様に商品について説明することができないからです。
ですので、商品ページ内に「お客様がお探しの商品と同じものかどうか」「安心して購入できる情報」など必要な条件は揃えておきましょう。
商品ページについて詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶商品ページの作り込みで効果が変わる|B-SpaceでYahoo!ショッピングのストアページを作ってみよう!(PC版 商品ページ編)
商品画像をたくさん登録しよう
商品画像をなるべくたくさん登録していきます。
商品説明の項目と同様で、ネットショップでは商品ページ上でしか、お客様に商品の説明ができません。
文章での商品説明ももちろん大事ですが、商品の詳細画像が十分にあればお客様も安心して商品が購入できます。
■商品画像登録のポイント
- 商品画像枚数は7枚以上用意する
商品画像数が7枚以上あると購入率がアップするというデータがあります。イチオシ商品は最低でも7枚以上用意しましょう。 - 食品カテゴリは多めが〇、型番商品は少なくてもOK
食品カテゴリの詳細画像は調理イメージなど多いほど購入の決め手になりやすく、型番商品(家電など)は型番さえわかれば画像は少なくてもOKです。 - PB(プライベートブランド)、オリジナル商品などは多めが〇
特にPB(プライベートブランド)などのオリジナル商品は、商品を詳細まで知っていただくことで安心いただけるので、画像は多めに設定しましょう(最大21枚までOK) - 商品のトップ画像は質と内容にこだわる
商品のトップ画像は検索結果やカテゴリリストページに並んだ時に、商品の顔になります。思わずクリックしたくなるような商品画像作成を心がけましょう。
■商品トップ画像例
■商品詳細画像例
画像制作に不安があるという方は、B-Spaceのらくらく画像制作ツール「GAZN(ガゾーン)」をお試しください。
▶GAZN(ガゾーン)について詳しくはこちら
商品画像の作り方について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶クリックされるには第一印象が大事!売れる商品画像に共通するポイント
基本のやるべきことができたら、自分のお店でどれくらいの売上を作りたいか?目標を設定してみましょう。
目標設定をしてみよう
実際にYahoo!ショッピングでどのくらいの売上を作っていきたいか、目標を立ててみましょう。
Yahoo!ショッピングにストアを開設したばかりの場合は、まだ実績がないので一から目標設定が必要です。
作りたい売上金額がある場合はその金額を売上目標に設定します。
売上目標について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売上目標を決めよう!ー目標の立て方 事例紹介ー
売上目標がない場合は、Yahoo!ショッピング内のキャンペーン参加基準を目指して、まずは月商10万円を目指しましょう!
月商10万円を売上目標にした場合、何人のお客様が必要か?
月商10万円を売上目標にした場合、ストアへの訪問客数は何人必要でしょうか。売上の方程式から、何人のお客様が必要か計算してみましょう。
■売上の方程式
売上=訪問客数(UU)×購買率×客単価
※UU・・・ユニークユーザー(ストアへの訪問客数)
売上部分に売上目標金額を当てはめて、それから「購買率」「客単価」を想定して数字を設定します。
購買率はカテゴリ毎の購買率の参考値がありますので、以下を参考にしてください。
▶売上月商「10万円」の場合の参考値(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
客単価は自分たちのストアで扱っている商品の平均単価を元に想定しましょう。
複数で購入される場合もあれば、他の商品と一緒に購入される場合もありますが、まずは1点当たりの平均商品単価を客単価として設定してみます。
「売上目標」と「購買率」「客単価」がイメージできれば、以下の数式で必要な「訪問客数」が算出できます。
必要な訪問客数=売上目標÷客単価÷購買率
仮に売上目標が10万円で、客単価が5,000円、購買率が4%だった場合に必要な訪問客数は以下のように導き出せます。
500人(必要な訪問客数)=10万円(売上目標)÷4%(購買率)÷5,000円(客単価)
この数式で、500人のお客様をストアに集めないといけないということがわかります。
月商別、カテゴリ別の「商品数」「顧客数」「客単価」「購買率」の参考値が知りたい場合は以下のページをご参照ください。
▶戦略的なストア運営のために 何を基準に目標をたてる?(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
売上目標から必要な訪問客数がわかれば、自分のストアに来てもらうための対策を考えましょう。
Yahoo!ショッピング攻略のポイント
売上目標に必要な訪問客数を増やすためには、お客様にまず商品を見てもらう必要があります。
しかし、Yahoo!ショッピングモール内にはたくさんのお店があり、その中から自分たちの商品を見てもらうためには「対策」が必要です。
そこでYahoo!ショッピング内で他店に負けないためにも、以下の対策を行っていきます。
- 検索(SEO)対策
- アイテムマッチ(広告)の利用
どちらもYahoo!ショッピングの検索結果やカテゴリリストページで、いかに商品の露出をあげるかという施策です。
検索(SEO)対策とは
検索(SEO)対策とは、検索対象となる項目に、その商品が検索されやすいキーワードを盛り込み、検索された際に検索結果ページでなるべく上位に表示されるように対策することです。
通常、SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化を意味します。特定のウェブサイトの検索順位を上げるために利用されている方法です。
Yahoo!ショッピングで検索対象となる項目は以下のとおりです。
- 商品コード(ページID)[code]
- 商品名[name]
- プロダクトカテゴリ[product-category]
- ブランドコード[brand-code]
- スペック[spec1~10]
- JAN/ISBNコード[jan]
- 製品コード(型番)[product-code]
- キャッチコピー[headline]
- 商品情報[explanation]
はじめのうちは「商品名」「プロダクトカテゴリ」「商品情報」を重点的に対策しましょう。
型番やJANコードで検索されるような商品は「JAN/ISBNコード」「製品コード(型番)」も忘れず入力しておいてください。
検索(SEO)対策について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶検索上位表示を目指そう!Yahoo!ショッピングでできるSEO対策
検索(SEO)対策を行ったとしてもすぐに商品が上位表示されるわけではありません。
そんな時にはアイテムマッチを利用しましょう!
アイテムマッチ(広告)の利用とは
たくさんのお客様に商品を見てもらうためには、Yahoo!ショッピング出店者向け広告「アイテムマッチ」を試してみましょう。
アイテムマッチはクリック課金型広告なので、クリックされない限りは広告費用は発生しません。最低入札価格も25円から可能なので少額でもすぐに広告が始められます。
例えば、1万円をアイテムマッチの広告費用に充てた場合、最低入札価格25円で入札すると400人集客できる計算になります。
400(クリック数)=10,000円÷25円(1クリック)
アイテムマッチは検索結果ページやカテゴリリストからのお客様の流入が見込めるので、検索対策と並行して行っておきたい集客施策です。
アイテムマッチで広告設定をした商品は、検索結果ページやカテゴリリストページの上部専用枠に商品ページへのリンクが表示されます。
アイテムマッチの個別入札という入札方法を利用すると、売りたい商品のみに入札価格を設定することができるのでおすすめです。
アイテムマッチの入札方法については以下の記事をご参照ください。
▶「アイテムマッチ」って何なん?集客に欠かせないアイテムマッチおすすめ理由を徹底解説
まとめ
今回はYahoo!ショッピングでストア開店直後の「基本のやるべきこと」について詳しく説明しました。
ネットショップで売上を上げるためには、販売商品数を増やし、その一つ一つが検索されやすいように設定することでお客様を集め、集まったお客様が安心して購入できるような商品ページを作ることが重要です。
「基本のやるべきこと」ができれば、集客対策を強化することでさらに購入される確率が増え、売上アップにつながります。
集客対策としてアイテムマッチ(広告)もうまく活用できるように、少しずつ広告を使うことに慣れていきましょう。
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