メルマガは無料の集客ツール!今さら聞けないメルマガ販促・配信例を紹介
メルマガは通販ではよく行われる販促手法です。
カタログやテレビの通販でも郵送でダイレクトメールを送るなど、販売者から直接お客様にアプローチする方法として広く利用されてきました。
今は郵送によるダイレクトメールに加えて、E-メールアドレスに配信するメルマガがお客様への情報提供に使われています。
メルマガは郵送よりもコストがかからず、お客様の反応も知ることができるため、ぜひ活用していただきたい販促手法です。
そこで今回は、メルマガについて詳しく解説していきます。
目次
店長!メルマガの配信って行っていますか?
いえ、あまりよくわかっていないので送ったことがないんです。
そろそろお客様の数も増えてきたので、定期的にメルマガ配信をしてはどうですか?
メルマガは無料でできる集客ツールなので、使わないともったいないですよ!
今回はメルマガについて説明していきますね。
メルマガとは?
メルマガとはストアからお客様へお得な情報などを送るメールマガジンのことです。
Yahoo!ショッピングではストアニュースレターと呼ばれ、一度自分のストアで購入したことのあるお客様や、メルマガ登録をしてくれたお客様にはストアから直接メールを送ることができます。
メルマガは効率的に集客できる販促施策といえます。広告費がかからずに集客できるツールなので、ぜひ活用しましょう。
メルマガで期待できる効果
メルマガの目的は直接的な売上アップだけではありません。他にもいくつか期待できる効果があります。
- お知らせ
特集やキャンペーンの案内、新商品の入荷や休業の案内等、各種のお知らせができます。 - 販売促進
メルマガを送れるお客様の多くは既存のお客様なので、メルマガをきっかけに再度ストアに訪問する機会が作れ、再購入が期待できます。 - 優良顧客の育成
はじめてのお客様に自分たちのストアを紹介したり、バースデーメールを送ったりすることで、ストアの信頼度アップにつながり、定期的に購入してくれるような優良顧客になってくれる可能性が高まります。
商品の宣伝以外にもスタッフ紹介やコラム、商品の使い方やお客様の声なども届けることで、お客様との絆づくりにも役立ちます。
他モールではメルマガ配信も有料の場合がありますが、Yahoo!ショッピングでメルマガ(ストアニュースレター)が無料で送れます!
メルマガ配信は自分たちで集客が「無料」でできる点がメリットですね!
メルマガの種類
メルマガには「テキスト」と 「HTML」の2種類のタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
メリット・デメリットを以下のようにまとめました。
タイプ | メリット | デメリット |
テキスト (テキストのみで構成されている) | ・文字だけなので作成が簡単送受信に時間がかからない ・どんなメール送受信システム(例:gmail、outlook、携帯で使われるメールソフト)でも表示できる | ・開封率などの効果測定ができない ・視覚的訴求ができないので、情報量が限られる |
HTML (テキストと画像や動画で構成されている) | ・画像や動画など視覚に訴えるアピールができる ・開封率などの効果測定が可能 | ・画像の作成などに時間と手間がかかる ・画像作成、組み込みなどの専門知識が必要 ・お客様のメール送受信システムによっては受信や表示ができない |
テキストタイプのメルマガは比較的簡単に送ることはできますが、商品や魅力が伝わりきらない可能性もあります。また、最近ではスマホユーザーが増えているので、HTMLタイプのメルマガが主流です。
HTMLタイプのメルマガは情報量が多く見ごたえがあるのですが、画像の作成などの手間がかかります。
「思わずクリックされるような画像を作成したい」「画像作成に時間や手間をかけたくない」という方は、ぜひB-Spaceのらくらく画像制作ツール「GAZN(ガゾーン)」を使ってみてください。
カテゴリ別の商品画像や特集用バナーのテンプレートが豊富にそろっています。
テンプレートを選んで文字や写真を差し替えるだけで画像が完成します。
誰でも簡単に画像が作成できるGAZN(ガゾーン)があれば、HTMLメールは簡単に作成できますよ!
メルマガ(ストアニュースレター)配信のポイント
Yahoo!ショッピング内ではメルマガのことをストアニュースレターと言います。
せっかくストアニュースレターを送っても開封をされないと意味がありません。
実際にストアニュースレターを配信をする際は、ひとりでも多くのお客様に見てもらえるよう、まずは開封率アップを目指しましょう。
ストアニュースレター配信で押さえるべきポイントは以下のとおりです。
- 件名
- 配信対象
- 配信タイミング
- 配信内容
件名
件名は最も重要な要素です。お客様がストアニュースレターを開封するかどうかは件名にかかっていると言っても過言ではありません。
数あるメールの中から、興味をもってもらうためには最初の14文字が重要です。
開封される件名の特徴をチェックしましょう。
・お得感、具体的な数字などのアピールポイントを冒頭14文字に入れる
お客様へのメリットと具体的な数字を入れておきます。
- お知らせの件名例:【重要】※必ず見ていただきたい内容
- 販売促進の件名例:「50%OFF」「初回限定」「先着〇名」「送料無料」「ポイント最大6倍」「本日23:59まで」「10%OFFクーポン付き★」
- 優良顧客の育成の件名例:「あなただけの特別なご案内」
・アピールポイントを記号で囲み文頭で目立たせる
アピールポイントは【 】\ /などの記号で囲んで文頭に置いて目立たせます。
配信対象
ストアニュースレターは購入回数や購入商品などの購入条件、性別、お誕生日月、プレミアム会員などの顧客条件で配信対象を絞り込むことができます。
例として以下のようなターゲットが想定されます。
- 優良顧客を増やしたい場合→プレミアム会員のみに配信
- 休眠会員を掘り起こしたい場合→過去〇ヶ月以上購入されていない方のみに配信
- お誕生日をお祝いしたい場合→誕生日月の方のみに配信
集客の目的に合わせて絞り込みをすることも検討してみましょう。
配信対象の登録については以下のページをご確認ください。
▶配信対象管理 配信対象の登録(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
配信タイミング
ストアニュースレターの配信タイミングとしては定期配信とシナリオメールがあります。
定期配信
定期配信は曜日や週に1回や月に2回といった配信頻度、タイミングを決めてストアニュースレターを配信する方法です。
定期的にストアニュースレターを送ることを決めておけば、お客様との接点も保たれます。
どのくらいの頻度が効果的かはストアの商品数や販促施策にも関係してきますが、重要なのはお客様にとって有益な情報かどうかです。
情報の質が低いとお客様はメールを開封してくれなくなるので、情報の質を担保した上で、どの程度の頻度でメールを送れるか検証してみましょう。
シナリオメール
シナリオメールは、初めて購入したお客様をいかにリピーターに育てていくかというシナリオをもとに計画的にアプローチする顧客育成手法です。
お客様との関係づくりのためにストアニュースレター配信を利用します。
そのためシナリオに沿っていくつかのメールをお客様の行動に合わせて送っていきます。
お得な情報を送ることはもちろんですが、まずは自分たちのストアを知ってもらうために自己紹介だったり、お客様にとって役立つメンテナンスの方法だったり、商品以外の情報を送って自分たちのストアを理解してもらうといった内容も送ります。
結果として、自分たちのストアを信頼してもらうことができ、再訪問・再購入につながっていきます。
Yahoo!ショッピングにはこのシナリオメールを作成する仕組みもありますので、詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶売れているお店はやっている!リピーターを育てるストアニュースレターテクニック
特に注力したい配信時期
定期配信が作業的に厳しい場合は、注力したい時期に配信するだけでもいいでしょう。
特に注力したい配信時期は以下のとおりです。
- 5のつく日の前日や当日
- セール開始前日夜、期間中
- 自分の誕生月
- シーズンイベントの3週間前~1週間前
(例:入学式、卒業式、クリスマス、バレンタイン、ハロウィン、敬老の日、母の日など)
最適な配信時間
最適な配信時間は「メールが読まれる時間帯」と「お買い物がしやすい時間帯」があります。
■メールが読まれる時間帯
お客様属性に合わせて、どの時間帯にメールが読まれるかを考えましょう。
お客様の職業別にメールを読む時間は以下のように想定されます。
職業 | メールを読む時間帯 |
会社員 | 通勤時の8時台、お昼休みの12時台 |
主婦 | 子供達を送り出した後の10時~14時台 |
シニア | 朝、午前中 |
数値をみながら配信タイミングを変えていき、どの時間帯が開封されやすいかを検証してみるのも良いですね。
■お買い物をしやすい時間帯
1日の中で一番お買い物の売上が高い時間は21時(※2019年1月現在|Yahoo!ショッピング調べ)です。
そのため20時~21時の配信が効果的でしょう。
配信内容
お客様属性と配信時期に合わせて、商品を選び、配信内容を決めていきます。
配信内容では以下のポイントを押さえておきましょう。
- 商品画像にもリンクを設定する
お客様が興味を持って商品画像をクリックした際にも商品ページに遷移できるように、商品画像にもリンクを設定しておきましょう。 - 説明文は簡潔にする
商品説明が長いと最後まで読まれず、離脱する可能性があるので、簡潔な説明文を心がけましょう。 - 購入を後押しする特典(クーポン)を付ける
件名に「クーポン付き」と書いてあると開封率も上がります。また購入の後押しにもなり、購買率アップにもつながります。
顧客管理ツールのSTORE’s R∞(ストアーズアールエイト)を利用すれば、簡単な設定でクーポンが自由自在に発行でき、配信後の効果測定も顧客管理もできるのでおすすめです。
▶STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)について詳しくはこちら
STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定、もしくはプロモーションパッケージにご加入いただくことが必要です。
※STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)のご利用案内はこちら
※オプション設定がまだの方はこちら
※PRオプションについてはこちら
※プロモーションパッケージについてはこちら
HTMLでストアニュースレターを作成しよう
お客様に読まれる、クリックされるストアニュースレターを作成していきましょう。
Yahoo!ショッピングのストアクリエイターPro内では「ニュースレター作成・管理」からストアニュースレターが作成できます。
用意されたパーツを自由に組み合わせたり、おすすめのテンプレートから選んだりして作成できます。
アイテム枠パーツは、パソコンは5個、モバイルは3個まで選択できます。
読まれるストアニュースレター作成のポイントと配信例
HTMLのストアニュースレターはパーツを組み合わせて作成します。
最近ではスマホで見られることが多いので、スマホでの見やすさ、読みやすさを重視してストアニュースレターを作成していきましょう。
読まれるストアニュースレター作成のポイント
読まれるストアニュースレター作成のポイントは以下のとおりです。
- 最初にストアの紹介(バナーでも可)、ストアニュースレターの主旨を入れてお客様にとって安心、有益な情報であることをアピールする
- 1行に1商品配置がおすすめ
- 商品説明は短く、わかりやすく
- 情報を多く盛り込みたい場合は横ではなく、縦に並べる(※スマホでストアニュースレターを読むときは縦スクロールが読みすすめやすい)
- バナーにお得な情報、キャッチコピー、ブランド名など盛り込む
ストアニュースレター配信例
これまで説明してきたポイントに注意しながら、目的に合わせたストアニュースレターを作成してみましょう。
- 商品紹介
- 特集紹介
■商品紹介のストアニュースレター例
新商品の追加や季節需要の高まる時期に送る、商品紹介に特化したストアニュースレターです。
件名例:【10%OFFクーポン付】在宅ワークにおすすめの新商品入荷しました!
トップに品ぞろえのテーマバナー(テキストでも可)を持ってきて、1行に1商品を並べる形で各商品の紹介をしています。
■特集紹介のストアニュースレター例
特集ページへの誘導に特化したストアニュースレターです。
季節のイベントごとに、必要なタイミングで特集の情報を案内すれば、再訪問、再購入につながりやすくなります。
件名例:【明日は5のつく日】クーポン付きでさらにお得!お中元・夏ギフト特集開始【お中元特集2022】
HTMLのストアニュースレターはバナーや商品画像のイメージが重要です。
この記事内で紹介したB-SpaceのGAZN(ガゾーン)を使えば、特集のテンプレートも豊富にそろっているので、誰でも簡単に素敵な画像が作成できます!
まとめ
今回はメルマガ(ストアニュースレター)の種類や配信のポイントについて、詳しく説明いたしました。
ストアニュースレターはお客様と直接コンタクトできる便利なツールです。質の高いストアニュースレターが配信出来れば、ストアニュースレター経由での集客、売上アップが期待できます。
無料でできる集客をぜひ活用してみてください。
【関連記事】
▶初心者向け!ストアニュースレター配信ノウハウを解説
▶売れているお店はやっている!リピーターを育てるストアニュースレターテクニック
▶初心者でも3分で完成 | 無料画像制作ツール【GAZN(ガゾーン)】を使ってみた